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ジョジョの奇妙な冒険
スターダストクルセイダース (TVアニメ)






第24話  女教皇(ハイプリエステス) その2




第1期最終回です。という事で、恒例のSE付きOP!これでもかってぐらいにSEが鳴りまくり、テンション上がりました。また、原作よりも仲間達の活躍シーンも増やしてもらえたようで、それぞれに一応の見せ場があって良かったです。
期待していたパンツーまる見えも、なかなかの再現度!どうせならピシガシグッグッは描き文字にしてほしかったけどね(笑)。承太郎に口説かれたら赤くなる『ハイプリエステス』にも笑っちゃいましたが、ミドラーへの心ない褒め言葉はもっと棒読みでも良かったかも?でも、大スケールのスタンドに、承太郎の強引極まるオラオララッシュ……と、ラストを飾るに相応しい内容でした。スッキリ爽快に終われましたね。
ミドラーの素顔はと言うと、アニメは原作準拠のスタイルを貫いてきました。原作通りに顔は描かれず、服もワンピースです。3部格ゲーの彼女も見てみたかったけど、原作に忠実なのも潔しッ!

とうとう一行はエジプト上陸ッ!学ランにひっ付いてたヒトデを、海に投げ捨てる承太郎。何気に芸が細かい(笑)。で、最後は私が勝手に期待していた通りの内容で締めてくれましたよ。
世界地図でこれまでの旅路を振り返った後は、エジプト9栄神が散らばっていくところが描かれます。偵察していたスピードワゴン財団の人は、あっさりンドゥールに殺されちゃった。これだと情報が伝わらないはずなんですが、どっかに音声が録音されてたとか通信されてたとか、そんな感じなんでしょうかね?最終回に合わせてDIOも久々の登場。ジョナサンに語り掛けるシーンは、けっこう感慨深いものもあります。
そして、スージーQは承太郎がジョセフの仕事を手伝って同行している……って事で納得してくれた様子。しかし、心の奥底では何かを察しているっぽい。まあ、ナイスなフォローでした。それにしても、スージーもホリィさんもいい嫁だなあ。こんな嫁さんを差し置いて浮気するとは、ジョセフもふてぇ野郎だ(笑)。そのおかげで仗助が産まれ、杜王町も守られるワケなんだけど。


かくして、エジプトでの新たな旅がスタートするところで終了!ヘリに乗せられ、イギーも着々と近付いて来ております。ここでひとまず中断し、再開は2015年1月より!想像してたより早い帰還となるらしく、嬉しい限り。
いやあ〜、面白かった。じっくり丁寧に「ジョジョ」3部の世界を表現してくれるアニメで、安心して楽しむ事が出来ました。製作に携わる皆さん、とりあえず、お疲れ様でしたッ!ゆっくり休んで、また我々を大いに楽しませてください!再開を心待ちにしてます!

(2014年9月13日)




第23話  女教皇(ハイプリエステス) その1




エジプト上陸前の最後の敵であり、タロット勢においても最後の敵である『ハイプリエステス』。その肩書きに相応しき強敵です。ただ、原作では4話構成のエピソードを2話に分割する以上、『サン』の時みたくオリジナルシーン満載になっちゃうのは致し方無し。それを良しとするかどうかは好みが分かれそうですね。まあ、確かにちょっと冗長な印象もあったものの、私は充分に楽しめました。
紅海の紹介ナレーションをこのタイミングに持って来たのも悪くない選択だと思いますし、潜水艦にはしゃぐ一行も見てて微笑ましい。そして、やはり大きいのはスージーQとの電話シーンでしょう。スージーは何やら、ニューヨーク市長になったらしいスモーキーが主催するチャリティー・コンサートに着て行く服に迷っている様子。つーかスモーキー、故郷ジョージアだけじゃ飽き足らず、今度はジョセフ達との想い出の地であるニューヨークの市長にまで成り上がっていたのか!スージーは相変わらずの天然っぷりで、ローゼスさんも心労が絶えなそう(笑)。
挙げ句、なんと『ハイプリエステス』に襲われている真っ最中に、承太郎とスージーが会話ッ!「じいさんにはオレがついてる」って言って、ばあちゃんを安心させようとする承太郎はカッコ良かったです。でも、表面上はジョセフもホリィさんもいつもと同じように接しているにも関わらず、「家族」だからこそスージーが危機を感じ取る……ってのが泣けるポイントだと思ってるんで、個人的には残念かな〜。

『ハイプリエステス』戦でもオリジナルシーンはちょいちょいあって、『マジシャンズ・レッド』の炎を素早く交わしたり、硬化して『チャリオッツ』の剣を防いだりと、敵の強さがより浮き彫りにされていました。声優さんはなんと久川綾さん(笑)。3部格ゲーで描き下ろされたミドラーの麗しきお姿にイメージを合わせた人選。原作じゃ倒れてるところが遠目で描かれただけでしたが、アニメではまさかの本体出演なるかッ!?
ミドラーの登場も気になるけど、次回はついにお待ちかねのパンツーまる見えピシガシグッグッ!楽しみですね(笑)。そして、もし次回が第1期最終回であるのなら、それに見合うだけの演出もしてくれそう。原作でもこれまでの道のりを見開きマップで振り返ってましたし、アニメでも総集編的なおさらいをするかも?さらに、スピードワゴン財団が救援物資と助っ人を連れて出発するところとか、謎の9人の男女がDIOの館から散って行くシーンとかで、第2期への繋ぎを描いてくれたりするかも?勝手に期待が高まっております。

(2014年9月6日)




第22話  審判(ジャッジメント) その2




モハメド・アヴドゥル帰還ッ!とうとうこの時がやって来ました!いやあ〜、カッコ良かったですね。盛り上がりましたね。復活したアヴドゥルの大活躍ッ!
今回は想像以上にオリジナルシーンも追加されていました。土人形のアヴドゥルが「おまえのせいでオレはこんな姿に」と、『シビル・ウォー』戦でのニコラスみたいな事を言い出し、額の弾痕を見せ付けてましたし。ポッカリ開いた額の穴、本物のアヴドゥルの額の傷をより強調するためでもあり、なかなか巧い構成です。それに、ポルナレフもポルナレフで、「こいつらに殺られるなら悪くない」とか「アヴドゥルになら何されても文句はない」とか言ってるし。ポルナレフの精神は完璧に折られ、『ジャッジメント』に掴まった『チャリオッツ』まで成す術なく消え去り、彼にとってはこの上なく完全敗北した戦いでした。
そして、アヴドゥルとの再会後。土人形のシェリーを「シェリー」と認めず、自らの手でとどめを刺すポルナレフ!彼の心の成長を見事に描いてくれました。アニメの『ジャッジメント』戦は、原作以上にえげつなく、同時に優しかったという印象。もちろん尺の問題もあるんでしょうが、こういう丁寧なフォローがあるのは嬉しいです。フォローと言えば、花京院のセリフも。アヴドゥルが生きている事実を隠していた事について、「口が軽いから」ではなく「ウソがつけないから」と言い直してくれました(笑)。

ちょいと残念だったのは、ツレションしてる時の「大声で笑いながらするのが作法だぞ」ってセリフがカットされちゃった点。それと、「ありゃ おれの変装だ」と聞いたポルナレフがズッコケるタイミングがわずかに早かった事。そのくらいですかねー(笑)。実に面白かった!
次回は潜水艦に乗り込み、『ハイプリエステス』戦へとなだれ込みます。次回予告を見る限り、なんとスージーQがもう登場するっぽい。まあ、ぼちぼち3部の第1期も終了ですからね。ホリィさんやスージーの方も描いて、現状を再確認する必要もあるでしょう。これまたグッドな改変かも。

(2014年8月30日)




第21話  審判(ジャッジメント) その1




今回は『ジャッジメント』戦。ポルナレフが自らを責め、償いと救いを求めるあまり禁忌を犯す。そんな心の弱さをえぐられる、なんとも悲しく切ない話です。ポルナレフの気持ちを考えると、泣けてしょうがない。しかも、アニメではオリジナルシーン追加でシェリーとの想い出を回想するもんだから尚更です。あの傘がポルナレフからのプレゼント、という設定まで加えられ、シェリーの死が余計に辛くなりました。
しかし、「悲しみ」だけでなく「笑い」も忘れないのが「ジョジョ」。ポルナレフランドや女の子の事を熱く力説するポルナレフには笑った。アニメだとリアクションもいちいちオーバーで良いですね。そして、この時点では笑っちゃいけないんですが……、オチを知っているだけに無駄にシリアスなジョセフ一行には笑えてしまいます。みんな演技派だな!アヴドゥルなんてわざわざ変装までして、声色も微妙に老人っぽくしてるし。そりゃあポルナレフどころか、DIOさえもまんまと欺けるわ〜。オスカー狙えちゃうわ〜。

カメオも実に雰囲気たっぷりでした。渋さの中にも飄々とした軽妙さもある声だし、なんかキラキラ光ってるのもランプの精っぽくてグッド!BGMもアラビアチックで、ムードをさらに盛り上げてくれています。「もしやアヴドゥルの父親のスタンド!?」と期待させといて、結局、いつものゲス野郎な敵でしたってお約束まで決めてくれました。
次回はついについにアヴドゥル帰還ッ!前半戦クライマックスと言っても過言じゃありません。こんなホラーテイストな始まりで、涙を誘うほど切ない話なのに、一気にジャンプ的復活劇となって、思いっきりギャグで終了しちゃうワケです。そのすんごい落差がまた楽しみ(笑)。アヴドゥルよ、この悲しい空気を熱く焼き払ってくれッ!

(2014年8月24日)




第20話  死神13(デスサーティーン) その2




『デス13』戦決着です。この戦いはやはり異色で、結局、花京院は最後まで仲間に信じてもらえなかった。どんどん窮地に追い込まれていく花京院の姿は痛々しく、妙にのんきすぎる承太郎達にイラついてもきます(笑)。「仲間を信じない自分に負けたのだ!」というマニッシュ・ボーイの言葉が重いッ!でも、そのピンチすら逆に利用し、チャンスに変えて勝利した花京院はマジあっぱれ。頼りになる男だぜ〜。
なんともフラストレーションの溜まる恐ろしい戦いではありましたが、反面、コミカルでユニークな戦いでもありましたね。夢のスタンドだけあって、あの何でもアリ感はスゴい。ただ、前回もそうだったけど、遊園地がもっと動いていてほしかったところ。せっかくアニメなんだから、無人なのに普通に動いてる遊園地にした方がより不気味なんじゃないかな、と思いました。また、マニッシュ・ボーイがタバコふかすシーンはさすがにしょうがないとして、ラストの「花京院さま おねがいですゥ―」とかの懇願ゼリフがカットされたのは残念。敵を精神的に完璧に屈服させた事が分かる、敗北宣言シーンでもあるからね(笑)。


さあ、ひとしきり笑ったところで、次回はついに『ジャッジメント』戦。ラストはともかく、全体的に悲しく切ない空気が漂う戦いです。その空気がどのように表現されるのか、期待したいと思います。

(2014年8月16日)




第19話  死神13(デスサーティーン) その1




今回は『デス13』戦。敵スタンド使いの赤ん坊:マニッシュ・ボーイに花京院が翻弄され、徐々に孤立していく、まさに悪夢の回でした。「遊園地」と「赤ん坊」……、とっても楽しい場所、とっても愛らしい存在。「恐怖」とは対極に位置するものだからこそ余計に、それを裏切られた悪夢っぷりが引き立ちますね。カラーや声、BGMが加わる事で、さらに臨場感もアップ!ゾッとする空気が楽しめました。
マニッシュ・ボーイ役の大谷育江さんも、さすがの貫禄。見事な赤ちゃん演技です。「ラリホ〜」の言い方も最初は違和感あったけど、予想外にいろんなパターンで攻めて来て、これはこれで良いと思えました。マニッシュ・ボーイの表と裏の二面性も、エンヤ婆的なコミカルさがあって笑えます。ベビーフードのくだりも面白いんで、次回にも期待!

オリジナルシーンは、セスナ機内でのジョセフと承太郎の会話。「承太郎、感じるかッ!?」「ああ……、感じるぜ」という、意味深なセリフ。結局、マニッシュ・ボーイの漏らしたウンチの臭いを感じた、ってオチですが(笑)。このやりとりが挿入されただけでも、ポルナレフが起こされる流れがより自然になりました。
逆に、カットされたシーンもちらほら。マニッシュ・ボーイを連れて来た女性の、新婚ホヤホヤとか、赤ん坊にキバが生えてて気持ち悪いとか、その辺のセリフはまるっきり語られず。彼女が手を振る時の「イヤイヤ」って擬音がかわいくて好きなんで、これは残念。あと、「パンパース」のウエストもれ防止ギャザーもさすがに無理かー(笑)。


ところで、今回はマニッシュ・ボーイの絵がところどころ不気味でしたね。何が不気味って、単純に頭がデカすぎて(笑)。明らかにバランスが悪いんだけど、やっぱ赤ちゃんって描くの難しいんでしょうかね?そんな部分も相まって、恐怖倍増でした。

(2014年8月9日)







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