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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




アウェイキング・Ⅲ(スリー)リーブス / 本体: 東方 密葉
< 「ベクトル」を変化させる能力 >





<特徴>
本体:東方 密葉(ひがしかた みつば)の住む家は、後に「壁の目」と呼ばれる場所の近くに建っていた。この「壁の目」には、スタンド能力を目醒めさせる力があるらしい。
「壁の目」とスタンド能力の因果関係は明らかになっていないが、彼女も恐らく「壁の目」の未知なるエネルギーに影響を受け、スタンドを発現させたものと推測される。


恐らく、射程2mほどの近距離パワー型スタンドと思われる。
だが、「能力」の方にスタンドパワーを多く費やしており、パワーやスピードなどの「基本スペック」はそれほど強くはないだろう。


全身「矢印」だらけの人型ヴィジョンを持つ。
両脚が少し出ているくらいで、体のほとんどが大きなローブに包まれている。その顔は闇に覆われ、その中で眼だけが浮かび上がっている。




<能力>
エネルギーや物質の「ベクトル」を変化させる能力



『アウェイキング・Ⅲリーブス』は、忍者が使う「くない」のような「矢印」を創出する。これを空間上か物質に設置すると能力が発動するのだ。
「矢印」はスタンドパワーを高密度で集中・凝縮した塊で、能力を発動すると、そのスタンドパワーが解放される。そして、「矢印」の根本から先端方向に向かって、スタンドパワーが延々と流れ続けて行く。この流れを「スタンドパワー・ベクトル」とここでは仮称するが……、これは「矢印」そのものだけではなく、その周囲の空間にまで「力場」として展開されている。この「力場」内に入り込んだエネルギーや物質を、「スタンドパワー・ベクトル」に従わせてしまうのである。
物質に「矢印」を設置すれば、基本、その物質全体が「力場」の範囲となるようだ。しかし、それが建物などの巨大な物質の場合、恐らく、空間上に設置した時と同じ範囲が「力場」になるのだろう。


「矢印」は半ば物質化しており、それゆえ、本体:東方 密葉以外の者でも持ち運びや使用する事が可能である。
「矢印」を設置した者が選んだエネルギーや物質のみを対象として効果を発揮する。決して無差別的な能力ではない。
1つの「矢印」で同時に複数の対象を設定できるかどうかは、まだ不明である。


「スタンドパワー・ベクトル」に従ったエネルギーや物質は、元々持っていた「ベクトル」を強引に変化させられる。簡単に言えば、強制的に「移動」させられてしまうのだ。「移動」する方向は、「スタンドパワー・ベクトル」が流れて行く先の方向であり、即ち「矢印」が指し示す方向である。
能力が発動すれば、任意のエネルギーや物質は「力場」内から即刻追い出される結果となる。そして、外側から「力場」に入り込もうとしても、絶対に入る事は出来ない。「力場」はまるで壁のように立ち塞がり、侵入を固く拒むのである。仮に「敵の肉体」を対象に選び、「矢印」を敵に近付ければ、「力場」に排除されて吹っ飛んでしまうだろう。
ただし、対象はあくまで設置者の「任意」による「選択」であるため、設置者が認識・自覚すらしていない物を対象にする事は不可能。どれだけ用心していようとも、未知のエネルギーや物質を移動・排除する事は出来ず、一度はそれを目撃・体験する必要がある。


「スタンドパワー・ベクトル」の強さや「力場」の広さは、その「矢印」に込めたスタンドパワーの量に比例すると思われる。
もし「矢印」を破壊する事が可能なのだとしたら、その頑丈さも同様であろう。


「矢印」は同時に複数個出現させる事が出来る。限度個数は不明だが、少なくとも7個以上は可能なようである。
「スタンドパワー・ベクトル」の「力場」は、「矢印」同士で共鳴・相乗効果を生み出す。設置した「矢印」の数が多いほどに、「力場」の範囲もパワーも増幅するのである。例えば、「矢印」を同じ方向に縦1列に並べれば、「スタンドパワー・ベクトル」の流れる速度が倍になる。2個並べると2倍の加速、3個並べると3倍の加速となるのだ。
横・縦・高さ(X軸・Y軸・Z軸)の3方向に、即ち3次元的に「矢印」を設置する事で、「力場」の効果は飛躍的にアップする。邪魔者の存在と侵入を許さない領域、無敵の安全地帯・結界が創り出されるのだ。


密葉自身が「矢印」を持ったまま発動する事も出来る。そして、「自分自身の肉体」を対象に選ぶ事も出来る。
その場合、密葉自身が(「矢印」の根本を持ったまま)「矢印」の方向に移動する事になる。「矢印」を上に向ければ、密葉は宙に浮き始め、重力を無視した軽やかな動きが可能となるようだ。


「矢印」の組み合わせや使い方次第で多彩な効果が期待できる、応用力に優れた能力である。
「矢印」を自分に向ければ、何かを引き寄せたり自分の体内に入れたりも出来る。切断されそうな指を固定するなど、傷口を強引に塞ぐ応急処置にも使える。また、逆方向に向けた2個の「矢印」を設置すれば、そこを境界として物質を引き裂く事も可能である。




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