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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




アクトン・ベイビー / 本体: 静・ジョースター
< 物質を「透明」にする能力 >





<特徴>
本体は、1999年5月時点で生後半年程の赤ん坊である。理由は不明だが、1人きりで素っ裸のまま、杜王町の外れで発見・保護された。性別が女の子で、整った顔立ちをしている……という事以外は全て謎。名前すら分からない。
ジョセフ・ジョースターにだけ心を開き、両親も見付からなかったため、結局はジョースター家の養子となった。その際、「静 (しずか)」と名付けられたらしい。
余談ではあるが……、「静」は「じょう」とも発音する。つまり、「静・ジョースター」を「ジョジョ」と略す事も出来るワケだ。


スタンドが発現した経緯は不明。
しかし、生まれついてのスタンド使いである可能性が高い。


恐らく、本体:静・ジョースターの肉体と一体化したスタンドである。
ただし、スタンド使いにも見えない透明のスタンド・ヴィジョンが存在する可能性も否定し切れない。


赤ん坊が本体のスタンドであるため、今後の成長次第でどのようにスタンドが変化するかは未知数である。
ここに記すのは、あくまで1999年時点の情報に過ぎない。




<能力>
物質を「透明」にする能力



このスタンド『アクトン・ベイビー』は、本体:静・ジョースターの無意識によって発動している。母親と離れ離れになってしまったせいなのか、無意識下で常に不安とストレスを感じているらしく、静自身の肉体を常時「透明」にし続けている。
自分の意志で制御・操作しているワケではなく、半ば暴走状態にあると言えよう。だが、自身の「透明」化にはさほどスタンドパワーを消費しないのか、「スタンド病」のような症状は表れていないようである。


彼女の排泄物も「透明」である。しかし、この能力で消せるのは外見のみ。匂いや音声までは消せないため、臭い物はやっぱり臭い。


能力射程は、静の精神状態によって増減する。
落ち着いている時は静の肉体だけを「透明」にするが、精神が乱れるにつれ、静を中心に「透明」化の範囲を広げていく。作中での描写では、最大で半径1m程度にまで拡大。周囲の物質を手当たり次第に無差別に「透明」にしまくっていた。
「透明」にされた物質は、能力射程外に出てもなお「透明」のままである。「透明」化の解除は、静の心が静まった時だけなのだ。


「透明」化の対象は、生物・無生物を問わない。ただし、他者のスタンド・ヴィジョンだけは「透明」に出来ないようだ。
つまり、スタンド使いにも見えないスタンドであり、スタンドには効果がないスタンド能力なのである。不安定で未成熟な静の感情をそのまま反映した、「矛盾」多きスタンドと言える。


真実が明らかになる時は永遠に訪れないだろうが、どうして彼女の母親は赤ん坊を裸で置き去りにして行方をくらましたのか?
もしかすると、母親が何者かに狙われ、娘を守るために止む無くそうしたのかもしれない。例えば、静の父親がロクでもない男で、「透明」になる娘を気味悪がり、危害を加えようとした……。あるいは、母親は美しい手をした女性で、それゆえ吉良吉影に襲われた……等。どうあれ、自分と一緒にいると娘の命まで危なく、せめて娘だけは見付からずに助かってほしいと願い、あえて置き去りにしたという事だ。この場合、「透明」化は母の愛情ゆえに、自己防衛のための能力となるだろう。
まったく逆の推測をするなら、静は元々、望まれない子どもであった可能性もある。望まぬ妊娠・出産のため、静は母親から疎まれ、いつも「消えてほしい」と願われていた。そんな母の想いを敏感にキャッチした静は、無意識的に「姿を消し去る能力」を発現したというワケである。そして母親は、そんな娘を人目に付かないように捨てたのだ。この場合、「透明」化は母の憎悪ゆえに、自己否定のための能力となるだろう。
―― しかし、過去にどんな事情があったにせよ、静はジョースター家で皆に愛され、すくすくと立派な女性に育っていくに違いない。




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