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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
ゲームでの設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




バッド・ロマンス / 本体: 藤山 富士子
< 他者の「精神状態」をコントロールする能力 >





<特徴>
2011年頃、「フジコ」こと本体:藤山 富士子(ふじやま ふじこ)が、エンリコ・プッチのスタンド『ホワイトスネイク』「DISC」を植え付けられて発現したスタンド。
そのため、元々のオリジナルの能力から多少なりとも変化している可能性もある。


射程1~2m程の近距離パワー型スタンド。
しかし、スタンドパワーの大半を「能力」の方に費やしているため、パワーやスピード等の「基本スペック」はかなり低いと思われる。直接的な戦闘には不向きであろう。


全身がかすかに発光しているかのようにも見える、細身の人型ヴィジョンを持つ。
ハート型の両眼や、いくつものトゲトゲした突起が生えた頭部が特徴的である。


フジコは空条徐倫と接触し、このスタンドによる攻撃が開始された。
ところが、あまりにもプッチの予想外・期待外れの効果を齎したため、「DISC」を抜き取られてしまった。結局、このスタンドは封印される事となる。




<能力>
他者の「精神状態」をコントロールする能力



「フジコ」こと本体:藤山 富士子は、人と関わる事が得意ではなく、子どもの頃から絵を描く事が好きな人物であった。その絵に対する執着心は病的で、絵を描く事をやめさせようとすると癇癪を起こしてしまう。
フジコにとっての「絵」とは、自己表現・感情表現であり、想いそのものなのだろう。スタンド『バッド・ロマンス』は、そんなフジコの描く「絵」と結び付いて能力を発揮する。


フジコが描いた「絵」を受け取った者が、『バッド・ロマンス』のターゲットとなる。
そして、フジコが新たな「絵」を描くと、ターゲットの「精神」はその「絵」に込められたフジコの想いに染められていく。ターゲット本人をモデルにした「絵」であれば、また、フジコが「絵」を描けば描くほどに、フジコの想いが強ければ強いほどに、この能力の効果もより強力になる。持続時間も長くなり、能力射程も広大になっていくと思われる。
(本体の想いや行動がターゲットに直接影響を及ぼすという意味では、『ハイウェイ・トゥ・ヘル』に似た能力とも言えるかもしれない。)


フジコは刑務所内で自分の「絵」を売り、この能力を使って多くの顧客の心を掴んでいた。彼女は「春画」(ポルノ・グラフィック、ジャパニーズ・ドスケベ・ピクチャー)を専門に描いており、それ故、顧客は「性欲」「性愛」をコントロールされてしまう事になる。生物・人間としての本能へと訴え掛けられるため、その支配に抗う事は極めて困難である。
徐倫もまた「性欲」を刺激されまくって、ムラムラが止まらず、痛みすら快感に変わるほど敏感になってしまった。そのままだったら、身も心も破滅するまで「性欲」に流されてしまっていたに違いない。ところが、自分の「絵」を初めて損得抜きに褒めてくれた徐倫に対するフジコの熱い想いは、ついに「尊み」「信仰」「崇拝」の域にまで達し、「春画」から「宗教画」へと昇華する。そのため、徐倫の「精神」も悟りの境地に至り、プッチが慌てて「DISC」を抜き取って、スタンド攻撃を強制終了させたのだった。フジコの感情1つで、効果が大きく変わってしまうという危うさを秘めた能力でもあるのだ。




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