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「JOJOLANDS (仮)」をさっそく予想してみよう





予告イラストも何も無く、いつスタートするのかも、そのタイトルが何なのかさえも一切不明の「JOJOLANDS (仮)」!しかし、タイトルだけでもどっぷり妄想しちゃうのがファンの習性ってもんです。
さっそくではありますが、私も予想&妄想を繰り出しちゃおうと思います。
大前提として、「JOJOLANDS (仮)」が「ジョジョの奇妙な冒険」第9部であると仮定しました。よっぽどトリッキーな事しない限りは、それこそ9割9分そうなるでしょうからね。そして、「ジョジョリオン」の単なる延長・そのままの続編みたいな話にはならないと、勝手に考えています。もっと未来に進むんじゃないかな。もちろん根拠なんか無く、個人的な願望に過ぎませんけど。




①主人公は誰?

まず、主人公は2人いる、と予想します。
というのも、7部「SBR」ではジャイロとジョニィが、8部「ジョジョリオン」では定助と康穂が、それぞれダブル主人公として活躍していましたから。その流れを汲むのではないかと。

1人目の主人公は、アイリンとアナキスの娘です。名前は、ジョアンナ・アナキス。単に私が「Kool & the Gang」の「Joanna」が好きなだけです(笑)。年齢は18歳くらい。性格はクール系でしょうか。でも、徐倫のように熱血・ド根性な心根ではなく、どこか気だるげでマイペースな雰囲気。血統としましては、ジョニィの娘の系譜か、あるいはジョセフの弟の系譜か。いずれにせよ、本家筋ではなく分家筋。その分家の子孫が日本人女性と結婚し、産まれたのがジョータロー・ジョースター(仮)。その娘がアイリンとなるワケです。
2人目の主人公は、定助と康穂の息子です。名前は、東方 浄流(じょうりゅう)。定助が憲助さんから教わった、物事の「流れ」。多くの人々を苦しめた、「厄災」という名の因果の「流れ」。そこから、「浄い流れ」を大切にしてほしいという意味で名付けたのでした。あと、メタ的には、「2人の肉体を持つ者」の息子同士って事で、DIOの息子のジョルノ=「初流乃」から一文字いただいた形です。年齢は16歳くらい。性格は明るい系で感情豊か。

このジョアンナと浄流、2人で「ジョジョ」なのです!もちろん2人ともスタンド使い!
「SBR」のジョニィの本名はジョナサンですし、「ジョジョリオン」ではジョセフ(仗世文)の名と空条の姓を持つ男が東方定助として生まれ変わるという事で、ジョセフ・承太郎・仗助の要素が含まれます。となれば、残るはジョルノと徐倫。浄流がジョルノ、ジョアンナが徐倫に相当するイメージで考えてみました。




②時代はいつ?

時代は西暦2031年。「ジョジョリオン」から20年後です。

そもそも「SBR」レース終了が1891年、ジョニィ死亡が1901年、ラヂオ・ガガ事件が1941年、「ジョジョリオン」の時代が2011年……と、重要な年は下1ケタが「1」の年なんですよね。そして、「ジョジョリオン」連載開始が2011年、完結が2021年です。……とすれば、「JOJOLANDS (仮)」も今年2021年のうちにスタートするのかもしれません。6部アニメの配信開始と、ドラマ「岸辺露伴は動かない」続編放送が続く12月にスタートしないかな、と期待しています。ウルジャン2022年1月号からって事でキリもいいですし。1部や6部の連載スタートも12月発売の新年1号からだったので、十分にあり得る話。
「未来の世界は描きたくない」とたびたび発言されている荒木先生ですが、2031年なんて、ほんの10年後の世界です。「コロナ禍」も過ぎ去った世界。4~6部だって、連載当時から見たら近未来だったんですから、まぁ、行けるでしょう。




③舞台はどこ?

いろんな土地や国々を渡り歩くんじゃないか、と思います。「JOJOLANDS (仮)」の「LANDS」は、まさしく「土地」や「国々」って意味がありますからね。土地や地形に強い関心を持たれるようになった、近年の荒木先生らしいタイトルですよ。
3部以降は、奇数部が旅モノ、偶数部が町モノ……みたいな感じになってますし、10年間も1つの町を描き続けたのだから、次は一気にワールドワイドになりそう。

具体的には、北欧から始まると予想!名前から言っても、フィンランドがしっくり来ますね。アイスランドやグリーンランドでもいいっちゃあいいんですが。
2016年、「ジョジョリオン」12巻の販促品として配布された「るるぶ杜王町」には、荒木先生のインタビューも掲載されていまして……、「今後、物語に描いてみたい国は?」との質問に「北欧とかハイランド地方のような、ちょっと寂しいイメージがある所」と回答されています。私個人も北欧の雰囲気は大好きなので、やっぱり舞台にしてほしいな。北極圏、氷河、フィヨルド、湖、オーロラ、サンタクロース、北欧神話などなど……、今までの「ジョジョ」には無いものが描けそうじゃないですか?
北欧諸国を旅したら、「ジョジョ」と因縁の深いイギリスイタリアエジプトなども回って、最終的に日本へ!杜王町の「壁の目」が最終地点になるのです。




④ストーリーはどんな話?

「SBR」では「聖なる遺体」を、「ジョジョリオン」では「ロカカカ」を争奪するストーリーだったので、「JOJOLANDS (仮)」でもその根底の流れは引き継ぐのではないでしょうか。
よくよく考えてみると、アメリカ政府がジョニィから回収した後の「遺体」の所在って明らかにはなってないんですよ。ひょっとしたら、誰かにまた奪われている可能性だってあります。あの地下シェルターは「破壊しようとしても80年は掛かる」と、やけに80年が強調されてましたから、1891年の80年後にあたる1971年に盗まれていたって不思議じゃない。
それを前提として……、「遺体」そのものや「聖遺物」を巡る複数の勢力の争いと、その戦いを通じて2人の「ジョジョ」の心の成長が描かれる物語と予想しましょう。
ちなみに、ここで言う「聖遺物」とは、イエス・キリストにまつわる物。聖杯、聖槍、聖十字架、聖釘、荊冠、聖骸布など。実は「ゾンビ馬」の糸も聖骸布の一部分で、1901年に杜王町に漂着した男の子が持っていた宝石も「聖遺物」の1つだったりします。「遺体」のパワーをさらに高める事なんかが出来る物です。世界各地に人知れず散らばっており、その場所は「特別な力」を宿す土地となっています。

複数の勢力とは、次の4つの勢力です。
1つ目が、アメリカ政府。「コロナ禍」自体は過ぎ去ったものの、その影響は色濃く残り、多くの国々は経済的にも文化的にも停滞してしまいました。「遺体」の加護を失っているアメリカも例外ではなく、国力は大きく衰退。世界のパワーバランスが崩れ、行き詰まっているワケです。そんな重く暗い空気に閉ざされた中で、「遺体」の存在はまさに救いの光。そのパワーを取り戻すべく、スピード・ワゴン財団に命じて探索させているのです。現実主義で実利的な思想の勢力ですね。財団には、大人になったエンポリオや、6部のパラレルキャラがいたりします。そして、100年近くも前にルーシー・スティールが書き遺していた謎の研究メモも所有しています。
2つ目が、ヴァチカンのローマ法王庁。言わずと知れた、カトリックの総本山。当然、他の国に「遺体」を取られるワケにはいきません。かつて、「SBR」レースにホット・パンツを送り込んで敗北しているだけに、なおさら執念を燃やして追い求めています。あるべき場所にあるべきお方を取り戻す。そうすればヴァチカンの威光もさらに強まり、世界も平和になるに違いない。理想主義で信仰的な思想の勢力です。「遺体」奪還のために編成された特別組織が、「キリストの受難」を意味する名の「パッショーネ」。5部のパラレルキャラがいます。
3つ目が、「岩人間」の組織。杜王町の「岩人間」の医者チームと同じく、「岩人間」が人間社会を牛耳る世界に変える事が目的。「ヒト」と「岩人間」の立場を逆転させたいのです。そのために、「遺体」や「聖遺物」の計り知れないパワーが必要。この「岩人間」達のボスこそ、かつて桜二郎との戦いの最中、定助の脳裏によぎった「記憶の男」だったりします。「遺体」を盗み出したのも、実は彼です。彼の真の目的は別にありますが、表向きの目的で他の「岩人間」達を都合良く利用しているのでした。
4つ目が、日本・杜王町の東方家。「ロカカカ」や「壁の目」と、誰よりも深く関わった一族。この20年の間に「ロカカカ」の研究を進め、さらなる改良・進化を目指しています。最終的には、ノーリスクであらゆる病気や怪我を癒せる究極の「ロカカカ」を生み出し、突然の厄災で悲しむ人がいなくなる世の中にする事が目的。「等価交換」というこの世の理をも超えるためには、「遺体」のパワーこそが必要なのです。2031年では、つるぎが新当主。産まれて成長した弟か妹(名前は「よろい」とか「かぶと」とか「まもり」とかか?)とも仲良く協力し合っています。
そして、これらの陣営も一種の「領土」「領域」であり、「LANDS」を象徴しているのです。「岩人間」もまた、その存在自体が「動く土地」「生ける土地」とも言えるでしょう。ちなみに、これら4つの勢力で「四角」=「キューブ」を表してもいます。9部だけにキューブです(笑)。鉄球やしゃぼん玉の「円」「丸」とは、また異なるストーリーが展開されるワケです。


もともと、ジョアンナはアメリカ政府サイド、浄流は東方家サイドに属しています。憧れのエンポリオから依頼されてジョアンナが、一方ではつるぎのお供で浄流が、それぞれ真冬のフィンランドを訪れる。そして、降りしきる雪の夜、運命に導かれるように2人が出逢う。……みたいな始まり。
こうして2人が成り行き上、共に旅をしていく中で、各々の陣営の考えや立場を深く知っていきます。関わった人々の過去、訪れた土地の歴史、謎に満ちたそれらを紐解いていきます。次第に己の生き方や在り方を自問していくようになるのです。そんな2人を通し……、豊かな生とは、人の繁栄とは、幸せな世界とは何なのか?どうやって手に入れるべきなのか?そういったテーマに迫っていく人間讃歌・生命讃歌となる事でしょう。
アイリンの娘とかエンポリオとかが登場してはいますが、1~6部の「旧世界」に戻すための物語には絶対なりません。「ジョジョ」は後戻りする物語じゃなく、前に進む物語なのですから。




―― と、まぁ、こんな予想&妄想でした。
例によって、めっちゃ熱くなって書き込みまくっちゃいましたけど、これが当たる事はまずあり得ないっしょ!所詮、過去の要素をこねくり回してるだけの内容。荒木先生の描く作品ってのは、私ごとき凡人なんぞがいくら想像したって到底追い付けないものですし、もっともっと驚くべき新しい「何か」を投入してくるに違いありませんからね。それを固く信じているからこそ、こちらも安心して暴走でき、拙い予想でも披露できるんです(笑)。
「JOJOLANDS (仮)」スタートの日まで、みなさんも是非、あれこれ予想して楽しんでみてください!そして、もし良ければ、その内容を私にも教えてください!




(2021年8月20日)




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