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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




アイ・アム・ア・ロック / 本体: 八木山 夜露
< 任意の物質を「集合」させる能力 >





<特徴>
@本体:八木山 夜露(やぎやま よつゆ)は「岩人間」である。「岩人間」の95%はスタンド使いであり、恐らく生まれついての能力と思われる。
この「岩人間」とは、「ヒト(ホモサピエンス)」のような炭素系生命とはまったく別種のケイ素系生命である。外見は「ヒト」と見分けが付かないが、生態や思想はまるで異なり、両者が理解し合う事は決してない。


A独特のデザインをした人型スタンド。小柄で細身な上半身とは裏腹に、下半身はやけにデカい。
頭部全体がカプセル状の透明なプロテクターに覆われており、上半身のあちこちには無数のトゲトゲが生えている。下半身は三日月のような形状で、かなりのガニ股である。


B射程距離5〜10m程度の、近距離パワー型スタンド。
しかし、「能力」の方にスタンドパワーの大半を費やしているらしく、スタンド自体の「基本スペック」は弱い。直接的な戦闘には不向き。




<能力>
任意の物質を「集合」させる能力



@本体:八木山 夜露が設定した「物質」を周辺から引き寄せ、1ヶ所に集める事が出来る。
夜露自身の肉体か、もしくは夜露が直接触れたモノが、「物質」を引き寄せて集める引力・重力の「中心」となる。正確には、「中心」となったモノのさらなる中心部こそが、本当の「中心」である。よって、「中心」にさせられた人物に「物質」が集まってぶつかっても、それで終わりではない。「物質」はさらなる中心部を目指して喰い込み、どんどん体内深くへと侵入していくのだ。
最終的には、皮膚も内臓も血も骨もグチャグチャになって命を失い、ただの醜い肉塊と化すだろう。


A「物質」を引き寄せる範囲は、「中心」から半径数十〜数百mほど。しかも、「中心」に近ければ近いほど、引き寄せる力も強くなる。そのため、集まって来る「物質」は次第に加速し、猛烈なスピードと衝撃でぶつかって来るだろう。
たとえ「物質」を破壊しても、その破片すらもトコトン集まって来る。水中に逃げようと、空や宇宙空間に逃げようと……、「中心」である限り、周囲の環境に無関係で「物質」をひたすら引き寄せ続ける。あまりにも強く、あまりにも一途な、恐るべき「重力の愛情」である。


Bただし、「物質」を破片どころか粉微塵になるまで破砕した場合、それはもはや指定された「物質」としての原型や存在を保てていない。そのため、粉末と化した「物質」に対しては、引き寄せる力が著しく減退する事となる。
もっとも、元より不定形である液体(可能ならば気体も)は、どれほど細かくしようと無関係。どこまでもトコトン引き寄せ続けるだろう。


C「中心」へと集める「物質」の設定方法については、具体的な描写がない。これも夜露が直接触れなければならないのか、それとも念じるだけで良いのか、詳細は不明。
ただ、集めたい物1つ1つにいちいち触れて回る必要はないようだ。「植木鉢」なら「植木鉢」、「栗」なら「栗」、「農薬」なら「農薬」、「岩」なら「岩」……という具合に、集めたい物を1つ設定してしまえば、それと同種の物質同一の製品も周辺から大量に集まって来るらしい。


D1つの「中心」につき、1種類の「物質」しか集める事が出来ないと思われる。
しかし、同時に複数の「中心」を設定する事は可能。作中においても、東方定助と東方憲助が同時に「中心」にされ、集まって来る大量の「栗」に襲われていた。また、定助に「農薬」を集めながら、夜露自身に「岩」を引き寄せたりもしていた。


E能力射程は、夜露から半径5〜10mほど。「中心」にさせられたとしても、夜露から離れる事が出来れば解除できる。


F夜露は、自らの両眼と口からサランラップのような「膜」を取り出す事が出来る。その「膜」は広瀬康穂の体にまとわり付き、コップの破片で切り付けても裂けたり破れたりしなかった。かと思えば、夜露が姿を消すと、途端に溶けるように消滅していった。
この「膜」がスタンド能力による現象なのか、「岩人間」としての特徴なのか、それ以外の何かなのか、詳細はやはりまったくもって謎である。
もしもスタンド能力と関係があるのだとしたら……、能力射程を伸ばすとか、精密性や持続力を高めるとか、何らかの形で『アイ・アム・ア・ロック』の能力を補助するような役割を持つ「膜」なのかもしれない。




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