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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
ゲームでの設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




エル・アレフ (無限の王) / 本体: ホアキン・ルイス=ホルーダ
< 「夜」に飲み込む能力 >





<特徴>
1974年に、本体:ホアキン・ルイス=ホルーダが『矢』で射抜かれた事によって発現したスタンド。
ただしこの『矢』は、1986年にディアボロがエジプトで発掘した6本の『矢』とは別物である。中南米を拠点とする犯罪組織のボス:フェルナンド・アルホーンが、かつてどこかで手に入れた『矢』なのだ。
ちなみに、この時代の中南米にはまだ「スタンド」という定まった名称は無く、もっぱら「驚異の力 (ラ・マラビジャス)」「悪霊 (ファンタスマ)」、あるいは「幽体 (アストラル)」などとも称されていた。


スタンドのヴィジョンはまだ不明。
しかし、スタンドが発現すると、タールのようにドロドロで真っ黒な「滴」がホアキンの肉体から染み出してくる。「滴」が垂れ落ちると、ミルクのように王冠を作って弾け、そこに黒く小さな「渦」を生み出す。「渦」は無音のまま回り出し、色を濃くし、次第に大きくなっていく。
これは「夜」そのものの姿。盲目の暗黒、宇宙の壊滅的な黒い真空部分、黒だけを集めた暗闇の溜まりなのだ。


後の世に、スピードワゴン財団が「無限の王」と銘ずる能力らしい。
なお、現時点ではまだ完全には確定していないが、ここでは便宜的に本体をホアキンとしておく。




<能力>
「夜」に飲み込む能力



本体:ホアキン・ルイス=ホルーダの肉体から染み出た真っ黒な「滴」が周囲に広がり、その空間を「夜」で包み込んでしまう。
ただ、詳細・正確な能力は、現時点では不明である。


少なくとも、発現当初は能力垂れ流しの暴走状態にあり、ホアキンもまったく制御できずにいる。
そして、時間の経過とともに、次第に能力が強まっていった。初めはホアキンがいる病室内だけだった能力射程も徐々に広がり、闇の深度も増していく。


ホアキンが覚醒している間、能力は勝手に発動する。「滴」が落ちて広がった空間内は、実際の時間に関係なく、ずっと「夜」であり続ける。
景色が暗い闇に染まって太陽が見えないだけでなく、生物の体内時計をも狂わせる。「夜」の射程内に入った者は途端に睡魔に襲われ、くたびれたように活動力が低下してしまう。
例外はホアキン本体と、ホアキンの相棒:オクタビオ・ルナ・カンだけである。


「夜」の支配がますます強まるにつれ、生命の存在自体を許さなくなっていく。
光がまるで差さず決して明けない夜は、気温をも立ちどころに下げ、そこにいる生き物達を凍えさせる。雑草は崩れて灰となり、緑野さえも枯れていく。人も植物も魚も、生きとし生ける者はその活動を止めてしまうのだ。
数字の「0」のように、底無しの闇へと全てを飲み込んでいく能力である。




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