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後悔はしていないけれど…
失った人生を取り戻すからね


#055 決着、そして…。





●今回のトビラ絵は、寄り添って並び立つ定助&鳩ねーちゃん!このザ・ニューコンビの逆鱗に触れてしまったダモカンが辿る結末や如何に?
そして、2人の背後には鳩ねーちゃんのスタンドも描かれています。やっぱカッコ可愛いデザインです。あ、よく見ると、耳の形が「鳩(HATO)」の「H」の形になってるね。「ハート」マークも付いてて、とってもキュート。それから、スタンドの全身を覆っているものは「針」だと思ってたら、なんか違うっぽいです。別に尖ってないし、「針」というよりは「棒」か「フリンジ」って感じか。


●鳩ねーちゃんのスタンド攻撃を喰らい、苦悶の表情を浮かべるダモカン。そんなダモカンの様子を眺めつつ、定助は冷静に推察します。
……もしダモカンに仲間がいるなら、すでにここに来ているはず。そうすれば、今回の「粛清」もあっさり成功したはず。それなのに1人という事は、「ロカカカ」の秘密保持と独占が目当てか、あるいは仲間を全員失ったか。さらに、恐らくダモカンが、少人数で編成されたチームのボスであろう事も指摘。それらが全て当たっているのなら、なるほど。「岩人間」は集団性が弱く、組織や国家を持とうとしない孤独な種族ではありますが……、利害が一致するごく少数のメンバーでなら徒党を組む事もあるって事か。他にもいくつかのチームが存在してる可能性もありますね。
そんなダモカン、追い詰められてもまだまだ屈しません。この期に及んで、なお「ロカカカ」が生み出す利益について考えてます。どうやらダモカンと夜露は、吉良の遺体を一緒に確認していた模様。しかし、その遺体のDNAが吉良本人と一致する事は突き止めていても、実際に全て100%一致しているかどうかの検証まではしていなかったワケです。顔の確認にしても、寸分違わず吉良そのものであったかどうかまでは、今となっては確信も持てないワケです。もし本当に、「継ぎ木」した「ロカカカ」によって「定助」が誕生したのならば、それはもはや他の「ロカカカ」とはまったく次元が異なる新しい「ロカカカ」という事。「死」さえも、どこかの誰かと交換できるかもしれない。世の中の金持ち達が最高に喜ぶ大ニュースです。


●ダモカンの興味はすでに、「継ぎ木」した「ロカカカ」の在り処に移ってしまいました。鳩ねーちゃんの事など、「あんなチョロい女、すぐ殺したる」ってなもんで油断しまくり。当の彼女はと言うと、屋根の上を黙々と歩いています。当然、『ビタミンC』の射程外から狙う算段です。
しかし、ダモカンはさらなる策を講じ始めます。ドロドロに溶けている憲助さんの体を、もっと薄く引き伸ばす!ベタベタと触りまくって、改めて「指紋」を大量に付着させる!そして、そんな憲助さんにチャッカマンで火を点け、そのまま暖炉の中に放り投げる!どんどん燃え上がっていく憲助さんの肉体は、炎と共に「塵」「灰」となって舞い上がり、煙突から外へッ!その様子を見、父の悲痛な叫び声や肉の焼ける臭いに釣られた鳩ねーちゃん。思わず煙突に近付いてしまいました。なんと『ビタミンC』の「指紋」まで一緒に「塵」や「灰」となっていて、鳩ねーちゃんはそれに触れてしまったのです。ダモカン、どこまでもエグくてゲスな野郎ですな。
ついに鳩ねーちゃんも溶かされる……かと思いきや、その刹那。なんとダモカンの脳天に「針ヒール」貫通ッ!さっきダモカンが切り取った定助の肉片から「しゃぼん玉」が漂っていました。どうやらその「しゃぼん玉」が割れる音で、鳩ねーちゃんにダモカンの位置を指し示したっぽい。音が聞こえる真下にダモカンがいる、と。そんなにデカい音なのかよってツッコみたくもなりますが、それも無粋というものなのでしょう(笑)。見事なコンビネーションと讃えておきます。正直、私的には分かりにくい描写だったので、もうちょい説明が欲しいところでしたけど。


●何はともあれ、鳩ねーちゃんはさらにもう一撃!「針ヒール」は再びダモカンの頭部を貫く!その手応え(足だけど)を感じながら、鳩ねーちゃんは1人、涙をこぼすのでした。ついさっきまでラブラブだったはずの彼氏に裏切られ、自分の手(足だけど)で殺さなければならない理不尽な運命。彼女の心は深く傷付いたけど、またいつもの脳天気なおバカっぷりを見せてほしいですね。
とうとうダモカンの猛威は去り、ドロドロになっていたみんなも元に戻りました。大弥ちゃんも、虹村さんも、元通り。憲助さんも、転げ回って火を消し、どうにか無事です。そして、もちろん定助も復活。ところが、リビングにはすでにダモカンの姿は無し。まだ生きていたのかよ!「岩人間」の生命力も意外と侮れません。しかし、監視カメラの映像には、ヨロヨロと立ち去るダモカンの姿が映っていました。
定助はすぐさまダモカンの後を追います。……あれっ、ダモカンに切り取られたはずの脇腹(肝臓部分)も治ってますよ。つーか、憲助さんの切断された腕とかも治ってるしな。『ビタミンC』を解除して少しの間は肉体もまだドロドロが残っており、不安定で不定形であるがゆえに、切断された部分も自分でくっ付けたり出来る……のかも?そんなワケで、すっかりピンピンしてる定助。


●定助は、逃げるダモカンを発見。あっさり追い付きました。満身創痍のダモカン、もはや反撃する余力もない模様。「ロカカカ」が必要なら、2人で手を組もうと、見苦しく定助をスカウトしてくる始末です。しかし、定助は無言でダモカンを指さすと、『ソフト&ウェット』の拳を頭に叩き込む!この一撃で、しぶとかったダモカンもとうとう絶命。岩と化して死んでいくダモカンを見ても、「なんだ……」「フィギュアか…」とスルーする通行人達がシュールですね。鳩ねーちゃん直々にとどめを刺さずに済んだのは、せめてもの救いでしょうか?
東方家では、憲助さんが娘達と抱き合いながらも、定助の正体について思案を巡らせている様子。そして定助も、自分がかつて「吉良吉影」であり「空条仗世文」であった事実を確信!「仗世文」の名でパスポートを作っているダモカンが、自分を「仗世文」と呼んだのですからね。仗世文の住所に行けば、また新たな情報も掴めるかもしれませんね。
――そんな定助を、車の中から見つめる男が1人。それは常敏!なんか「うわー、マジかよ……」みたいなダダ下がりのテンションで、定助が東方家でダモカンを殺した事に焦っているような?つまり、ダモカンを始末して終わりとはならず、むしろもっとヤバい事態の始まりになるって事?ダモカンチーム以上に危険な「岩人間」達が、ダモカン達の縄張りや仕事を乗っ取って、やがて東方家にも迫る……とか。果たして常敏、どこまで知っているんだろう?


●場面は一転、どこかの刑務所。1人の女性囚人が出所手続きを行なっている様子。囚人服の背中には、ご丁寧に「STONE OCEAN」の文字まで(笑)。これで刑務所じゃないって方がどうかしてます。
女囚の所持金や所持品が返却されているのですが、その中のトランプに注目。明らかに「東方ふるうつ屋」のマーク!さらに、指輪に刻印された「N to C」の文字。ま、まさか……!?さらに、女囚は15年も服役していたらしく、その間の労働賃金も支払われます。無事に手続きは完了。彼女は看守達から好かれていたようで、暖かく見送ってもらえました。ただ、「世間様はあんたの罪を きっと まだ許してはいない」とも言われており、彼女が刑務所に入るキッカケとなった事件の不穏さも感じさせます。
私服に着替える彼女。さきほどのトランプに手を伸ばし、指先だけでペラペラめくると……、カードとカードの間からケータイが出現!誰かと会話を始めました。その電話の主は、なんとまたもや常敏!そう、やはりこの女性は「東方 花都 (ひがしかた かあと)」!憲助さんの妻であり、常敏達兄弟4人の母親です。御年は、奇しくもホリーさんと同じ52歳!今までまるっきり触れられていなかったけど、まさか生きていたとは。てっきり「石化病」が発病した常敏の身代わりになって死んじゃったとばかり。衝撃の展開です。じゃあ、常敏の時は祖父:常照あたりが身代わりになってくれたんでしょうか?


●花都さんは、少なくとも息子:常敏の事は可愛がっているようです。どうやら今までもちょくちょく電話していたみたいですし。ただ、夫:憲助さんとは何かしらの確執があるのか、なんと指輪をポイ捨て。刑務所を出所する事も、夫を初め、他の家族達にも言わないよう常敏に釘を刺しています。「後悔はしていないけれど… 失った人生を取り戻す」とのセリフもあって、かなりアクの強そうな雰囲気がプンプン。新たな波乱が巻き起こる事は必至です。
そして、電話を終えた花都さん、またカードとカードの間にケータイを消しちゃいました。これが彼女のスタンド能力なんでしょう。「カードとカードの間に物を収納する」能力、とか?「Card(カード)」をもじった名前や、ファッションのあちこちに見られるカードのモチーフからも、「カード」が能力に必要っぽい印象を受けます。例えば、「ハートのA」と「スペードの3」の間の空間内にケータイを収納、「ダイヤのK」と「クラブの9」の間の空間内にハンカチを収納……みたいに。計53枚からの2枚の組み合わせだけでも1,000通り以上になるので、めっちゃたくさん持ち運びできます。ただし、そのトランプ程度の大きさの物しか収納できない、などといったルールもあるかも。複数枚のトランプを並べて広げて、その分、大きい物を収納できたり。パッと見、『エニグマ』や『D4C』にも似た能力ですね。
――そんな母の現況なんて知る由もなく、最後は常秀がオチを決めてくれました。排水口から流されてしまった彼も元に戻り、マンホールから生還!でも、すっかり全身ビチョビチョで、風邪を引いちゃうのでした。


★今月は43ページ!長かったダモカン戦もついに決着!思ってたよりあっけなかったけど、予想外の花都さん登場もあって期待は高まります。彼女は一体、何をやったんでしょうね?やっぱ殺人、かな?夫の命を守るために殺人を犯したのに、憲助さんは味方してくれるどころか責めてきたので、今では愛憎入り混じった感情を抱くようになった……とか。しかもその殺した相手が、実は「憲助さんの親友」であると同時に「杜王町の町長」でもある男だった……とか。いつもながら、謎が謎を呼んで、予想のし甲斐もあります。
あと、最近思ってるのが、背景の描写について。実物の写真を貼って加工してる風な箇所が散見されます。よりリアリティを求めての工夫、と受け取るべき?「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」もそんな手法を多用してましたけど、「ジョジョリオン」でもそうするようにしたのかな。
作者コメントは「新しいものより要らないものばかり目に付く。新しい祭日とか要る?」との事。いや〜、私はもっと祭日増やしてくれても一向に構わんですよ(笑)。
来月号は「ジョジョリオン」が表紙&巻頭カラー!しかも、次回予告がガチなら、我らが常秀メインの回になりそう。こいつは楽しみだぜ!




(2016年6月18日)




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