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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




クリーム・スターター / 本体: ホット・パンツ
「肉」をクリーム化する能力





<特徴>
@スタンドが発現した経緯は不明。
恐らくは、アリゾナ砂漠「悪魔の手のひら」に踏み入った事による影響と思われる。


A本体:ホット・パンツが持つ2本のスプレー缶がヴィジョン。
香水スプレーか何かと一体化したスタンドと思われる。このスプレー缶からクリーム状の「肉」が勢い良く噴出される。




<能力>
「肉」をクリーム化する能力



@本体:ホット・パンツの肉体をドロドロに溶かし、自由にクリーム化できる。
クリーム化すれば手足もある程度は伸ばせるし、全身のクリーム化で狭い所に潜む事も出来た。


Aスプレー缶を通して肉クリームを噴出する事により、能力は更に自在性を増す。
噴出すればするほど肉体が削られていくが、噴出された肉クリームが固まって、削られた肉体の一部(手や足など)に戻す事が出来る。肉体の分離・遠隔操作が可能なのだ。
また、物理的に切断された部分であっても同様にコントロールが可能である。


B肉クリームは他の肉と触れ合うと、互いに溶け合って同化する。
それを利用して、相手の目・鼻・口・肺などを塞いでしまったり、手や指を開けなくしたりもしていた(本体の意思で解除可能)。負傷した部分に掛ければ、治療にも使える。凄まじい圧力で噴射させれば、相手の肉体を溶解させるように切断する事も出来る。分離した「肉」の位置や状態も感じ取れるようだ。


C普通にスプレーするだけでは、ホット・パンツ自身の肉体がクリーム化する。しかし、ホット・パンツが他者に触れている場合は、その相手の「肉」をスプレーとして噴出できる。
当然、「肉」を使われた相手の肉体はどんどんしぼんで減っていく。他者を全身クリーム化すると、その者の命は失われてしまうだろう。ただ、牛の肉にこだわっていた所から、ある程度はスプレー内に肉クリームをストックしておけるのかもしれない。


D肉スプレーは他者でも勝手に能力を利用する事も出来る。
本体が気絶していようが、別の次元に移動しようが発動可能。それどころか、本体が死んでいても発動できる可能性が高い。『アヌビス神』『スーパーフライ』等のように、一人歩きしているスタンドなのかもしれない。


E「肉」を使っての変装・変身も可能である。
他者にこの能力を使えるようにも出来、肉クリームを顔に掛けられた者は「触れた相手」に変装できるのだ。外見はおろか、髪や瞳の色も声も匂いも全てコピーしてしまう(これらの情報はスプレー内に記憶されるようだ)。この変装は、纏った肉を剥がすだけで簡単に解除される。使い回しも出来るらしいが、使用できるのは基本的に1人につき1回きりのようだ。
ただし、この変装能力は、ホット・パンツ自身は使用できない可能性がある。


Fこのスタンドには、「弟の死」という彼女自身の罪が起因している部分がある模様。幼少時、熊に襲われた彼女は弟の肉を差し出す事で、辛くも死を免れた。しかし、その罪の意識はあまりに重く、彼女の人生を一変させる。
人体をただの肉の塊として捉える能力。そして、自分自身の肉を削る性質。自己否定や自己犠牲の心理を感じさせる。自身の罪を受け止める強い心と、罪に押し潰され崩壊しそうな弱い心、その両面が投影されていそうだ。彼女だけは変装・変身できないのだとすれば、それは自らの罪からは決して逃れられないという意識がどこかで働いているからなのか。便利で強力なスタンドだが、そう考えると、実に悲しいスタンドでもある。




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