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ほんの少し昔のジョジョ語り


ここでは、管理人がかつてノートにしたためていた
「ジョジョ」や荒木作品についての感想を公開しています。
羞恥プレイもいいとこですが、当時の記録の一環として。





TVアニメ 第38話「ゴールド・E(エクスペリエンス)・レクイエム」該当分
(アニメの感想はこちら




【 コミックス63巻 「ゴールド・E(エクスペリエンス)・レクイエム その③」分 】

1999年2月16日(火)

かなりドキドキして『ジョジョ』を読ませていただいた。
そもそも、今日は『ジョジョ』を夢でも見てしまっている。
一体、どうなるんだよォォォォォッ!!
幸い、今回は最終回ではなかった。
だが、次回は何と、”12周年記念”とかでセンターカラー!!何たる事かッ!!
つまりは最終回だからセンターカラーってコトだろうがッ!!
ぬァ~にが”12周年記念”じゃッ!!勝手な事をぬかすな、集英社め!!

ただ、次回予告には「全てが終わった後、意外な展開が!!」とあるし、
作者のコメントの欄では「第5部はまもなく完結しますが、その前にエピローグを少し。
そーゆー構成です。」と、荒木先生自身が語っておられるのだ。
”展開”とか”第5部は”とかといった言葉が妙にひっかかる。
もしや第6部もスタートするのではと、少し期待までしてしまい、ちょっとハイにもなってしまった。
まだ希望は残っている…!!

いずれにせよ、次週で全てが分かるはず。私の人生が左右される一大事となるであろう。
本当に次回が楽しみであると同時に、すごく怖い。
しかし、たとえどんな結末が待っていようと、俺は”真実”から眼をそらさない!決して…!!
この●●●●(※ 自分の本名)、全てを見届け、そして受け入れよう…!!
『覚悟』を決めねば…!!神よ!!



さて、今回の『ジョジョ』について。
ついに今回でジョルノはディアボロを倒した。
やっぱり何だかんだ言っても、ディアボロはあっけなかったが、その理由は前に述べた通りだ。
「人の成長は、未熟な過去に打ち勝つ事」とか何とか言ってみても所詮、
”失敗”を恐れて、逃げ続け、避け続けて生きてきた男なのだ。
そんな彼もとうとう敗れ去った。
『G・E・レクイエム』の能力によって、彼は永遠に生き続け、そして死に続けるのだ…。
終わりの無い”恐怖”を味わいながら…。

恐らくディアボロは、この世でもあの世でもない、どこか別の世界で…、
きっと自らの意識的・精神的な世界で永遠に存在し続けているのだろう。
彼はもう、どこにも到達する事はない。
”真実”にも”未来”にも、自分が死ぬという”結果”にすらも
到達する事は決して出来ないのだ…。
これはきっと、『矢』を制する者だけが得られる、
”この世のあらゆる生物の精神を支配する力”に関係する能力によるものだと思う。
実際のところ、まだまだ未知なる能力が『G・E・レクイエム』には眠っているような気がする。
ジョルノはこれからも”成長”してゆく事だろう。

終わりの無いのが”終わり”…。
それが『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』…!!

それにしても、ふと思ったが、『ジョジョ』は部を重ねるに従って
終わり方がだんだんトリッキーになっているように感じる。
もはや一筋縄では終わらないね!!

さあ!!次回はどうなる!?俺の”明日”は…!?

(※ 集英社様、ごめんなさい。今はもちろん感謝でいっぱいですよ!)


1999年2月22日(月)

さて、ついに明日は『ジョジョ』の日。まさに”運命の日”だ…。
明日の『ジョジョ』如何によって、私の”運命”も”人生”も”未来”も、大きく変わっていく。
『ジョジョ』完結か、第6部スタートか。
それは即ち、私が狂喜乱舞するか、ヌケガラと化すか、という事を意味する。
脱殻になるどころか、灰と化す。
ああ~、マジで怖いよ。早く読みたいけど、読みたくない矛盾した気持ちだ。
今からすでにドキドキしている。緊張だ…。
しかし、それでも私は、たとえどんな結果を迎えようと
”真実”から眼をそらさずに、全てを見届けなければならない…!!
それが私の”使命”…!!

”ハイ”になるか、”灰”になるか…!!

『覚悟』は決めたが、やはり私は第6部・第7部が読みたいんじゃッ!!
故に私は、ひたすら天に、神に祈りを捧げる…。
私は、最後まで諦めないぜッ!!いや、諦めた時こそが最後。
そう…、俺は、諦めない…。
心から愛する『ジョジョ』のために…!!




【 コミックス63巻 「ゴールド・E(エクスペリエンス)・レクイエム その④」~「エピローグ『眠れる奴隷』」分 】

1999年2月23日(火)

『ジョジョ』を読む。緊張だ。とりあえず深呼吸し、腹をくくってから読んだ。
センターカラーの表紙はジョルノと『G・E・レクイエム』であった。
少し安心。もし、歴代5人のジョジョが集結していようものなら、確実に最終回だ…。
続いて、ページをめくると、何故かそこにはミスタやナランチャ、フーゴ、アバッキオの
食事しながら語り合っている姿が…。
一瞬、まさか”夢オチ”か?とか、
もしや『G・E・レクイエム』の能力で、皆が生きている時間まで逆行させちまったのか?とか考えてしまった。
だが、それは違った。何と、新たに”エピローグ”という章が始まったのだ。
その舞台は、ジョルノに出会うほんの少し前の過去。
つまり、まだジョルノに出会う前のブチャラティ達のエピソードという事のようだ。これには驚いた。
しかも、今回のラストにはあのお懐しい”To Be Continued…”。
アバッキオがボスに殺された時以来だ。

しかしこの”エピローグ”、一体、どんな意味があるというのだろう?
第5部のテーマである”『正義』とは何か、『悪』とは何か”という部分を
さらに深く掘り下げてくれるのかな?
今回のラストで”凶”の文字が彫られた丸い岩が、いつの間にかミスタのイスの上に現れていた訳だが、
恐らく特別、激しい戦いとかにはならないと思う。
たとえこれが何らかのスタンド能力だったとしても、
この”エピローグ”は単なる戦闘などではない、もっと深い意味のある話になるはずだ。
人間の”心理”、心の暗部、そして気高き人間としての誇り…、
そういった精神的・内面的な部分を浮き彫りにしたような、そんなエピソードを希望。


ところで、”エピローグ”のサブタイトル、『眠れる奴隷』とは何か!?
ブチャラティは「運命とは『眠れる奴隷』だ…。おれたちはそれを解き放つことができた…。
それが勝利なんだ…。」と言っていた。
思うに、『眠れる奴隷』とは、自分の意思を持たずにただ流されるまま、何となく生きる事、
もしくは生きている者を意味しているのであろう。
それを解き放つ事ができたブチャラティ達…。
自分自身の足で、自分自身の意志で、正しいと信じる”道”を確かに歩き始め、
そして誇り高く生き抜く事ができたのだ…。
それこそが、本当の”勝利”…、完全なる”勝利”…!!
彼らは自分の”弱さ”に、自分の”運命”に…、自分自身に勝ったのだ!!

そして、『眠れる奴隷』だった彼らを目醒めさせてくれたもの…、
それがジョルノ・ジョバァーナの存在…。
以前にも同じような事を述べたが、ジョルノの中に光輝く”気高き魂”、”黄金の精神”が
ブチャラティ達にも知らず知らずのうちに自然と染み渡り、彼らの心の中にも宿っていったに違いない。
まさにジョルノは『黄金なる遺産』…。その輝きは”頂点”に…!!


そういった訳で、今回はどうにか”ハイ”にも”灰”にもならずに済んだ。
まぁ、この”エピローグ”も数回で終わり、間も無く第5部も完結するだろうから、
”運命の日”が少し遠ざかっただけの事だが…。
でも、今まで私はずっと、いずれにせよ今回で第5部は終了すると信じて疑わなかったので、
まだ続いてくれる事がとにかく嬉しい。
やっぱり『ジョジョ』は最高ッ!!次回も楽しみだぜ!!




【 コミックス63巻 「眠れる奴隷 その②」分 】

1999年3月2日(火)

さァて!今週の『ジョジョ』はァッ!!
花屋の娘が死んだ事件は『スタンド使い』が絡んだ事件である事が判明。
本体はその娘のボーイフレンドで、かけ出しの若い彫刻家、名はスコリッピ!!
組織の者ではないスタンド使いは、第5部において初めてだ(康一やトリッシュ等は除く)。
だが、果たしてこのまま、普通に戦いが行われるのだろうか?
例の石をミスタが触れた時に、”オレヲ殺シテクレ”という声やメッセージが伝わってきた訳だし、
きっと彼は死を望んでいるのだと思う。
そのあたりが”エピローグ”のテーマにもつながってくるのではないだろうか?

次回予告から察するに、彼はミケランジェロに対して
異常なまでの尊敬の念というか、執着を持っていそうだ。
まさか、『ミケランジェロ』なんてスタンド名でもないだろうし(いや、まさか…?)…。
一体、彼はどんな男で、どんな能力を持っているのか!?次回も楽しみだ。


でも、本当に相変わらずミスタは目立っているし、活躍しまくりだ。
荒木先生としても、性格上、動かしやすいキャラなのだろう。
主役のジョルノの影が余計に薄くなっていく…。
もっとも、”エピローグ”に関しては、あの5人の中で最後までジョルノと行動を共にし、
生き残ったのはミスタだけだから仕方ないし、当然の事とも言えよう。
私としても、ミスタは好きだから、一向に構わないけど…。
ただ、出来ればもっとジョルノを活躍させてほしかった。




(2019年7月29日)




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