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管理人 金沢へ行く
~ 金沢体験 (ゴールド・エクスペリエンス) ~






<2022年 4月30日(土)>
朝9時前、ホテルを出て、駅のコンビニで北國新聞を購入。昨日の「ジョジョ展」プレビューディでの荒木先生のご様子が記事になっているからです。チケットが当選しなかったのは残念でしたが、2年越しの開催に先生もお喜びなのでオールOKですね!
今朝の金沢は、昨日と打って変わって晴れの空ッ!せっかくなので、「オーソン」や「鼓門」も改めて見に行きました。雨とはまた違った趣きがあるね。



北國新聞


朝の「オーソン」


良い眺め


賑わってる


朝の「鼓門」



続いて、駅前の「ホテル日航金沢」さんへ。金沢には「まちのり」という公共シェアサイクルサービスがあるんですが、このホテルも受付場所の1つなのです。自転車を借りたい旨をフロントに伝えると、あっさりレンタルできました。時間を気にするのもイヤなので、私は1日パス(1,650円)にしました。ホテルの裏側に駐輪場があり、そこに停めている黄緑のレンタサイクルに乗る事が出来ます。
小さめのチャリですが、歩くのに比べたらダンチで楽ッ!これは快適です。半袖でちょうどいいくらいの空気の涼しさ・爽やかさ。「ジョジョ展」への期待と緊張を胸に、初めての金沢の町を走ります。



ホテル日航金沢


専用のカードキー


駐輪場


よろしく



20分ほど走り、会場周辺までやって来ました。おっ!通りの電灯で金沢展キー・ビジュアルのフラッグがはためいている!東京展での「六本木ストリートフラッグ」を思い出させ、懐かしくもあり、いよいよ「来たな!」って気分になってきます。
そして、ついに辿り着きました!我々の約束の場所「金沢21世紀美術館」にッ!!



金沢を走る


尾山神社


あれは!


ジョジョフラッグ!


角を曲がると


21世紀美術館!





チャリを置いて、館内に入ります。この21世紀美術館は円形の建物。東西南北4つの出入口があるため、会場となる「市民ギャラリーA」へ行くにはどこからが近いのか分かりませんでしたが、私が入った市役所側の西口からが最短でした。
さっそく「ジョジョ展」っぽい空気と熱を帯びた空間が目に留まり、行ってみると、そこはやはり入場待機列。全国・全世界から集結したジョジョオタ達が、開場の時を今や遅しと待ち構えていました。老若男女、思い思いのジョジョグッズや推しキャラの概念コーデに身を包む人もいっぱいで、そんな同志達の姿を見ているだけでもバイブスがアゲアゲでございます。こちらの本丸も昨夜の「ジョジョワ」同様、若い女性の割合が高い印象ですね。そのフレッシュなエネルギーにあやかって、私も負けじと元気に楽しもうッ!
……と、その前に、荒木先生による音声ガイドを借りるための列も出来ていて、そちらに並びました。まさか、このまま並んでて、肝心の入場時間に間に合わなくなるなんて事にはならんよな?そんな不安もちょっぴりよぎりましたが、さすがにそこまでアホなオチは無く、無事に引換券をゲット。入場時にこれを渡せば、音声ガイドを受け取れます。



案内


来たッ!!


音声ガイド列


引換券


音声ガイドリスト



晴れて入場待機列に加わりましたが、今回の金沢展では、待機・入場のシステムが今までの「ジョジョ展」とはまるで異なっていました。チケットにはナンバーが割り振られており、そのナンバー順に並んで入場するというシステム。ナンバーごとのグループに区切られ、床に貼られた自分の番号の場所に立って待ちます。つまり、美術館への到着時刻がどんなに早かろうが遅かろうが、一切関係ないってワケです。なるほどね、それはそれでアリだな。
いかんせん、スタッフさん達もこういう大規模イベントは久しぶりなのか……、ハッキリ言って、人を並ばせたり捌いたりする事にあまり慣れていない様子。説明も言葉足らずで分かりにくいし、拡声器も用意されてないので声も届きにくい。まぁ、まだ実質2日目が始まったばかり。これから徐々に改善されていく事を期待しましょう。大変だとは思いますが、頑張っていただきたいところです。



待機列の区切り


待機列の人々


チケットのナンバーと


同じ番号の場所


ここで並ぶ



なお、入場口のすぐ横には、長崎展と対を成す巨大なキー・ビジュアルのパネルが設置されています。これは撮影OKなので、ガンガン撮っちゃいましょう!



巨大KV





入場できたのは、10時半頃。けっこう掛かったな~。でも、チケットにも「10:00 入場案内開始」「入場時間帯 10~11時」とちゃんと明記されているので、文句はまったくありません。
ただ……、音声ガイドの音が途切れ途切れになって交換するハメになったり、メモしたいからスマホ取り出したら注意されたりと、今までの「ジョジョ展」では無かった事もさっそく起こりました。うーん、俺ってば金沢と相性悪い……?(笑)


金沢展の概要は以下の通りです。
オープニングはご存知、CHAPTER1「ジョジョクロニクル」。荒木先生のごあいさつや、各部の概要説明を通じて、歴代ジョジョ達の数奇なる運命の歴史を紐解いていきます。CHAPTER2「宿命の星 因縁の血」では、あたかも光と影のように、各部の主人公とライバルの原画が対峙します。大阪展・東京展、長崎展、そして今回の金沢展のキー・ビジュアルもここに飾られていました。CHAPTER3「スタンド使いはひかれ合う」は、個性豊かなスタンドが描かれた原画やパネルで埋め尽くされています。CHAPTER4「ハイ・ヴォルテージ」では、各部のクライマックス・シーンの原画で極限の高揚感が味わえます。
続くCHAPTER5「JOJO's Design」は、魅力たっぷりのカラー原画がズラリと並ぶ、アーティスティックでクールな空間。そして「ジョジョ展」の目玉とも言うべき、CHAPTER6「裏切り者は常にいる」!12枚1組の巨大原画が、現実世界と作品世界の境界を破って1つにしてくれます。CHAPTER7「映像展示 AURA〈アウラ〉」では、ビジュアルデザインスタジオ「WOW」による映像作品を鑑賞。ラストは、荒木先生の創作の秘密に迫るCHAPTER8「ジョジョリロン」で締め!
コンパクトではありながら、約150点もの原画が会場を彩り、ファン達の2年分の飢えと渇きを癒してくれました。最高に最高でしたッ!


では、例によってここからは、箇条書きで細かな感想や出来事を書いていこうと思います。
2年ぶりの原画は本当に素晴らしく、懐かしく、嬉しいものでした。原画だけの立体感、ライブ感、生命力を、これでもかと浴びて来ましたよ。どの絵も荒木先生の魂が刻み込まれているのだから、どれも最高なのは当然なんですが……、ここではやっぱり「ジョジョリオン」を中心に語りたいッ!


まず「ジョジョクロニクル」では、最初の先生のごあいさつに「コロナ禍により2年ほど延期となりましたが、開催の運びとなり大変喜ばしいです。」という一文が追加されていました。
また、「ジョジョリオン」完結の事実がしっかり反映されています。概要説明のパネルも心機一転。2年前まではいなかった透龍くんなんかも新たに加わっていました。発行部数は今のところ、1,200万部らしいです。


「ジョジョリオン」完結が金沢展に齎した影響は大きく、他のCHAPTERにおいても随所に表れていました。
例えば、「宿命の星 因縁の血」では主人公とラスボスの垂れ幕が飾られていますけど、ついに透龍くんがラスボスの座に君臨!もうダモカンに頼る必要はなくなったのです(笑)。「スタンド使いはひかれ合う」でも、透龍くん&『ワンダー・オブ・U』のパネルが追加!2年の時の流れを実感するね。



「ジョジョリオン」完結に伴い、新たに展示される事となった原画は、なんと23点にものぼりますッ!スゴくない!?
(※ここで言う「新たに」とは、図録「ジョジョニクル」に載っていない絵を指します。)


「宿命の星 因縁の血」では、この3点。
いやぁ~、もう透龍くんと院長がカッコイイのなんの。彼らが原画展に参上したのは今回が初めてですから、「とうとう会えたな!」という気持ち。生原画で観るカラー透龍くんは、より一層禍々しく毒々しく輝いていました。黒と赤のコントラストがヤベーです。本編の原稿で、院長のマフラーの模様の下描き跡がやけにクッキリ残っていたのも印象的。



JC25巻
84ページ


JC25巻
83ページ



JC26巻
カバーイラスト




「スタンド使いはひかれ合う」では、この6点。世界遺産でしょ。視界にチラッと入った瞬間、自分の魂に火が点いたのが分かりました。
コミックス23巻カバーイラストは、背景の院長達のほとんどが貼り付けだった事を確認。描いているのは、大きいヤツの2~3体だけですね。
27巻とウルジャン9月号(2021年)のカバーは、特に気を引き締めて観させていただきました。「ジョジョリオン」完結を飾る重要な絵ですから。パレードっつーか、凱旋っつーか、祝福ムード満点の神聖さすら感じる美しい絵でした。
25巻とウルジャン1月号(2021年)のカバーは、一際目立っていましたね。ピンクと水色の無敵の組み合わせが前面に押し出されています。個人的には「しゃぼん玉」の色の塗り方が好み。色に重みがあって良いんですよ。25巻カバーの背景左上の水色エリアは、単なる色の塗り分けではなく、他の部分と厚さが違うように見えました。そこだけ切り貼りしたっぽい感じ。どのように作られたのか、過程が知りたいです。



JC23巻
カバーイラスト



JC27巻
カバーイラスト



UJ9月号(2021年)
カバーイラスト



JC24巻
カバーイラスト



UJ1月号(2021年)
カバーイラスト



JC25巻
カバーイラスト




「ハイ・ヴォルテージ」では、この12点。「ジョジョニクル」では2・3・5・7部のクライマックス原稿の予定になっていますが、実際は2・5・6・8部の展示になりました。
この「ゴー・ビヨンド」のシーンは、やっぱグッと来るんだよな~。荒木先生が10年分の万感の想いを込めまくったシーンに違いないし、それがビンビンに、ひしひしと、伝わってくるんですよ。
「SBR」や「ジョジョリオン」くらいになると、原稿そのものが非常に綺麗で、修正もほとんど入っていない印象が強いんですが……、この一連のシーンはホワイト修正がかなりあって、なんかこう、漲って迸ってましたわ。相当こだわり抜いて描かれたんだろうな。



JC27巻
104・105ページ


JC27巻
100・101ページ


JC27巻
96・97ページ


JC27巻
106・107ページ


JC27巻
102・103ページ


JC27巻
98・99ページ



そして……、「裏切り者は常にいる」では、この2点。大型原画制作にまつわる道具やメモ等がガラスケース展示されていますが、そこの壁に原画が飾られていました。
「ジョジョリオン」最終回で、鮮やかに咲き誇ったカラー見開きトビラ絵です。正直な話、私はもう、とにかくこの絵が観たくて観たくてしょうがなかった!私にとって、これこそが金沢展のメイン!印刷でさえ大感動したのだから、それを原画で拝めるとあっちゃあ、まさに昇天モノ。生きてて良かった……。ありがたや。
せっかくなら、追加された「ジョジョリオン」の絵の複製原画も受注生産してくれたら良かったんだけどな。絶対欲しいよ。



UJ9月号(2021年)
9ページ



UJ9月号(2021年)
8ページ




こちらは「ジョジョニクル」にも載っている予定通りの展示ですが、原画を観られたのは初。
22巻とウルジャン1月号(2020年)のカバーの、手旗信号の絵です。印刷されていない範囲にもキャラがちゃんと描かれているので必見。ただ、そういう端っこにいるキャラは原稿に直に描かれてはおらず、切り貼りされていました。



UJ1月号(2020年)
カバーイラスト



JC22巻
カバーイラスト




この時点で最新のカラーイラストである、「岸辺露伴は動かない エピソード#11 ドリッピング画法」 前編が掲載されたウルジャンのカバー。
これ、実は「ジョジョリオン」コミックス3巻のカバーの系譜の絵だったんだな、と今さら気付きました。この定助と露伴、ほぼ一緒じゃん?なのに、こんなにも雰囲気がガラリと変わっちゃうなんて!それこそがキャラの個性であり、色の魔力なのかも。



JC3巻
カバーイラスト



UJ5月号(2022年)
カバーイラスト




公式HPの注意事項には「会場は一方通行」と明記されていたので、どうなる事かと心配してましたが……、実際はそんな事も無く、自由に移動して鑑賞可能でした。
ただし、長崎展とは異なり、原画前の立入禁止線がありました。スタッフさんも細かくチェックしており、たとえ足は線をはみ出していなくても、体のどこかが線の内側のエリアに入っていると即刻注意を受けます。確実に、過去のどの原画展よりもジャッジが厳しかった。でも、大切な作品を預かる立場である以上、その責任を全うするために必要な厳しさとも言えますね。


音声ガイドの内容は、これと言って変化・追加は無し。でも、荒木先生にガイドされながら原画が観られるなんて、マジで贅沢な話ですよ。


来場者の中には、白人や中国人の方々の姿もありました。まぁ、今さら珍しい事でもないですが。誇張じゃなく、世界から荒木先生の絵の「引力」に引かれて集まった者達。それが我々なのです。





会場から出た時には、2時間以上経過していました。原画をたっぷり満喫した後のお楽しみは、言わずもがなグッズです。グッズ売り場は、美術館の向かいにある「しいのき迎賓館」。原画展とグッズ販売が別の場所ってのは、かつて仙台でも経験済みなので、特に気にならず。それに、こんなに近いんなら問題もまったく無し。気分転換になるお散歩ですよ。
建物後方のガラス壁には、「ジョジョ日本八景」シリーズとフィレンツェ展キー・ビジュアル、そして「ジョジョ展 in S市杜王町 2017」キー・ビジュアルの計10点の巨大カラーイラストが貼られていました。「ジョジョウィンドウ」とでも勝手に呼んじゃいましょうか。ここは無論、撮影OK!多くのファンがポーズを取って、ジョジョ達との夢と想い出を収めていました。ある種、金沢展のシンボル的な場所になってくれてて、なんかスゴく好き。



移動開始


道路渡ればすぐ


しいのき迎賓館


まさに壮観


素敵な場所


みんな嬉しそう



館内に入ると、まず「ジョジョ展」のチケット半券を確認。「ジョジョ展」に入場する際、今日の日付のスタンプが押されるので、それの有無のチェックです。要は、原画を観てない人にはグッズは売れないよって事。まぁ、そりゃそうだ。スタンプを確認されると整理券が配られました。私の場合、配られた直後に速攻で案内されたんですが……、本来なら、整理券にあるQRコードを読み取って飛んだサイトに登録すると、順番が来た時に通知してもらえるというシステムらしい。
しかし、グッズ売り場も混雑しているため、売り場に辿り着くまでもまた行列に並ぶ事となります。こーゆーのも含めて想い出だけど、それにしても待ってばっかだな(笑)。売り場の出口の所には、三菱UFJ銀行の常務執行役員の方から贈られた花が飾られていました。先生とどんなご関係なんだろう?



整理券


ひたすら待つ



垂れ幕



お花


ポスター群


やっと入場!



30分ほど並んで、やっとこさ売り場に入場!私の目的は、とにもかくにも複製原画です。この金沢展に来られた時にこそ買おうと心に誓っていた、金沢展キー・ビジュアルですよ。とうとうこの瞬間が訪れたッ!さらに、「SBR」の複製原画も合わせて購入ッ!念願果たして感無量です。長かったなぁ……。
あとは、1~8部の主人公&ラスボスのイラストをメタリック加工したイラストカードコレクションBOXや、金沢展キー・ビジュアルのポストカードとクリアファイル、フォーチュンアローチャーム、メタルDISC型キーホルダーを買いました。アローは普通の『矢』、DISCはエルメェスでした。エルメェスはいいけど、アローは『レクイエムの矢』が欲しいのにィ~!アレの裏側のデザインがずっと気になってるんですよ~。



買ったグッズ


矢とDISC




これは特典グッズ





ちなみに、私が行ったのは初日だったので全商品たっぷり在庫がありましたけど……、日が経つにつれ、どんどん売り切れ&再入荷無しの商品が増えていってますね。このまま行ったら最終日には何も残ってないんじゃねーか的な勢いで。悲しい事に転売も横行。仙台の時も似たような状況だったっけなぁ。本当にこれでいいの?見積もり甘すぎないっスか?
もちろん原画こそがメインなのは決まり切ってるし、運営側には運営側の事情や都合もあるんだと思いますが、グッズを買う事だって楽しい想い出の1つですもんねぇ。欲しい人が欲しい物を買えて、みんな笑って帰れるような運営をしてほしい。早く行った人や転売ヤーだけが笑えるイベントじゃあ、荒木先生や「ジョジョ」の名に対し失礼ってもんですぜ。



さてさて、時間はお昼。お腹減った。美術館近くの「ターバンカレー」に行ってみたところ、これまたえらい行列が出来てました。いやいや、さすがにこれ以上並びたくないわ。
美術館と「しいのき迎賓館」のちょうど中間地点のビルの2Fに「金澤ななほしカレー」というお店があり、そこはタイミング良くすぐ入れました。いわゆる「金沢カレー」とは違いますが、素材の味を生かした自然な美味しさのカレーを堪能できました。



金澤ななほしカレー


んまい





天気も良好なので、しかも明日はまた崩れちゃうらしいので、今日のうちに屋外を攻めます。何を置いても、金沢に来たなら兼六園でしょ!長い歴史の中で歴代の藩主達が築き上げてきた、日本三名園の1つとして名高い庭園です。美術館のすぐそばですし、行かない手はありません。
「宏大 (こうだい)」と「幽邃 (ゆうすい)」、「人力 (じんりょく)」と「蒼古 (そうこ)」、「水泉 (すいせん)」と「眺望 (ちょうぼう)」、これら相反する六つの優れた景観(六勝)を兼ね備えるところから付けられた名に相応しい美しさ。散策していて清々しい気持ちになり、なんとも心が落ち着く空間です。和服姿の女性も度々見掛け、この庭園の景色ともバッチリ調和していました。イイね!



入口


チケット購入


瓢(ひさご)池


夕顔亭


翠(みどり)滝


苔むす樹


徽軫(ことじ)灯籠


眼下の町


旭桜


霞ヶ池


明治紀念之標


鶺鴒島(せきれいじま)


心洗われる新緑


龍石


梅林



茶屋では兼六だんごを食べました。白砂糖を付けて食べると甘くて最高。ソフトクリームもめっちゃうまそうだったけど我慢したよ。



茶屋


兼六だんご



兼六園をグルッと一周した後は、お隣の金沢城公園へ。
ただ……、「ジョジョ展」や兼六園で立ちっぱなしの歩きっぱなしだったため、疲労がかなりヤバイ。日頃の運動不足がたたりました。一応、見る物はサラッと見ておきましたが、ハッキリ言って余裕が無く、これといった感慨も湧かず(笑)。城主のみなさん、ごめんなさい。



お堀


石垣


前田利家さん


登ってくと……


紺屋坂


入口が見えた


石川門


三の丸広場


ツツジが綺麗


三十間長屋


極楽橋


坂を下る


玉泉院丸庭園


ふう……


お堀に帰還




その⑪


お堀に出ると、そこは「しいのき迎賓館」が見える場所。例の「ジョジョウィンドウ」で賑わうジョジョファン達の姿をぼんやり眺めつつ、芝生に腰を下ろして休憩しました。ああ~~、ヤベぇ~~……。疲れた……。
降り注ぐ日差しも、吹き抜ける風も、土の冷たさもちょうど良くって、このまんま寝てしまいたいくらい気持ちいい。



この場所、好き


しばし休憩



美術館の外周を一回りしてみました。館内に入らずとも、いくつかの恒久展示作品が憩いの空間を創り出し、我々の五感を楽しませ、心を和ませてくれます。
建物が円形でガラス張りである事もそうですが、人と人を結び付けるために在るかのような、そんな居心地の良い場所。



美術館で憩う


音のフィールド


列を外から眺める



午後5時からは、2回目の「ジョジョ展」です!この私が1回きりで満足できるはずがありません(笑)。
とは言え、体力の消耗が著しい。無理をしてもしょうがないし、今回は「ジョジョリオン」新規展示ばかりを集中的に観る事にしました。

あぁ~、もう……。最高すぎるだろ……。本気でいつまででも観ていられる。ずっと観ていたい。
にも関わらず、「ジョジョリオン」の原画をスルーする人の多さに呆然。「裏切り者は常にいる」の最終回カラー見開きトビラ絵に至っては、ガラスケースの展示物に気を取られ、原画の存在にすら気付いてないんじゃないかってレベルですよ。この人類の至宝をシカトするなんて、どういう了見?いや、まぁ……、同じ料金払ってるんだから何をどう観ようが見まいが勝手ですし、「ジョジョリオン」を読了していない人が多いであろう事も理解します。でもね、それでもあえて器の小さい本音をブチまけちゃいますと、わざわざ原画展にまで来といてネタバレを恐れるってどうなのよ?その原画にはもう二度と出逢えないかもしれないのに、みすみすチャンスを棒に振っていいのかい?「本物」は今、ここに在るんだよ?ここにしか無いんだよ? ―― などと実際に言えるワケもなく、そもそもウッゼえ余計なお世話でしかないけれど、実に嘆かわしい。そんな人達の分まで、私が至福の時を独占してやりました。
あと、「ジョジョリロン」に展示されている羽先生のラフスケッチ。その用紙をじっくり観てみると、恐らく密葉さんであろう女性のスケッチが裏側から透けている事に気付きました。めくりたい……ッ!




その⑫


1時間弱で会場を後にし、自転車置き場に戻ります。すると、なんと置いたはずのチャリが無くなってるッ!え!?何故!?パクられたの!?そりゃあもう、大慌てです。当然と言えば当然ですが、1枚のカードキーで2台同時使用は不可。他のチャリを使う事は出来ません。やべえ、どうしよう?
もしかしたら、と思いました。このチャリ置き場にはレンタサイクルのポートも設備されています。ただ、私は返却したいワケじゃなく駐車したいだけだったので、他のレンタサイクルと紛れないようにあえて別の場所に停めていました。しかし、美術館の人が変に気を利かせて、ポートの方に移動させちまったんじゃ……?レンタルしたチャリを写真に撮っていた事を思い出し、見直してみたところ、運良くナンバーが写り込んでいました。そのナンバーを探すと……、やっぱりあった!ポートの方に!
あぶねー。マメに写真を撮る人間だったから助かった。もしナンバーが分からなかったら、もっと面倒な事になってたろうなぁ。


駅方面に帰る途中、長町の武家屋敷も見物しました。通りを歩くと、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえます。この物静かなしっとりした雰囲気、イイですね。
ちなみに、私は「水曜どうでしょう」のファンでもありまして……、感化されるあまり、2004年にはベトナムを一人旅したりもしてまして……。で、「絵ハガキの旅」の企画で登場した風景がここにあるんですよ。それをナマで見られて嬉しかった!石川県やお隣の富山県には「試験に出るどうでしょう」での聖地もいっぱいありますけど、ついでで行ける範囲ではないので断念。



ここから突入!


武士達の


足音が


聞こえてきそう


あれはッ!


美しい風景


橋と水路


路地が続く



駅前に戻り、チャリを返却。家族や友人へのおみやげを買った後、ホテルで一休み。
夜ごはんは「クロスゲート金沢」という施設を見て回った末に、「SHOGUN BURGER」へ。富山の老舗焼肉店「大将軍」系列のバーガーショップみたいです。金沢らしさは皆無ですが、ハンバーガーは肉も美味しくボリューム満点でした。サラダもうまい。



ボリューミィ


デカバーガー



今日は長い1日だった。クッタクタに疲れたけど、でも良い1日だった。
明日はまた雨の予報。出来れば茶屋街に行きたいな。そんな事を考えながら、眠りに落ちるのでした。




(2022年5月24日)




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