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ほんの少し昔のジョジョ語り


ここでは、管理人がかつてノートにしたためていた
「ジョジョ」や荒木作品についての感想を公開しています。
羞恥プレイもいいとこですが、当時の記録の一環として。





TVアニメ 第33話「そいつの名はディアボロ」該当分
(アニメの感想はこちら




【 コミックス61巻 「そいつの名はディアボロ その①」分 】

無し




【 コミックス61巻 「ほんの少し昔の物語」分 】

1998年9月23日(水)

ずっと『ジョジョ』について考えていた。
今週の『ジャンプ』で新事実が明らかになったからだ。
『ジョジョ』は、ツジツマが合っていそうで、実は微妙に合っていない。
先の展開を考えて描いている訳ではないからだ。
だが、それでも何とかしてツジツマを合わせるのが私の使命。
そんな訳で、一つの”答え”を導き出すべく、
いつになく真剣に頭脳をフル回転させて考えた。


まず、今回でボスの過去がかなり明らかにされた。
2年以上も母親の胎内にいて、産まれた場所は刑務所。
その時点ですでに普通ではない。
父親は病死しているらしく、母親も刑務所に服役中という訳で、
母親の故郷・サルディニア島の小さな村で、神父に育てられたようだ。
こうして彼、ディアヴォロは成長し、1985年、エメラルド海岸にてドナテラと出逢った。
だが、彼の村は謎の大火事に見舞われ、焼き払われる事となる。
彼が自分の母親をコンクリートの床下で死なない程度に生かしている事を、
育ての親の神父に発見されたのだ。
恐らく、自分の本性を知る者を消すため、
そして同時に、自分の過去と正体をも消すため、村を焼き払ったのだろう。
事実、その大火事で神父は死に、自分も死んだ事にしたのだ。

その翌年、ディアヴォロはエジプトにいた。
金が欲しくて、遺跡発掘のバイトに参加していたのである。
この時、彼が偶然、発掘した物こそ、あの『矢』だったのだ。
翌日、彼は『矢』を盗み、6本あるうちの5本をあのエンヤ婆に高額で売った。
残りの1本は自分の物にしたようだ。
こうして彼は『キング・クリムゾン』を発現し、
その金を元に『パッショーネ』を築いていったのだろう。

やがて1990年代となり、空条承太郎とJ・P・ポルナレフの2人は、
発掘された『矢』の追跡を始めたらしい。
エンヤ婆の写真に写っている『矢』をポルナレフが偶然にも手に入れてしまった事で
興味を抱いたのではないかと思う。
この『矢』は、もしかすると『スタンド使い』を創り出す物なのかもしれない
と考え、調査していたのだろう。
だが、第4部で承太郎が『矢』について殆ど何も知らなかったところを見ると、
2人はそれほど接触を持ってはいなかったと思われる。
それに承太郎は、そんなに真剣に調べてもいなかったのかもしれない。
もしも必死で追跡していたとしたなら、もっと色々と知っていてもおかしくないはずだ。

一方、ポルナレフは、ディアヴォロが持ち出した『矢』がヨーロッパにある事を突き止めた。
1986年を境に、犯罪が急激に増加している事から犯罪組織を調べ、ついに核心に迫ったのだ。
ディアヴォロ、いやボスにとっては、自分の事を調査しているポルナレフの存在は
邪魔者以外の何者でもない。
こうして、ポルナレフとボスは闘う事となる。
この時、ポルナレフは承太郎にこの事を知らせ、日本から呼ぶつもりだったようだが、
すでに『パッショーネ』は完璧に構築された組織となっていて、それは不可能だった。
ボスのスタンド『キング・クリムゾン』は、ポルナレフの想像を遥かに上回っており、
手も足も出ないまま敗れ去ってしまったのだ。
しかし、ボスはポルナレフを殺したと思っていたようだが、
どうにか彼は生き延びる事ができた。

かくしてポルナレフは、自分が生きている事を悟られぬように、
ボスを倒す可能性を探し続けたのだろう。
このまま放っておいては、世界はどんどん邪悪に向かっていく。それではDIOの再来だ。
この最悪の事態を防ぐため、彼は希望を込めてコンピューターの回線を張り、
ボスを倒そうとする者を待ち続けていたのだ。
その者に、ついに手に入れた『矢』の秘密を、『真』のパワーを、
ボスを倒す可能性を渡すために…。


と、このように、自分の考えを織り込んで語ってみた訳だが、疑問もいくつかあったりする。
承太郎やジョセフは、ポルナレフの今の状況を知っているのか?
知らないとしても、連絡を取ろうとしたり、SPW財団に捜索させたりしないのだろうか?
「まぁ、アイツの事だ…。そう簡単にくたばったりはしねーだろうぜ。」なんて思っているのか。
それとも、そんなにちょくちょく連絡を取ったりはしていないから、大して気にも止めていないのか。
それと、承太郎達は今、『矢』についてどこまで知っているのだろうか?
第4部の時点で、スピードワゴン財団は『矢』について調査を始めたはずだから、
けっこう色々と分かったのではないか?
でも、そうだとしても、同じく『矢』を追跡しているポルナレフにも知らせると思うのだが…。
一体、どうなのだろう。
とにかく、”いつ、どこで、何が起こったのか”という、詳しい情報があれば良いのに、
それが分からないから余計に大変だ。
ポルナレフが一人で『矢』を調べていたと言うなら話は簡単なのだが、
変に承太郎が関わっているので複雑になっている。

とりあえず、現時点ではこんなところだ。また何かあったら書く。
しかし、私の予想や考えとは全然違った展開になっていくんだろうなァ…。
大体、すでに予想と全く違っているし…。
まさか、ボスが『矢』を発掘したとはね…。
つまり、全ての元凶であり、始まりだったのだ。『矢』が導いた『運命』だ。
まっ、これからまた、色々と分かってくるに違いない。
今、かなり盛り上がってきているので、次回も楽しみだ。




【 コミックス61巻 「そいつの名はディアボロ その②」分 】

1998年9月29日(火)

『ジョジョ』では、ついにボスの素顔が登場。
少しアバッキオ系だが、スッゴいカッコイイ。
しかも、衣装も変わってくれたので嬉しかった。
そして、いよいよ『矢』の真のパワーも明らかになりそうだ。
最終決戦もいよいよ間近。次回も楽しみだ。




【 コミックス61巻 「「矢」のさらに先に存在(ある)もの」分 】

1998年10月6日(火)

『ジョジョ』の方はいよいよ盛り上がり、謎が謎を呼んでいるが、
それについての自分なりの考えがまとまったら、その時に書かせていただこう。
ちなみに今回で、コミックス第61巻分も終了。
でも61巻は、来年の1月発売に違いない。まだまだ先だ。




(2019年6月8日)




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