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ほんの少し昔のジョジョ語り


ここでは、管理人がかつてノートにしたためていた
「ジョジョ」や荒木作品についての感想を公開しています。
羞恥プレイもいいとこですが、当時の記録の一環として。





TVアニメ 第35話「鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる その②」該当分
(アニメの感想はこちら




【 コミックス62巻 「鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる その④」分 】

1998年11月3日(火)

さて、今回の『ジョジョ』についてだ。
まず、『チャリオッツ・レクエイム』の新たな能力が判明。
ポルナレフの心や使命感が反映されたらしく、ある意味、究極の守護能力となっている。
『矢』に触れようとする者に、その者自身の精神・スタンドが攻撃するという能力だ。
これは『レクイエム』が完全暴走状態になった影響らしい。
恐るべき能力だが、『キング・クリムゾン』なら対抗できるだろう。
あの『矢』を奪った瞬間に元に戻るのならば、『矢』はブチャラティの手にあるはず。
もしくは、『レクイエム』自体を先に攻撃するってのもアリかも。
少なくとも、ブチャラティの攻撃で『レクイエム』の手はブッ飛んだワケだし…。
でも、やっぱ『キング・クリムゾン』の方が確実かな。

それにしても、『レクイエム』のハッキリとした姿が今だに明らかにされていない。
服を着てたり、帽子をかぶってたりと、スタンドらしからぬデザインではあるが、気になる。
進化したスタンドだから変わった姿をしているのだろうけど、カッコ良ければいい。
気になると言えば、もしこのまま『レクイエム』を放っておいたらどうなるのだろう?
自分から攻撃してくる様子もないし、どこかに向かって歩いて行っているようにも見えるし…。
何か、最終的な目的があるのか!?

それから、『ピストルズ』が触れた弾丸はスタンド・コーティングされている事を確信した。
『レクイエム』に命中していたところから察するに、間違いないだろう。
まさか『レクイエム』が実体化のスタンドの訳もないし…。
『ビーチ・ボーイ』の糸を攻撃した時も『クラッシュ』を撃とうとした時も
カルネ(生前)の『ノトーリアス・B・I・G』を撃ち抜いたように見えた時も、
今までず~っと気にはなっていたが、ようやく確信が得られた。
ミスタは『ピストルズ』の能力によって、スタンドをも狙撃できるという事だ。
それなら全て納得もいく。

そして、今回のラストでついにブチャラティの体が起き上がった。
ボス・ディアヴォロが入れ替わっている事は明らかだが、
恐らくここで、またドッピオが絡んでくるはずだ。
今度は一体、どんな手を使ってくるのだろうか?

余談だが、何となくナランチャは死ぬような気がする。
全てが終わったら学校へ行くとかピッツァを食うとか言っていたからだ。
そういう事を話す者に限って殺されるような気がしてならない。
ミスタも、『ピストルズ』の6人がいる訳だから、もし死ぬとしたら、かなりグッときそうだ。
でも、どうなるかなんて、誰にも分からない。
しかし、最後にはジョルノとトリッシュだけが生き残るというラストもあり得るか…?
個人的に注目したいのは、トリッシュがどう絡んでくるかというところだ。
まぁ、フーゴや康一が再登場するとしても、せいぜい第5部最終回の数コマってとこだろう。

と、大体、こんな感じだ。
いよいよボスも目覚め、役者は揃った!!これからのさらなる展開に期待だ。
でも、『ジョジョ』の場合、先読みする事自体、ナンセンスなのかも…。
まぁ、次回も楽しみである。


『ジャンプ』のアンケートハガキを書く。
と言うのも、微力ながら『ジョジョ』や荒木先生のお力になりたいと考えたからだ。
『ジョジョ』はいっつも最後の方に掲載されていて、このままではヤバイと思ったのだ。
最悪、第5部で連載終了という危険性もある。
あの素晴らしき作品をここで打ち切りにさせてたまるか!!
それ故、私は毎回、このアンケートハガキを出し、『ジョジョ』を守ると決意した。
『ジョジョ』の第6部や第7部が読みたいんじゃ!!

(※ 私の手柄でも何でもないけど、この当時の自分に教えてやりたいですねぇ。
   「6部や7部どころか、8部まで楽しめるぞ!」「安心しろ!」って。)





【 コミックス62巻 「鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる その⑤」分 】

1998年11月10日(火)

さて、今回の『ジョジョ』もグレートだった。
まず嬉しいのが、ミスタの『4』という数字が嫌いといった性格が久々に登場した事だ。
サーレーの『クラフト・ワーク』戦以来だ。良し!
それと、前回、あのような事を書いたが、マジでナランチャがボスに襲われてしまった。
鉄格子で体中を貫かれ、生死も定かではない。
とは言え、あれは主役・ジョルノの体だし、ロクに戦いもしないままで死ぬとは思えない。
けど、『ジョジョ』が相手だからどうなるか分からないぞ。
でも、ナランチャ串刺しシーンは、53巻での瀕死のプロシュート兄貴のシーンと
通ずるものがあり、スーパーカッコイイ。大迫力だ。

そして、最も重要な事は、ブチャラティの体に入れ替わったのは、
ボスではなくドッピオだったという事だ。
私もその可能性は考えていた。
1つの肉体に2つの精神を持っているから、別々の肉体に宿るのではと思っていたのだ。
だが、その場合、ディアボロ(『ジャンプ』風に言えば)は誰の肉体に入ったと言うのか。
可能性として一番高いのは、ポルナレフの肉体なのだが、
体の方は死んでいるはずだし、本来なら亀が入れ替わるはずだし、謎も多い。
もしも生きていたら、セッコの体とか…。
ひょっとすると、何と『キング・クリムゾン』とディアボロの精神が一体化してたりして…。


そこで疑問なのだが、もし『スタンド使い』と普通の人間が入れ替わったなら、どうなるのだろう?
真剣に考えてしまう。現時点での考えでは、次の通りだ。
そもそも『スタンド使い』はその体内に、特殊な”ウイルス”を持っている。
私の持論では、この”ウイルス”と、本体の精神力とが呼応し、共鳴する事によって、
『スタンド』が現れると思うのだ。
原理はよく分からんし、勝手な推測ではあるが…。
つまり『スタンド使い』の条件として、”『スタンド・ウイルス』を体内に持っている”事と
”『スタンド』を発現するに見合った素質ある魂・精神を持っている”事があるはずなのだ。

そう考えると自ずと”答え”が見えてくる。
普通の肉体に入れ替わった『スタンド使い』は、その体に”ウイルス”が無い以上、
『スタンド』を発現させる事は出来ない。
そして、『スタンド使い』の肉体に入ってしまった普通の人は、
これもやっぱり『スタンド』は出せないだろう。
でも、もしもその人の魂に『スタンド』の素質があれば『スタンド』が新たに目醒めるのかも…。
恐ろしいのは、その魂に素質がなかった場合だ。
ヘタすりゃ、その”ウイルス”のせいで魂が死んでしまう危険もある。

いや、待て!よく思い返してみよう。
48巻では、用務員のおじいさんの魂や『ゴールド・E』そのものに『矢』が刺さっていたではないか!
それに加え、最近では『シルバー・チャリオッツ』にも刺さっていたし…!
それぞれの『矢』は別物ではあるが、とにかく、これらの事から『矢』は特殊な物である事が分かる。
物質のみならず、精神にも干渉・作用するのである。
この一事が大きい。まさに”鍵”だ。

この”ウイルス”もまた、肉体ではなく精神・魂の方に作用しているのではなかろうか!?
肉体ではなく、魂にこそ”ウイルス”があるのではなかろうか!?
それなら、死んで肉体を失った吉良が『キラークイーン』を出せた事も説明がつく。
そう考えると、結局のところ、『スタンド使い』と一般人が入れ替わったとしても大して変わりはないようだ。
肉体が誰のものであろうと、『スタンド使い』は『スタンド』が出せるし、
たとえ『スタンド使い』の肉体に一般人が入れ替わったとしても『スタンド』は使えないという事だ。
こう考えて、ほぼ間違いはないはずだ。

と、いう事は、仮にディアボロが一般人の肉体になろうと『キング・クリムゾン』は発動可能という事。
そうなってくると、ディアボロが誰と入れ替わろうが、全然、結果は変わらないって事か…。

では、ここに『スタンド使い』の条件を訂正させていただく。
その条件は、”『スタンド・ウイルス』を(恐らく)魂に持っている”事、
”『スタンド』の素質がある精神・魂を持っている”事である。
どうかな?

ちなみに、『スタンド』を”先”へ進化させる為にはやはり、
ポルナレフが持っていた変わった形の『矢』でなくてはいけない。
もし、全ての『矢』がそんな能力を持っていたなら、
『ブラック・サバス』戦の時、すでに『ゴールド・E』が進化している。
ポルナレフの『矢』は『スタンド』専用の『矢』という事だろう。
でも、もしあの『矢』で人間(もしくは生物)を貫いたならどうなるのか
という、新たな疑問も生まれてくる。


そんな訳で、ずいぶんと長い間、『ジョジョ』について熱く語ってしまったが、
とにかく次回も楽しみである。
これからたまに、『ジョジョ』についての謎・疑問に対する私なりの考えを、
こうして書き綴ってやろうと思う。これがまた、楽しい。

(※ ポルナレフの『矢』で人間が貫かれるシーンは、6部のプッチまで待つ事となりました。
   結果、普通にスタンドが発現しましたね。)





【 コミックス62巻 「鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる その⑥」分 】

1998年11月17日(火)

さて、今回の『ジョジョ』はかなりショッキングだ。
何と、マジでナランチャが死んでしまったのだ。
まさか、こんなに突然に、こんなにあっけなくこの時が訪れるなんて…。
とても悲しく、少し落ち込んでしまったくらいだ。
だが、この冷酷さ・残酷さもまた、『ジョジョ』の魅力の一つである。

それと、ジョルノの優しさも感じられた。
ナランチャの体を『ゴールド・E』で、草花で覆ってあげたシーンや、ナランチャへの言葉も感動的。
ジョルノの眼に涙が浮かんでいたところも良かった。
せめてもの餞、花葬と言った感じか…。


しかし、ディアボロは一体、誰と入れ替わり、どこに潜んでいると言うのか?
サッパリ分からん。
まさか、ここでフーゴの体なんて事は…ないよなァ…。ナランチャの体…もないか…?
ウ~ム…、謎だ…。

ともかく、ナランチャ自身、自分が死んだ事さえ気付いていなかったのだろうが、
どうか安らかに眠ってほしい。
彼の意志もまた、残された仲間達が受け継いでくれたはずだから…。




【 コミックス62巻 「鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる その⑦」分 】

1998年11月21日(土)

今回の『ジョジョ』も面白かった。
驚いたのは、『レクイエム』が実体化している『スタンド』という事だ。
歩いて行く方向には、特に意味も目的もないみたい。
あの姿も、単に色が黒いというだけかもしれない。
『レクイエム』には謎がいっぱい!!

ディアボロの魂はどこか?という問題だが、こう考えられる。
ヤツもまた、ミスタの体の中なのではないかと…。
ミスタの体には今、トリッシュの魂が入っている。
ディアボロとトリッシュ…、この2人は魂の形において、似た『におい』を持つ。
もしかするとトリッシュは、この魂の『におい』を感知していたのかもしれないが、
同じ肉体に入っているなら、そんなトリッシュも、ディアボロの存在を感じられる訳もない。
ドッピオに、トリッシュと似た部分の魂だけを与えてブチャラティをだましたり、
『レクイエム』の能力によって眠らされる時にも、このままではまずいからと言って出ていった訳だし、
きっとそういう事もできるはず。
ディアボロは自分の魂をコントロールする事が可能なのだろうか?恐ろしい男だ。
虫とか小動物の体という可能性もあるが、今のところは、ミスタの体であるとの考えだ。

ミスタは拳銃が破壊された。今まで例のないピンチだ。
銃がなくても弾を発射する事はできるが、かなりヤバそうだ。
警官とかから別の銃を取って使えばいいか?
しかし、残りの人数が4人(ポルナレフを除いた場合)という事からして、
いかにもミスタがヤバい雰囲気。どうなる事か!!


次回は何と、センターカラー!!
巻頭カラーではないというのが妙にイラつくが、良しとしておこう。
どんなカッコイイ表紙となるのか、すっごく楽しみ!!早く観たいぜッ!!




(2019年6月22日)




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