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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




バッド・カンパニー (極悪中隊) / 本体: 虹村 形兆
< 「軍隊」や「兵器」を構築する能力 >





<特徴>
@スタンドが発現した経緯は不明。
だが、本体:虹村 形兆(にじむら けいちょう)自身が手に入れた『矢』で射抜かれた事によって発現した可能性が高い。


Aミニチュアサイズの軍隊のヴィジョンを持つ、群体タイプのスタンドである。(ダジャレじゃないよ。)
その大きさゆえに個々のパワーは弱いが、反面、射程距離が長い遠隔操作型スタンド。恐らく、数十〜数百mの射程を有していると思われる。


B本体とスタンドの視聴覚はリンクしていない。スタンドの詳しい状況を知るためには、形兆がある程度近付いて、直接視認する必要がある。




<能力>
「軍隊」「兵器」を構築する能力



@本体:虹村 形兆のスタンドパワーを分割・配分して「ヴィジョン」を形成し、オリジナルの「中隊(カンパニー)」を構築・編成する事が出来る。
ただし、明確なヴィジョンとして形作るためには、形兆自身の強いイメージが不可欠となる。だが、リアリストで几帳面な形兆は、突拍子もない夢想空想を具体的にイメージする事が出来ない。そのため、実在する「軍隊」や「兵器」について学習し、仕組みや働きを理解し、「知識」と「認識」を深める事によって、イメージを強固なものとしたのである。
結果として、『バッド・カンパニー』は実在する「軍隊」や「兵器」を再現する能力とも言えるスタンドとなった。


Aこのスタンドは、不死の怪物と化した父親を「殺してやりたい」「死なせてあげたい」という、形兆の切なる願いそのものである。
この世界における最強の暴力。全てを破壊し蹂躙し、抹殺できる圧倒的な力。形兆にとってのそれが、「軍隊」であり「兵器」であったのだ。(だが実際には、この能力をもってしても、父を殺す事は叶わなかった。)


B形兆のイメージは非常に現実的なものであり、『バッド・カンパニー』もその影響をモロに受けている。スタンドであるにも関わらず、物理的な法則常識的な制限にかなり縛られており、宙に浮かんだり物質を透過したりなどは出来ないのだ。無論、ミサイルや弾丸の軌道を自在に操るような事も不可能である。
もっとも、形兆にとっては、その方が自分の能力をフルに発揮できると思っているのだろうし、実際にそうなのだろう。


C作中では、歩兵60名、戦車(M1 エイブラムス)7台、戦闘ヘリ「アパッチ」4機を「中隊」として編成していた。また、特殊部隊「グリーンベレー」や地雷なども構築している。几帳面な形兆らしく、ディテールにもこだわりが見られ、兵隊達が使用する武器・道具も実在する銃やナイフ、ロープ等である。いくらミニチュアサイズと言えど、全隊揃っての攻撃の破壊力・殺傷力は侮れないし、特殊部隊(潜入工作部隊)の暗躍により刑務所への侵入さえも造作もない。
この他にも、形兆のイメージと必要性に応じ、多種多様な「軍隊」や「兵器」が投入される。手榴弾や火炎放射器も使えるはずだし、海上・水中での戦いとなれば戦艦や潜水艦、魚雷なども構築できるに違いない。現実で開発された「新兵器」を導入する事も可能であろう。
ちなみに、「中隊」の攻撃は本体:形兆にも有効である。たとえば銃弾が飛び交うような状況で、形兆がウロウロしていたりすると、誤って被弾してしまう危険もあり得る。


D本体:形兆は「中隊」の上官に当たり、「中隊」は形兆の指示・命令を忠実に遂行する。形兆の指揮によって、一糸乱れぬ美しい陣形も速やかに敷く事が出来る。
また、形兆自身の意思を「中隊」に代弁させる事も可能である。


E群体タイプのスタンドゆえに、歩兵2〜3名を潰されても、形兆にフィードバックするダメージは僅かなものである。


Fミサイル(ヘルファイア)や爆弾・砲弾・弾丸等もスタンドではあるが、これらは「中隊」を編成する際に余った分のスタンドパワーで作られている。
スタンドの「ヴィジョン」は基本、本体のスタンドパワーの中でも、魂・生命に強く結び付いた部分(深層部)から優先して使用され、形成されるものである。これによりスタンド・ヴィジョンは、スタンドや物質への干渉力・抵抗力が高まり、反面、本体との結合力(フィードバックするダメージ量)も高まる事となる。
一方、魂・生命との結び付きが弱い部分(表層部)のスタンドパワーは、主にスタンド・ヴィジョンの「服」や「装飾品」となって纏わり付く。これらを傷付けられても、本体へのダメージはほとんど無いが、防御力もまったく期待は出来ない。また、大抵の場合、この「表層部」のスタンドパワーは全てがキッチリ使用される事はなく、本体の体内に留まっているか体外に垂れ流されるかしてしまう部分が大きい。
これに対して形兆は、自身のスタンドパワーを器用に分割・配分できる能力により、一切の無駄なく全スタンドパワーを有効利用できている。ミサイル等に使われる余剰分のスタンドパワーは、「表層部」のスタンドパワーを大量に圧縮・凝縮したものであり、そのため、本来ならあり得ない程の破壊力・殺傷力が初めて実現できた。そして当然、これらをいくら破壊されたところで、形兆へのダメージはほぼゼロなのだ。


G「中隊」を再編成(ミサイルや弾丸等の再装填も含む)するためには、スタンド全隊を一旦、本体:形兆の元に戻し、解除しなければならない。
戦闘の真っ最中にスタンドを引っ込めるのは危険だし、ミニチュアサイズの軍隊では全隊の移動も容易ではない。そのため、実戦においては、数名やられた程度でいちいち再編成などせず、そのまま戦闘を続行するのが通常である。ただ、肉体的なダメージこそ少なくても、隊列が乱される事による気分的なムカつきは伴ってしまうようだ。




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