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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




ブレイン・ストーム / 本体: アーバン・ゲリラ (下里 良)
< 細胞を「崩壊」させる能力 >





<特徴>
本体:アーバン・ゲリラは「岩人間」である。「岩人間」の95%はスタンド使いであり、恐らく生まれついての能力と思われる。
この「岩人間」とは、「ヒト(ホモサピエンス)」のような炭素系生命とはまったく別種のケイ素系生命である。外見は「ヒト」と見分けが付かないが、生態や思想はまるで異なり、両者が理解し合う事は決してない。
なお、アーバン・ゲリラは「下里 良(しもさと りょう)」という別名も持っている。


ごくごく微小なブロックが十字の形に立体的に組み合わさった、無機質なヴィジョンを持つ。
前後・上下・左右にそれぞれ2対ずつ、合計12本の針・トゲのような小さな触手が生えている。


発現できる数がほぼ無制限の群体型スタンド
よって、本体にフィードバックする程のダメージをスタンドに与える事は、事実上、不可能である。


スタンド自体のパワーは皆無で、スピードも遅い。
その反面、射程距離は相当広いだろう。遠隔操作タイプのスタンドである。


他の多くのスタンドとは異なり、宙を自在に浮遊する事が出来ず、重力に従って落下もする。あくまで、実在する物質を伝ってでしか移動できない。作中においてアーバン・ゲリラは、木をハシゴ代わりにしたり、勢い良く飛ばした石に乗せたりして、『ブレイン・ストーム』を巧みに移動させていた。
アーバン・ゲリラはエキセントリックな外見とは裏腹に、普段は「医者」として人間社会に紛れ込んでいて、その言動も極めて理知的である。そんな常識的な思考が反映され、物理的なメカニズムを持ったスタンドとして発現したのかもしれない。




<能力>
細胞を「崩壊」させる能力



前述の通り、本体:アーバン・ゲリラの表の顔は「医者」である。そのためか、このスタンドは「ウイルス」のような能力を持っている。
『ブレイン・ストーム』はまず、針状の触手で生物の皮膚表面に掴まる。続いて、表面を突き破り、触手を奥に伸ばして体内へと侵入。スタンドそのものが毒素であり、「溶血」を引き起こす。そして、更に奥へ奥へ入っていき、2倍2倍で個体数が増殖。こうして、「穴」を開けるように、ターゲットの肉体を汚染していくのだ。最終的に、ターゲットは全身がグズグズドロドロに溶解・崩壊し、死んでしまう。
「溶血」とは「赤血球」の破壊のみを意味するが、作中の描写を見る限り、それだけに留まらず「細胞」全般の破壊を行っているものと考えられる。


『ブレイン・ストーム』が生物の皮膚表面に掴まってから、体内に侵入して汚染を開始するまでには、若干のタイムラグがある。
もし『ブレイン・ストーム』に触れられたとしても、体内に侵入される前にすぐさま引き離せられればセーフなのだ。実在する物質を伝ってのみ移動可能な性質ゆえ、逆に水で洗い流す事も容易である。


能力を解除すると、肉体の「溶血崩壊」の進行が止まるだけでなく、不完全ながら汚染前の状態に回復する。開けられた「穴」もある程度は元に戻り、行動不能に陥ったターゲットは再び動き回れるようになるだろう。
ただし(当然ではあるが)、切断された部位がくっ付いたり、死んだ者が生き返ったりはしない。


スタンドそれ自体の射程距離と同様、能力射程もかなり広大と思われる。一度捕まれば、逃げられる相手ではないだろう。


本体:アーバン・ゲリラは「岩人間」であり、人間とは異なる肉体構造や細胞を持つ。
それゆえ、『ブレイン・ストーム』の毒素は、生物の「細胞」のみならず「岩」や「土」にも多少なりと効果を発揮できる。『ブレイン・ストーム』を地面に落とせば、毒素によって、地面が脆くなって不安定になる。そうして、まるでプールか海のように、地中へとダイブする事が可能となるのだ。


アーバン・ゲリラは、ドレミファソラティ・ドという名の大型の「岩動物」(有袋類の一種)をペットとして飼っている。このソラティ・ドは、スタンド使いではないようだが、自らの肉体を「戦車」の形状に岩石化して行動する事が出来る。
ソラティ・ドが地中を砕き、土をかき分けると同時に、土砂はソラティ・ドと同体化・一体化して後方に送られる。土そのものがキャタピラーとなって進むため、地面の振動はほとんど無く、掘り起こし跡の見分けも付かない。逆に、『ブレイン・ストーム』を遠くに運ぶため、石や土砂をパワフルに弾き飛ばしたり撒き散らしたりする事も可能である。また、有袋類であるがゆえに体に育児嚢を持ち、アーバン・ゲリラはその空洞に入り込み、ソラティ・ドと行動を共にしていた。
上記の能力は、ソラティ・ドが地中をより進みやすくするためにも用いられていたのだろう。実際、走行するバスを追跡できるだけのスピードで移動できていた。もっとも、頑強な岩石やアスファルト、コンクリートをドロドロに出来るだけの能力ではないようで、それらや木の根などの障害物が密集した地帯を強引に突き進む際には移動スピードも落ちてしまう。その際、根が巻き込まれた木々は、ゆっくりと回転しながら移動しているように外からは見える。




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