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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
ゲームでの設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




ホップスコッチ (石蹴り遊び) / 本体: イザヘラ・メナ=メナ
< 「落とし穴」を空ける能力 >





<特徴>
1973年頃に、本体:イザヘラ・メナ=メナが『矢』で射抜かれた事によって発現したスタンド。
ただしこの『矢』は、1986年にディアボロがエジプトで発掘した6本の『矢』とは別物である。中南米を拠点とする犯罪組織のボス:フェルナンド・アルホーンが、かつてどこかで手に入れた『矢』なのだ。
ちなみに、この時代の中南米にはまだ「スタンド」という定まった名称は無く、もっぱら「驚異の力 (ラ・マラビジャス)」「悪霊 (ファンタスマ)」、あるいは「幽体 (アストラル)」などとも称されていた。


イザヘラ本人の談によれば、スタンドのヴィジョンはチョークに似た形状をしている。手のひらから現れ、いくら使っても減らないようだ。
また、複数本のチョークを同時に発現できる可能性もある。


ヴィジョン自体には攻撃力は備わっていないものと思われる。その反面、射程距離は広く、数十mはあるはずだ。




<能力>
「落とし穴」を空ける能力



まず、チョーク型のスタンドで地面に線を引き、「けんけんぱ (ラユエラ)」よろしく丸や四角などの「図形」を描く。この線や「図形」は、スタンド能力を持たない一般人にも見える。そして、「図形」の内側において「接地点」が2ヶ所以上の物質に対し、能力が発動するのだ。
例えば、両足で立っている者は「接地点」が2ヶ所となる。自動車は4つのタイヤで地面に立っているため、「接地点」は4ヶ所となる。つまり、片足で立ち、片足飛びで移動する分には、「接地点」は1ヶ所となり、この能力は発動しないのである。もっとも、作中ではその弱点をカバーする策が用意されており、本体:イザヘラ・メナ=メナの仲間達が、片足の者に対して無数の刃物を投擲してきていた。
ちなみに、イザヘラが本気を出せば、「図形」は無制限に増えていき、チベットの曼荼羅のように地面に敷き詰められていく。こうなっては、もはや「図形」の外側に退避していられる余地も無くなり、ターゲットはますます追い込まれていくのみである。


能力が発動すると、「図形」が周囲の地面ごと崩落する。地盤の固さ等は問わず、そこに必ず「落とし穴」が空き、瞬く間に落下してしまうのだ。
「落とし穴」の規模の大小や底の浅深は、本体との距離によって変化する。本体と近い距離であるほど、大きく深い「落とし穴」となる。深いものになれば、穴の底がまったく見えない。その崩落の威力の差異から、本体の居場所がバレてしまう危険もあるため、あまり多くの「落とし穴」を空けるのは得策ではない。


「落とし穴」の規模によっては、その崩落で衝撃波轟音が発生する。
作中では、ホアキン・ルイス=ホルーダが衝撃波で息が出来なくなり、地盤の裂ける音で他の音が聴き取れなくなってしまった。


能力を解除すると、「落とし穴」は消滅。崩落した地面は、元通りの形に埋まって戻る。
「落とし穴」に落下した者も、落下地点に近い場所の地上に移動させられる。ただし、落下時に負った肉体のダメージはそのまま残る。


イザヘラはメスティーソ(混血)の少女である。内戦の続くグアテマラからメキシコに逃げようとしたが、請負屋に騙され、家族もろとも『矢』に射抜かれてしまう。家族は死んだが、彼女だけは生き残り、スタンド能力を身に付けた。
愛する家族、新天地への希望、未来への期待。それらを一瞬のうちに奪われ、暗闇の奈落へと突き落とされてしまった彼女の心の崩壊そのものが、このスタンド『ホップスコッチ』として現れたのだ。




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