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★4th.STAGE★




<<4th.STAGE 総評>>
総登場コマ数…70コマ! 総セリフ数…48!



全世界にいる数億のイケメンファンにとっては、決して忘れ得ぬSTAGEとなった事でしょう。華麗なる再登場、そして早すぎる退場……。あまりにも儚く美しく悲しいイケメンの生涯。ただ、彼の死は断じて無駄なんかではなく、暗闇へと向かう世界を眩く照らす光となった事が救いです。今後は、その光の射す方向へ走り出したジャイロ達やルーシーを見守っていこうと思います。
そう言いつつ、密かに復活を願う心もどこかにあるのも事実。「遺体」が起こす奇跡の力によって、ザ・ニューイケメンとなって舞い戻って来てほしいものです。

(2006年7月28日)



<UJ編 #16>
イケメン、死んでからも毎回登場。物語最大のキーパーソンである事が暗に示されています。大統領は「マウンテン・ティムなぞ取るに足らない!」なんて大口叩いていますが、内心穏やかではないでしょう。そんじょそこいらの連中ならともかく、イケメン程の男が「裏切り者」に加担していたとなれば話は別。味方に付ければ頼もしいですが、敵に回せばこれほど恐ろしい存在もいませんからね。そりゃあ大統領も大慌てです。というか、イケメンにまで裏切られた事がショックで激ヤセするかもしれません。
しかし、こうもしつこく登場されると、再復活の可能性への希望も捨て切れませんよ。せっかくだから、カンザスに到着したジャイロ達がイケメンの遺体と対面して、決意を新たにするようなシーンの1つでも描かれればいいんですけど……。大方、スルーされるんでしょうね。

(2006年7月28日)



<UJ編 #15>
ルーシーとジャイロ&ジョニィ、運命の邂逅。3人を引き寄せたのがイケメンの意志ならば、チクハグな3人を結び付けたのもまたイケメンでした。彼の死を告げるルーシーに、警戒心剥き出しだったジャイロもジョニィも言葉を失います。ほんの数日の間とは言え、共に死線をくぐり抜け、砂漠を旅して来た大切な友人。その衝撃は計り知れぬものでしょう。彼らの胸中いかばかりか。
その割にイケメンの話題に触れようとしない2人。別にどーでもいいヤツだったワケでは決してなく、彼の死が信じられないが故に違いありません。残酷な真実から思わず目を背けてしまうのも仕方ない事です。しかし、それでもジャイロは見事に仇を討ってくれましたね。イケメンも浮かばれる事でしょう。雨上がりの空に架かる虹は、イケメンに捧げられた花束なのかもしれません。
さあッ!イケメンによって生まれた3人の縁と絆が、どのようにSBRレースを、世界の運命を、そして人々の心を動かしていくのか!?括目して見よッ!

(2006年7月5日)



<UJ編 #14>
その身尽きても、その魂は死なず…。春のそよ風のように穏やかなイケメンの顔が、愛しのルーシーの心に浮かんでおります。
ブラックモアはスタンド使いの対応・追跡・始末を任されているらしく、イケメンの「処理」は彼の管轄でした。その言葉を聞いて、ルーシーはイケメンの死を悟りました。あんなに強くて優しいナイス・ガイが自分のせいで殺されてしまった事を知った彼女の小さな胸は張り裂けんばかり。人類の宝とも言うべき男を失った怒りと悲しみは、弾丸となってブラックモアの野郎を貫きましたッ!可憐な美少女をここまで変えてしまうイケメンの魅力には「あの方」も真っ青です。
死してなお、彼の意志と存在は大きな奔流となって、様々な人物達の運命を押し流そうとしているかのようですね。一体、どこまで底知れぬ男なのでしょうか。

(2006年5月19日)



<UJ編 #13>
「出会い」があれば、また「別れ」もある。「出会い」も「別れ」も、いつだって唐突だ。
あまりにも突然にこの瞬間(とき)が訪れてしまいました…。イケメンことマウンテン・ティム…死亡

正直なところ、ここでイケメンが再登場するとは思っていませんでした。あちこちのサイトで予想されてた事は知ってはいたものの、私は彼がリタイアしているなどと考えもしていませんでした。それだけに、ロープがルーシーに垂れてきた時は、そしてイケメンの姿を確認した時は、本当にブッたまげました。思わず「うおほオッ!?」と奇声を発していました。イケメン・ザ・グレートです。
どうやらイケメンは、例の負傷でレースをリタイアし、保安官代理から正式に連邦保安官に任命されたようです。今度はレースの進行を守る役目か、大統領護衛の任務にでも就いていたのでしょうか?ちょうどカンザス・シティにいた彼は、電話をもらったルーシーの元へとアッと言う間に参上しました。可憐な乙女のピンチに駆け付ける正義のヒーローです。ハンサム顔に刻まれた大きな傷跡が、修羅場をくぐり抜けた歴戦の兵の風格を醸し出しています。コート姿と相まって、以前よりもグッとワイルドな印象。カッコイイ……!ロープに触れた者までバラバラに出来る事も新たに判明(それとも成長?)。
泣きじゃくるルーシーを抱き締め包み込んで、強く優しい言葉で口説き始めるイケメン。彼は本気でルーシーにホレこんでいました。ルーシーもとんだ年上キラーです。あるいはカウボーイにとっては、巡り会えた女性ならば人妻でもロリでもトコトン口説き倒すのが礼儀なのか?しかしイケメン、あえなく撃沈。ルーシーも本当ならイケメンに助けてもらいたいはず。だが、無関係の彼を巻き込みたくない一心で、あえて彼を拒んだのです。イケメンもそれを理解して、愛ゆえにクールに去ります。やはりヒーローとは、愛を胸に刻み、孤独と悲哀を背負ってこそなのか。
イケメンはルーシーを追跡して来る者が必ず現れると読んで、そいつから彼女を守るべく、何も言わずにルーシーから離れて敵をおびき寄せました。そして、憎きブラックモアとの静かなる激闘!バトルもセリフも流れも、全てにおいて骨太でサイコーにイカシてます。ためらいなく銃を連発するイケメンからは「漆黒の殺意」がほとばしるッ!彼もまた、まぎれもなき「男」ッ!ところが、健闘むなしくイケメンはブラックモアの前に敗れ去ってしまいました。町を覆う雨と闇の中、誰にも知られる事なく散っていったイケメン……。「帰る場所が欲しい」。旅に生きるカウボーイの切ない小さな願いは叶えられませんでした。しかし、命に替えてもルーシーを守ろうとした彼の誇り高き死は、読者の誰もが忘れはしないでしょう。最期の最期まで、言動も魂もルックスもイケメンでした。真の紳士と呼ぶに相応しき生き様でした。

――イケメンの光輝く人生は今、幕を降ろしました。それでも、彼の命は決して滅びはしません。彼はルーシーという名の希望と、ジャイロ&ジョニィという信頼すべき友を繋いだロープ。これから出会うであろう、この3人の間の引力や縁が、イケメンの命そのものなのです。3人の絆の中で、イケメンは今日も爽やかに微笑んでいるのです。そして、この3人によって世界の運命が正しい方向へと導かれるのならば、イケメンこそが世界を救う救世主(メシア)であり、もはや世界=イケメンと言っても良いでしょう。
よって、このコーナーも滅びはしません。今後、どんな形で再びイケメンが描かれるか分かりませんし、そもそも爆破でも余裕で生きてた彼があれしきで死ぬなんて信じ難い事です。仮に本当に死んだとしても、人間を超えた彼ならば、守護霊……いや、守護神となってルーシーを守り続けても何ら不思議はありません。


だから「さよなら」は言わないよ

想い出をありがとう、イケメン!

いつかきっと、またどこかで……!

(2006年4月19日)






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