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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
ゲームでの設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




エクエ・ヤンバ・O (仮名) / 本体: 不明 (アルホーンの配下)
< 「傾き」を変化させる能力 >





<特徴>
1974年のペルーにて存在が確認されたスタンドである。
スタンドが発現した経緯は不明。本体も不明だが、中南米を拠点とする犯罪組織のボス:フェルナンド・アルホーンの配下の誰かであろう。
ちなみに、この時代の中南米にはまだ「スタンド」という定まった名称は無く、もっぱら「驚異の力 (ラ・マラビジャス)」「悪霊 (ファンタスマ)」、あるいは「幽体 (アストラル)」などとも称されていた。


このスタンドの正式名も不明。だが、このスタンドに襲われたホアキン・ルイス=ホルーダが、『エクエ・ヤンバ・O(オー)』と勝手に名付けた。
なお、「エクエ・ヤンバ・オー」という奇妙な語感の言葉は、現在のナイジェリアにかつて存在したヨルバ王国の言葉で「神よ、御名のたたえられんことを」という意味らしい。


無色透明の「粘液」のヴィジョンを持つ、自動操縦型スタンド。このネバネバニチャニチャの「粘液」が、建物の壁面など、広範囲に渡って網の目状に張り巡らされる。
侵入者を感知・排除するための「罠」「探知器」「セキュリティ・システム」としてセットされ、(後述するように)親切にわざわざ警告を発していく以上……、スタンド使いだけを能力の対象にしているとは考えにくい。スタンドを持たない一般人でも見え、触れられる、実体化スタンドと推測される。空気中の水分や何らかの物質と一体化しているのだろう。




<能力>
「傾き」を変化させる能力



侵入者が『エクエ・ヤンバ・O』の「粘液」に触れると、まずは警告が発せられる。「粘液」が淡い黄緑色に光り出して振動し、威嚇するかのように「エクエ・ヤンバ・オー」という不快な音が延々と鳴り続ける。
この警告を無視して進み続けるならば、いよいよ侵入者の排除に動き出す事となる。「粘液」によって作られた網の目に、鉄条網のような鋭い刺(トゲ)が生えてくるのだ。そのトゲは侵入者の体を突き刺し、さらにトゲには針の返しが備わっているため、しっかりと肉に食い込んで簡単には引き抜けない。無理に抜こうとすると、皮膚は裂かれ、全身が切り刻まれるだろう。


侵入者を排除すべく『エクエ・ヤンバ・O』が発揮する真の能力、それこそが「傾き」を変化させる能力である。
網の目を張り巡らせた物ごと傾けてしまい、侵入者が先へと進めば進むほど、その「傾き」「傾斜」の角度は180度に近付いていく事になる。建物の壁面に網の目を張っていた場合、本来、地面に垂直(90度)にそびえ立っているはずの建物がのけぞるようにどんどん傾いていき、最終的には地面と平行(180度)になってしまうのだ。
もっとも、実際に物質的に傾いていくとするなら、建物内にいる者達も大パニックは必至。怪我人も大勢出るに違いないし、下手をしたら死亡者だって出るかもしれない。だが、作中ではそんな出来事は起こらず、建物内の者達は何ら変わった様子もなかった。即ち、この能力はあくまで、ターゲット(=侵入者)の感覚に作用しているだけなのである。侵入者が「体感」する傾き・角度を変化させる能力、というのが正確なところであろう。侵入者は、変化する「傾き」に応じた重力をその身に感じ、「傾き」が大きくなるほどその場に留まる事が困難になっていく。


網の目が張り巡らされた範囲が能力射程でもある。例えば、建物の壁面に網の目を張った場合、建物内にまで逃げ込めれば能力から逃れられる。
能力が解除されると、「傾き」は元に戻る事になるが、その際には三半規管が狂うような眩暈を覚えるようだ。




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