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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




ファン・ファン・ファン / 本体: 笹目 桜二郎
< 「真下」にいる者を操る能力 >





<特徴>
@本体:笹目 桜二郎(ささめ おうじろう)が、幼い頃から持っている能力。彼の生まれ育った家は、後に「壁の目」と呼ばれる場所に建っていた。この「壁の目」に踏み入ると、スタンド能力が目醒めるケースがあるようだ。
「壁の目」とスタンド能力の因果関係は、未だ明らかになってはいない。だが、桜二郎も恐らく、幼少の頃に「壁の目」の未知なるエネルギーに影響を受け、スタンドを発現させたものと推測される。


A一見すると、クラゲかタコにも似たヴィジョンのスタンド。大きな触手の如き4本の腕を持ち、その先端部は聴診器のように平べったくなっている。頭部はレモン絞りそっくりの形。下半身からは、枯れ枝のように細く小さな4本の足(?)がぶら下がっているのみである。
また、体のあちこちには、能力にも関係する「パソコンの電源マーク」のような形のシンボル・マークが配置されている。


B射程距離は数m程度と思われる。スタンドそれ自体には、パワーやスピード、物質への干渉力はほとんど無い。ただ桜二郎のそばに現れ立つだけだ。
しかし、このスタンドの真価は肉弾戦などではなく、限定状況下での一方的な甚振りでこそ発揮されるのである。




<能力>
「真下」にいる者を操る能力



@『ファン・ファン・ファン』が、四肢のどこかにほんの僅かでも傷を付けている者の「真上」に立ったならば、その傷は「パソコンの電源マーク」のような形の「印」に変化していく。さらに、「印」が刻まれた者の「真上」に立つと、「印」が刻まれた部位を自在に操る事が出来る。そして、両手両足の4点に「印」を刻んだ者の「真上」に立てた時、この能力は完成する。「真下」にいる者の肉体を完全に支配できるのだ。
平面だった「印」は立体的に浮かび上がり、まるで杭のように突き刺さり、肉体の自由を奪い去る。どれほどの力をもってしてもビクともせず、この支配から逃れる事は誰だろうと不可能。能力の発動条件が厳しく、使い勝手が悪い分、完成した時の支配力・拘束力は強烈無比である。ターゲットはマリオネットの如く、ただ軽々と操られるのみ。


A常にターゲットの「真上」という位置を確保しておかなければならないため、作中ではマンションや海でこの能力を行使していた。
しかも、ターゲットを操るためには、まず傷を付けなければならず、あらかじめ陰湿な数多くのトラップを仕掛けていた。
その上、障害物があればターゲットの姿などまったく見えないのに、監視カメラや盗聴器をセットする事もなく、漏れ聞こえる物音や声のみで下の状況を推理・再現し、的確に追い詰めていた。聴診器のような形状と機能を持つ4本の腕から音と振動を拾い、本体:笹目 桜二郎の優れた判断力と異常な執念で対応してこそ、初めて実現できた攻撃と言えよう。


B桜二郎本体がターゲットの四肢に直接触れた場合に限り、傷付ける必要なく、「印」を付ける事が可能である。あるいは、先に直接触れていれば、後で(恐らく、限られた短時間のうちに)「真上」に立った際、そこに「印」が付く。
正体がバレたり反撃されたりするリスクの高さと引き換えのメリットと言えるだろう。


Cこの能力における「真上」の定義は厳密なものではないらしく、おおよそ「真上」であれば良い。そのため、ほぼ同じ位置にいるならば、同時に複数のターゲットを操る事も可能。
また、4点を支配した場合に限り、ターゲットと『ファン・ファン・ファン』の位置関係を固定する事も出来る。派手な動作で操って攻撃しても、互いの位置関係がズレる事はなく、能力が解除される心配もない。ただし、桜二郎の集中力が大きく乱れると、この位置関係の固定は解かれてしまうようだ。


D『ファン・ファン・ファン』が支配できるのは、あくまでターゲットの肉体スタンド・ヴィジョンである。
正確には、4点支配前は肉体のみを、4点支配後は肉体とスタンド・ヴィジョンを支配し、コントロールできる。いずれにしても、スタンドの「能力」までは支配できないため、スタンド使いを相手にする際には警戒が必要となるだろう。




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