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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




アクア・ネックレス (水の首飾り) / 本体: 片桐 安十郎
                          (通称: アンジェロ)
< 別の「水分」と混じり合う能力 >





<特徴>
@1998年、「アンジェロ」とあだ名される本体:片桐 安十郎(かたぎり あんじゅうろう)が、虹村形兆に『矢』で射抜かれた事によって発現したスタンド。


A「水分」と一体化した実体化スタンドである。水であるため、どんな形状にも変化できる。不定形ではあるが、通常、小さな人形のようなヴィジョンを基本形としている。
その全身には、無数の「目」の模様が描かれている。恨みを抱いた相手をトコトン監視しようとする歪んだ執念や、自身の犯罪で世間から注目を集めたいという下卑た自己顕示欲の現れなのかもしれない。


B本来、他の物質と同化した実体化スタンドというものは、本体へのダメージのフィードバックが起こらないものである。しかし、スタンドが存在するための必要最低限の要素である「本体(肉体)」「エネルギー」に近い物質と同化した場合は、例外的に本体との結び付きが強くなる。スタンドのダメージが本体にもフィードバックするのだ。この『アクア・ネックレス』は、「本体(肉体)」の約70%を占める「水分」と同化したスタンドであるため、フィードバックが起きるようである。
もっとも、不定形であるがゆえに、物理的・直接的な攻撃による影響は一切受けない。たとえどれだけ攻撃を受けようと、事実上、ダメージはゼロである。ただ、ビンなどの中に閉じ込められている状態でブン回されたりすると、その力は打ち消される事なく、モロにアンジェロへとフィードバックしてしまうようだ。


C射程距離が数十〜数百mほどの遠隔操作型スタンド。単純なパワーは非常に弱い。
ただし、「趣味」で人を傷付け殺すアンジェロの嗜虐嗜好を反映してか、生物に対しては殺傷力が高まる性質を有している。


D1999年、アンジェロは東方仗助の『クレイジー・ダイヤモンド』によって、岩石と「融合」させられてしまう。
その結果、人間としての自我や意識は薄れ、スタンドを扱えるだけの精神力も失われた。事実上、『アクア・ネックレス』は消滅したのだった。




<能力>
別の「水分」と混じり合う能力



@『アクア・ネックレス』自身を構成している「水分」を、別の「水分」と結び付かせる事が出来る。『アクア・ネックレス』は、その別の「水分」と互いに溶け合い、混じり合う。
そうやって、誰にも見付かる事なく水の中を移動したり、身を潜ませたりするのである。


A人体に侵入し、人体を構成する「水分」と混じり合う事によって、その者の肉体を自在に操る事が可能。もちろん、体内からダメージを与えて殺す事も容易い。


B混じり合う事が出来る「水分」は、必ずしも「液体」でなくても構わない。その水の状態は問わず、「気体」(水蒸気)に混じる事も出来た。恐らく、「固体」(氷や雪)と混じり合う事も不可能ではないだろう。
それは即ち、『アクア・ネックレス』を物理的に熱したり冷やしたりしても無意味という事である。沸騰させようと凍結させようと、『アクア・ネックレス』のダメージにはならないのだ。


C「不定形」という特性をフルに活かし、大抵の「液体」に化ける事が可能である。しかも、単なる「液体」だけに留まらず、ある程度の装飾品にまで化けられる。作中では、ブランデーに変身・擬態した上、ビンのラベルをも作り出し、完璧にブランデー・ボトルになりすましていた。
もっとも、それはあくまで擬態に過ぎない。本当にその「液体」になるワケではなく、色や形などの見た目がそっくりになるだけなのだ。元がただの水であるなら、実際にアルコール成分が含まれたり芳醇な味や香りを醸したりはしない。ただの水は、あくまでただの水のままである。


D本体:アンジェロはこの『アクア・ネックレス』を用い、死刑執行に耐え抜き、生き延びたようである。絞首刑のロープに20分もぶら下がっていながら、死ぬ事はなかったのだ。
これは恐らく、自分の首とロープとの間に、『アクア・ネックレス』を纏わり付かせたのであろう。スタンドをクッションにし、首周りをガードする事で、ロープが首に喰い込まずに済んだのだ。『アクア・ネックレス(水の首飾り)』という名も、それが由来と思われる。




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