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ほんの少し昔のジョジョ語り


ここでは、管理人がかつてノートにしたためていた
「ジョジョ」や荒木作品についての感想を公開しています。
羞恥プレイもいいとこですが、当時の記録の一環として。





第6部 連載予告カット




1999年11月19日(金)

今日は11月19日。荒木先生の短編集『死刑執行中脱獄進行中』の発売日だ。
たとえ火の中、水の中っつーカンジで、雨の中を一人、ひたすら探し求めた。
GETすべく●●(書店)へ。しかし、雨が強くなってきやがったぜ…。この肝心な時に…!これだから雨男は困る。
ともかく到着し、店内を探し回った。ここにはないかなァ~と思っていた矢先、発見したよ!!
しかも、そのカバーの帯の部分をよく見てみると、マジでオッたまげる事が書かれてあったのさッ!!

そこには、”荒木飛呂彦新連載!!『ジョジョの奇妙な冒険 PART6 ストーンオーシャン』”
”『週刊少年ジャンプ』2000年新年第1号(99年12月7日<火>発売)より連載開始!!”と書かれてあったのだッ!!!
『ジョジョ』復活!!!これを目にした瞬間、俺の心の奥底で眠り続けていた獣が目を醒ましたね。もう、スゴイよ。
とにかく、沸々と湧き上がってくる”想い”を抑え、GET!!
しかし、ここの店員が本を少し雑に扱うのでイラついた。

それから家に帰るまで、ずっと嬉しくってしょうがなかった。WRYYYYYYYYYYYAAAAAAHHHHHHHHHHHH!!!
まさしくこれぞ、最高に「ハイ!」ってヤツだァァァ~ッ!!!
大声で叫び…、いや、吼えたかった。気持ちが抑えられない。この溢れる想い、どこにブツけたらいいのか…?
家に着くと、まっさきに部屋に戻った。そして、”狂喜の舞”を力の限りに舞う。暴れたい程に心が高まり、荒ぶっている。
この日の為に俺は、8ヶ月もの間、ずっと耐え忍んできたのだ。
その悲願が叶ったのだから、こんなに嬉しい事はない!!
短編集を手に入れた事よりも遥かに、『ジョジョ』再開が嬉しい!!
2000年新年第1号からだってさ。新たなる”千年紀(ミレニアム)”は『ジョジョ』から始まる!!
”歴史”は動き出す…。


”ストーンオーシャン”って、何なんだろ? ”石の海”…?
どこか、好奇心や冒険心が惹かれるタイトルだ。この第6部の物語に大きな関わりがありそうである。
”ストーンオーシャン”という場所なのか、物なのか、それとも何かを象徴した言葉なのか…?興味は尽きない。

そして、その第6部の主人公らしき人物のイラストがちょっとだけ載っていた。
6人目のジョジョもまた、不思議な雰囲気だ。
ジョルノ以上に奇妙な髪型をしてるし、男なのか女なのかも判断しにくい中性的な印象すら受ける。
主人公の背景には、ヤシの木みたいな木がある。南国や海に近い場所が舞台なのか?
チョウや主人公の髪飾りの葉っぱなんかもそんな感じだ。もしくは、それらは”生命”を象徴してんのかな?
さらに、鉄格子や手錠もいわくありげだ。これらは”罪と罰”や”暴力”・”狂気”なんかを象徴してたりして…。
そして、その鉄格子に手錠で縛り付けられている主人公。
髪の色も2色だし、顔を手で隠しているし、そんなところから見ても、主人公は何かしら二面性を持った性格をしていそうだ。
まさか二重人格とか…、男と女のどちらの性質も持っているとか、”正義”と”悪”がハッキリ分かれた性格をしてるとか…?
それに、肩から胸にかけての大きな影らしき物も気に掛かる。
単なる影かもしれんが、アザかもしれない。何か秘密があったりしてな。

さて、肝心のストーリーはどうなのだろう?
俺が予想していた第6部とは、やっぱりまるで違いそうだ。ジョセフのクローンでもなさそうである。
”ストーンオーシャン”…、南国…、海…。
案外、今までのような敵と戦い続けるタイプではなく、旅・冒険が中心になったストーリーなのかも。
そういう意味での『ジョジョの奇妙な”冒険”』ってのも面白そうだ。新鮮に感じるだろーね。
まっ、荒木先生の事だから、誰にでも想像できるような単純なストーリーではあるまい。
俺達に出来る事は、ただ荒木先生を信じ、そして命果てるまで応援し続ける事のみ…!!いいや!命果ててもッ!!


とにかく、これでまた1つ、俺の”生きる理由(ワケ)”が増えた。
これから再び、『ジャンプ』の発売日を心待ちにする、ウキウキドッキドキの日々が始まるよ!!
『ジョジョの奇妙な冒険 PART6 ストーンオーシャン』…、超期待ッ!!
今日は恐らく、日本中の『ジョジョ』ファンにとって、最高の一日となったに違いない。
今日まで生きてて良かった…!!わーい!!

『ジョジョ』の話はここまでにしとくとして、早速、短編集を読んだ。
『ドルチ』も『岸辺露伴は動かない』も『デッドマンズ・Q』も読んだ事はあったが、
『死刑執行中脱獄進行中』は初めて読む。実にサスペンスで面白かった。
『岸辺露伴~』も、ラストの数ページが描き直されていて興味深かったし、荒木先生のコメントも良かった。
さすが、12年の集大成だけあるぜッ!!グレートっスよ!!

(※ 20年以上前のこの日の喜び、今でもハッキリ覚えています。アニメでもまた盛り上がりたいですね!)




(2021年4月5日)




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