TOP  戻る



完結記念!!
● 「ジョジョリオン」公式完全読本 ●

岩人間・岩生物編





Q01. 夜露はどうやって康穂が寝ている部屋に現れたのか?

A. 「岩人間」だから壁に溶け込んで移動できる

( 解 説 )
八木山夜露は、広瀬康穂が眠った東方邸の「離れ」の地下室、その壁沿いから突然現れた。(第26話)
夜露のスタンド『アイ・アム・ア・ロック』は、特定の物質を強く引き付ける能力。こういった芸当は出来ない。という事は、「岩人間」としての特技なのだろう。「岩人間」だけでなく「岩生物」は、肉体を石化させると、地面や岩石、コンクリートなどに溶け込みながら移動できるのだ。事実、夜露は海岸の岩場を自在に移動していたし、Q06.でも述べるが「岩犬」の岩助も壁から姿を現していた。(第31話、第33話)
豆銑礼さんが説明していた「クリオコナイトの集まり(コロニー)」の話も、「岩生物」が土砂や岩石と一体化・同体化できる生物である事を示している。(第68話)
(2021年9月17日)




Q02. 夜露から出て来たサランラップは何なのか?

A. 体液を硬質化させた膜であり、「岩人間」としての特技の一種

( 解 説 )
夜露は、眼球や舌からサランラップのような物を取り出し、それを康穂に被せていた。(第26話)
夜露のスタンド『アイ・アム・ア・ロック』は、特定の物質を強く引き付ける能力。こういった芸当は出来ない。という事は、「岩人間」としての特技なのだろう。「岩人間」は自分の肉体・細胞を硬質化させるだけでなく、衣服や所持品までも硬質膜で覆ってしまう。(第46話) このサランラップも硬質膜の一種なのだろう。涙や唾液などの体液を硬質化させた膜なのだ。だから、ガラスの破片で切り付けても破れない程の強度を持つ。
そして、ある意味、自分の肉体の一部のようなものなので、かなり自在に扱えるらしい。この膜の上から康穂の口に水を掛けたのに、何故か水は膜を透過して、康穂を溺れさせた。康穂の方から水を吐き出そうとしても、膜によって逆に遮断されてしまっていた。なかなか便利なアイテムだが、以降、夜露も含めて誰も使わなかったのは残念である。
(2021年9月17日)




Q03. 岩助が石化していたのは何故か?

A. 「新ロカカカ」を食べた犬に触れたせい

( 解 説 )
東方つるぎちゃんの前に現れた夜露は、石化した犬(後の岩助)にフルーツを食べさせ、石化を治してみせた。(第30話)
岩助が石化していた理由は、「新ロカカカ」にある。空条仗世文と吉良吉影が「壁の目」に埋もれたあの時、落ちていた「新ロカカカ」の破片を食べた犬がいた。(第53話) 岩助にそっくりではあるが、あれは実は岩助ではない。岩助の親犬か何かと思われる。「新ロカカカ」を食べた犬は、その後、岩助と触れ合った。そのため、両者間で「等価交換」が起こり、岩助は石化してしまったのである。少なくとも「ロカカカ」の「等価交換」に必要な果肉量は、1回あたり125g以上(1個の約2/3)らしい。(第81話) だが、それはあくまで人間にとっての必要量であり、犬はもっと少量でも効果を発揮するのだろう。

なお、「新ロカカカ」で石化した者に「ロカカカ」を食べさせても完治させる事は出来ない。「ロカカカ」は、食べた本人の体内だけで「等価交換」を起こすからだ。仮に岩助の全身の皮膚だけが石化していたとしても、また別の部位が石化してしまうため、やはりマトモに動く事は出来ないままだろう。
という事は、夜露が岩助に食べさせたフルーツは「ロカカカ」ではないという事になる。ここで出て来るのが、基本設定編 Q02.で触れた「生命の実」である。「生命の実」を食べると、生命力が溢れ、あらゆる病気や怪我が治る。しかし、引き換えに「岩生物」になってしまうのだ。これにより、岩助は「岩犬」になったのである。夜露にとっても貴重な果実ではあったろうが、つるぎちゃんと取り引きし、東方定助を確実に始末するためには止むを得なかったのだろう。


―― 以上の回答は、あくまで私の想像・妄想に過ぎない。
それに納得できない場合は……、岩助は元々「岩生物」だった、と考えておけば良いだろう。つまり、全ては夜露の仕込み・演技だった事になる。
(2021年9月17日)




Q04. 夜露の定助に関する不可解な言葉は何なのか?

A. 比喩とハッタリ

( 解 説 )
夜露は定助に対し、過去の出来事とは一致しない、いくつかの不可解な言葉を残している。(第32話)
 ① 「言ったはずだ」 「おまえなんかの「しゃぼん玉」は わたしには役に立たないと…」
 ② 「「岩」に生まれたのは…!!」 「貴様の方だッ!!」
 ③ 「この前!「岩」に挟んでオレが殺してやったッ!」
 ④ 「震災で「壁の目」の隆起がなければ くたばっていたんだッ!!」

②と④は、仗世文と吉良が「壁の目」に埋もれて生まれ変われた事を指した比喩であろう。「壁の目」が隆起していなければ、2人はあのまま「岩人間」達の猛攻を受け、殺されていたはずである。しかし、2人は「壁の目」に飲み込まれ、定助となって岩石や土の中から生まれてきた。ある意味、「岩人間」よりも「岩」っぽい生まれ方だ。
①と③は、定助の記憶がない事をいい事に言ったハッタリであろう。かつての自分も歯が立たなかった相手だと思い込めば、定助はビビるかもしれない。
かつて自分達「岩人間」を出し抜き、「ロカカカ」を盗み、まんまと逃げおおせた仗世文を、夜露は決して許さなかった。その怒りと憎しみを晴らすために、夜露は命果てるまでどんな事でもやってのけたのである。
(2021年9月17日)




Q05. 夜露だけが定助の正体を知っていた理由は?

A. 「岩人間」はあくまで個人主義だから

( 解 説 )
ダモカンこと田最環は、定助の正体も「新ロカカカ」の存在も知らず、それを知った時には大いに驚愕していた。(第54話) しかしその一方、夜露はそれらの事実を知った上で、定助に襲い掛かって来ていた。(第31話) 彼らは同じチームの仲間なのに、である。
「岩人間」は、集団性や国家を持とうとしない。(第46話) 「単独」が基本生態で家族も持たないが、時に利益のために「集団」を作る。だが、それはあくまで損得関係でしかなく、同士間に愛情や友情はない。(第99話) つまり、夜露に限った事ではなく、「岩人間」自体が徹底した個人主義者なのである。夜露が個人的に定助を怪しんで調べ、その正体に気付き、さらに「新ロカカカ」のパワーにも思い至ろうと、それはどこまでも夜露個人の問題。同じチームと言っても、わざわざ全て報告する義務も義理もないのだ。
むしろ、彼は「豊かさ」のために多くのものを狙っている強欲な男である。(第26話、第32話) 仮にチーム内のルールがあったとしても、自分の利益のためなら無視するだろう。
(2021年9月17日)




Q06. 岩助はどうやって壁から現れたのか?

A. 「岩生物」だから壁に溶け込んで移動できる

( 解 説 )
岩助は壁からズズズと姿を現した。(第33話)
これは、Q01.でも述べた通り、「岩生物」の特技というか体質である。「岩人間」や「岩生物」は肉体を石化させると、地面や岩石、コンクリートなどに溶け込みながら移動できるのだ。
(2021年11月3日)




Q07. 愛唱が「ロカカカ」を捨て去って行ったのは何故か?

A. 尾行者をおびき出すため

( 解 説 )
大年寺山愛唱は老人に「ロカカカ」を売りさばいた後、「ロカカカ」の樹木をバラバラにして鉢ごと捨て去って行った。(第39話) だが、愛唱達は、取り引き前と後の「ロカカカ」の重さを量っていたはずである。(第50話、第51話)
これは、自分の尾行者の存在に気付いていた愛唱が、そいつをおびき出すためにあえて取った行動である。自分と「ロカカカ」、どちらを追跡しているのかが分かれば、そいつの目的も掴めるというワケだ。
(2021年9月17日)




Q08. 眠っていた愛唱を起こしたのは誰?

A. 夜露か、他の「岩人間」の知人

( 解 説 )
鳥にフンを掛けられてヒステリーを起こした愛唱の脳裏には、過去の出来事がフラッシュバックしていた。ある豪雨の夜、川岸で眠る愛唱を起こす誰かの声だ。(第41話)
これに似た出来事として、恋人に騙された愛唱が埋められて危うく死にそうなところを、夜露が起こしに来てくれたというものがある。(第42話) 豪雨の夜に起こしてくれたのも、夜露だった可能性は高そうだ。しかし、「起きて」 「溺れるよ」という口調は、なんか夜露っぽくはない。例えば、女性や少年などの他の「岩人間」の知人がいて、その人が起こしてくれたのかもしれない。いずれにせよ、愛唱は睡眠時のトラブルが多い男のようだ。
(2021年9月17日)




Q09. 「等価交換」を見られても大した事ではないのか?

A. チームや栽培場所に迫られるよりはマシ

( 解 説 )
愛唱は「ロカカカ」と尾行者について、電話で東方常敏にこう話していた。「見られたのは等価交換のところで大したことではないが…」と。(第41話)
思いっ切り大した事あるんじゃないかと思ってしまいそうだが、彼は続けてこうも言っている。「仲間の『夜露』と連絡が取れない」 「問題はそこだ!」と。つまり、あの「ロカカカ」単体を狙っている程度ならまだしも、自分達「岩人間」の存在やチームに迫ろうとしているのなら重大な事態という事だ。「ロカカカ」の栽培場所を知られたり、栽培している大量の「ロカカカ」を丸ごと奪われたりする危険もある。そういうところを警戒していたのだろう。
(2021年9月17日)




Q10. エイ・フェックス兄弟はどうやって出会ったのか?

A. 同じスズメ蜂の巣でずっと一緒に育った

( 解 説 )
エイ・フェックス兄弟は双子の「岩人間」である。(第44話) しかし、「岩人間」は産まれた後、すぐスズメ蜂にしがみ付いて巣に入り、女王蜂の体内に潜り込んで過ごす習性を持つ。(第99話) そんな孤独な生態の生物が、兄弟と再会できるものなのだろうか?
恐らく、双子が産まれても、別々の巣で離れて過ごす事になったり、あるいはどちらかが死んでしまったりする事が多いものと思われる。その場合、お互いに生きていても再会は難しいはずだ。だが、エイ・フェックス兄弟は、うまい具合に2人で同じ蜂にしがみ付き、同じ巣に入って、同じ女王蜂の体内に潜り込んだ。それほどに生まれつき息もピッタリな双子だったのである。だから、17年後も2人仲良く成長し、巣から外界に出て、ずっと行動を共にしていたのだろう。
それにしても、取り憑かれた女王蜂は、2人に栄養を吸われて大変だったに違いない。
(2021年11月3日)




Q11. 「岩人間」変態の図解は真実なのか?

A. 図解には体長の記載が無いだけで、内容は真実

( 解 説 )
第46話の冒頭にて、「岩人間」の詳細が解説されていた。そこには、幼少期→少年期→青年期Ⅰ→青年期Ⅱ→壮年期Ⅰ……という具合に、6年ごとに変態する図解も載っている。だが、第99話では、「岩人間」のさらなる生態が明かされ、生まれたばかりの「岩人間」の体長は平均28mmである事が判明。そして、スズメ蜂の巣で過ごし、17年後に急激に成長するらしい。一見すると、矛盾しているようにも感じられる。
第46話の変態図解には体長は表記されておらず、あくまで「岩人間」の体格・形状の変化が描かれているに過ぎない。恐らく、幼少期と少年期の体長はほんの数cmで、青年期Ⅰから一気に成長して、人間サイズになると思われる。基本は6年周期の変態だが、17歳の時の急激な成長だけは、長い人生において一度きりの特殊な変態なのだ。
(2021年11月3日)




Q12. ダモカンが南の海の飛び魚を知っていたのは何故か?

A. 執念深く船員達から聞き出した

( 解 説 )
ダモカンは何故か、「ロカカカ」の枝を巡る騒動の最初のキッカケが、南の海の飛び魚だった事を知っていた。(第49話)
恐らく、「ロカカカ」の枝を盗んだ犯人を突き止める過程で、吉良が乗っていた船の船員達から聞き出したのだろう。その船には、「ロカカカ」と愛唱も積み荷として乗っていた。そして、吉良の母親:ホリーさんは病気である。「ロカカカ」との接点と盗む動機が吉良には確実にあり、犯人の可能性が高いと判断したのだ。日本全国の怪我人や病人を片っぱしから調べるほどの異常な執念を持つダモカン。(第51話) 彼ならば、そのくらいは余裕でやってのけるに違いない。
(2021年11月3日)




Q13. アーバン・ゲリラ戦で木々が移動して来たのは何故か?

A. 「ソラティ・ド」が根を巻き込んで強引に地中を移動したから

( 解 説 )
定助達がアーバン・ゲリラの追跡から逃げる際、木々がゆっくり回転するように近付いて来ていた。(第65話)
これは、アーバン・ゲリラが潜む「ドレミファソラティ・ド」が、地中を進むからこそ起こった現象である。地中の根っこを巻き込みながら強引に突き進む事で、木々が引っ張られ、移動したのだ。当然、土の地面よりも、アスファルトやコンクリートがある固い路面の方が、木が引っ掛かって移動スピードも落ちてしまう。
さらに、アーバン・ゲリラのスタンド『ブレイン・ストーム』のハシゴ代わりに利用する目的で、木を移動させたかったという都合もある。(第66話)
(2021年11月3日)




Q14. 「岩人間」と「ロカカカ」の相性とはどんなものなのか?

A. 効率良く安全に「等価交換」を起こせるほどの好相性

( 解 説 )
アーバン・ゲリラによると、「ロカカカ」は「岩人間」のための植物であり、「ヒト」とは相性が悪いらしい。(第69話) 肉体細胞の有機体の質の違いから来るもののようだ。という事は、「岩人間」は「ロカカカ」との相性が良いという事になる。相性が良いとは、具体的にはどういう事を意味するのだろうか?
作中において、「岩人間」が「ロカカカ」を食べた例は、透龍くんが未熟な「新ロカカカ」を食べたという1件のみである。(第106話) そこから推測すると……、「ヒト」には「等価交換」を起こす力さえ無い未熟な果実や少量の果実であっても、「岩人間」なら「等価交換」を引き起こせるのであろう。つまり、「ヒト」と比較すると、「ロカカカ」の成分を非常に効率良く吸収して使用する事が出来る肉体細胞を持っているのだ。また、「等価交換」時に脳や心臓などの致命的な部位を失う確率も、「ヒト」より格段に低かったりするのかもしれない。「ロカカカ」の成分は、ケイ素との関わりが深そうである。
(2021年11月3日)




Q15. アーバン・ゲリラが医者だとバレたのは何故か?

A. 一般人は自分で傷を縫わないから

( 解 説 )
アーバン・ゲリラは自分が医者である事を定助に見破られ、激昂していた。(第70話) 会話の端々で、定助はなんとなくそう感じたようだ。
医者らしい発言とすれば、まぶたに負った傷について「こんな傷!全部 自分で縫って治せるぜッ!!」と言った事だろう。(第69話) 一般人にそんな知識や技術はないし、あったとしても病院に行くだろう。あるいは、「ロカカカ」や「岩人間」について、科学的な根拠に基づいた発言をしていたところだろうか。怒り狂っているように見えて、実は論理的・理知的でもある彼の姿に、医者っぽいと感じ取ったのかもしれない。あらかじめ豆銑さんから、敵の正体が医者である可能性を聞いていた事も、推理に影響していそうである。(第66話)
(2021年9月17日)




Q16. 『オゾン・ベイビー』はターゲットを選べるのか?

A. 無差別の能力で、ターゲットは選べない

( 解 説 )
プアー・トムは自分のスタンド『オゾン・ベイビー』を、常敏に土中に埋めさせた。(第70話) その理由は、ターゲットの選別にあった。プアー・トム自身が埋めると無差別になり、常敏が埋めると定助と豆銑さんだけをターゲットに出来る……という話である。
ところが実際は、常敏が埋めようと無差別に能力は発動していた。(第73話) プアー・トムとしては、わざわざ自分で埋めに行くのも面倒だし、安全な場所で女と遊んでいたかったのだろう。そして、全員死んだ後で、ゆっくり「新ロカカカ」の枝を探す気だったのである。そのために、常敏に協力的な態度で接し、まんまと騙してみせたのだ。
「新ロカカカ」はもう見付けられないというプアー・トムの言葉を、常敏は素直に信じてしまった。いや……、多少の疑問は抱いていたにも関わらず、裏切りの可能性を考えなかった。(第72話) その辺が、常敏の純粋さであり、未熟さでもあるのかもしれない。
(2021年11月3日)




Q17. 「髪留め」が康穂に見せた父親は何だったのか?

A. 「髪留め」のスタンド能力

( 解 説 )
康穂は13歳の時、清の時代の「髪留め」を買った。(第71話) だが、その「髪留め」は「岩生物」が擬態した姿で、彼女の皮膚の水分を吸い、フケを舐め取っていた。挙句の果てには、どうやったのか、その場にいない父親の姿まで康穂に見せていた。
その父親の姿は、カサカサに乾燥しているように見える。康穂から出たフケを集めて、彼女の心の弱い部分を感じ取って、父親の像を作り出したのかもしれない。だとしたら、これはもはやスタンド能力の領域である。「岩人間」の95%はスタンド使いなので、スタンドを持った「岩生物」がいても不思議ではないだろう。(第46話)
(2021年9月17日)




Q18. 「髪留め」が崩壊していないのは何故か?

A. 仮死状態だから

( 解 説 )
康穂は「髪留め」の死骸を調べるため、定助・豆銑さんと別れた。(第72話) 彼女の部屋の小箱の中に、今も保管していたのである。ところが、とっくに死んでいるにも関わらず、その死骸は粉々に崩壊する事なく形を保っているようだ。
「髪留め」は完全には死んでおらず、仮死状態にあるのかもしれない。体は踏まれて破壊されてしまったが、「核」のような部分は辛うじて無事で、長い時間を掛けて治癒中……とかだったりするのだろう。もしくは、単に「岩昆虫」の類は、「岩人間」と違って死んでも崩壊はしないという可能性もある。「ドゥードゥードゥー・デ・ダーダーダー」も、死後に崩壊したところまでは描かれていない。(第100話)
(2021年11月3日)




Q19. プアー・トムを殺したのは誰?

A. 透龍くん

( 解 説 )
プアー・トムは仲間が乗っている救急車に助けを求めたところを殺された。(第76話)
救急車に乗っていたのは、羽伴毅と透龍くんだったと思われる。そして、プアー・トムが透龍くんを「追跡」したと見なされ、『ワンダー・オブ・U』の「厄災」が発動。周囲に舞う水滴が激突し、彼の頭部を貫いて殺したのである。
ちなみに、定助も救急車を追ったが、「厄災」は起きなかった。これは、透龍くんというよりも「新ロカカカ」の枝の方を追っていたからであろう。あるいは、「厄災」によって石につまづき、転んでしまったのかもしれない。
(2021年9月17日)




Q20. ペチャンコの車椅子は何なのか?

A. 2人分の体重で潰れた

( 解 説 )
康穂が羽伴毅を調べるために近付いたところ、東方密葉さんとバッタリ遭遇。診察室に羽伴毅の姿はなくなっていたが、机の引き出しには何故かペチャンコに潰れた車椅子がしまわれていた。(第78話)
この時、羽伴毅は『ドクター・ウー』で肉体を破片にし、密葉さんの体内に取り憑いている状態であった。この状態だと、体重も2人分になる。実際、密葉さんが腰掛けたベッドは異様に深く沈んでいた。また、彼女に乗っかられた康穂は、あまりの重さに身動きが取れなくなっていた。(第79話) つまり、車椅子に乗った密葉さんに羽伴毅が取り憑いたら、重さで潰れてしまったのである。このまま放置しておくワケにもいかず、2人分の腕力でさらに解体。机にしまったのだろう。
(2021年9月17日)




Q21. 透龍くんが定助達に伝言を伝えたのは何故か?

A. ラボに入り込ませるため

( 解 説 )
TG大学病院で再会を果たした康穂と透龍くん。康穂は透龍くんに、定助への伝言を頼んだ。そして透龍くんは、その通り定助に伝言を伝えた。(第81話) だが、彼の正体は「岩人間」であり、バカ正直に伝えてやる必要もないように思える。
康穂に対する優しさもあるにはあったのかもしれないが、恐らくそうではない。彼の真の狙いは、定助達をも「ロカカカ」専用のラボに入り込ませるためである。実は、ラボに侵入した者は、彼のスタンド『ワンダー・オブ・U』のターゲットとしてロック・オンされる。(第97話) 「新ロカカカ」の枝の在り処をあぶり出すために、康穂と密葉さんのみならず、定助と豆銑さんも「厄災」で追い込む必要があったのだ。そのせいで羽伴毅は倒されてしまったが、透龍くんにとっては些事に過ぎないのだろう。
(2021年9月17日)




Q22. ラボの「ロカカカ」をどうやって補充したのか?

A. 杜王スタジアムから移動させた

( 解 説 )
TG大学病院内にある「ロカカカ」専用のラボでは、大量の「ロカカカ」が栽培されていた。しかし、豆銑さんはそれを全て破壊。(第82話) ところが、後日、定助が科学情報誌「パンゲア・ランド」の記者:田岡さんに送った画像を見ると、ラボでまたもや大量の「ロカカカ」が栽培されていたのである。(第97話) 院長を座って待ち構える定助の後ろにも、ラボの中の「ロカカカ」が見える。
様々なウイルスや細菌で汚染されたラボの消毒・清掃を終えた透龍くんは、「ロカカカ」の別の栽培場所である杜王スタジアムから移動させて来たのだ。元は愛唱が管理していたのだろうが、もはや主はいなくなってしまった。補充するにはちょうど良かったのである。
(2021年9月17日)




Q23. 透龍くんの左手の指が8本あったのは何故か?

A. 透龍くんが1人の存在ではない事を暗示した描写

( 解 説 )
康穂は透龍くんの手を無意識に握り、その指が絡み合った。(第83話) よく見ると、この時、透龍くんの左手の指が8本あるのだ。単なる作画ミスと言ってしまえばそれまでだが、あえてもうちょっと突っ込んで考えてみよう。
この時点ではまだ明かされていない事だが、透龍くんは「岩人間」であり、スタンド使いでもある。そして、彼のスタンド『ワンダー・オブ・U』こそが、TG大学病院の明負悟院長なのである。この「多い指」も、透龍くんが1人の存在ではない事を暗示しているのだ。「透龍」と「院長」という、2人の存在である事を示唆した描写なのだ。
(2021年11月3日)




Q24. 院長の講演はどんな日程だったのか?

A. 2日間に渡って開催

( 解 説 )
「新ロカカカ」収穫まで48時間の時点で、TG大学病院記念堂にて院長の講演が明日行われるという新聞記事があった。(第89話) そして、雨に撃ち抜かれた定助が病院に運ばれ、目を覚ました頃、講演は始まっていた。(第92話) その後、ホリーさんに助けられた定助が、ラボで院長を待ち構える。(第93話) 同じ日、康穂は東方邸に侵入。この時点で、「新ロカカカ」収穫まで3時間24分であった。即ち、定助は雨に撃たれてから丸1日以上、ずっと意識不明だった事になる。なのに、定助が起きた日、院長の講演は行われていたのだ。
恐らく、講演は何らかの理由で急遽1日延期されたか、あるいは2日間に渡って行われる日程だったかのどちらかであろう。個人的には後者を推したい。実はウルジャン掲載時には、講演が2日間行われると新聞記事にも書かれてあったからだ。つまり、定助は講演初日は寝過ごしてしまったが、2日目には間に合ったという事である。院長は最終日である2日目に、新薬「LOCACACA 6251」を満を持して発表したのだ。
(2021年11月3日)




Q25. 院長は「岩昆虫」と一緒に移動していたのか?

A. 院長の所持品扱いで、一緒に移動

( 解 説 )
明負悟院長に成りすましているスタンド『ワンダー・オブ・U』は、物質をすり抜けたり、鏡面に映る虚像と実像を入れ替えたり、かなり特異な移動を繰り返していた。(第98話) だが院長は、「岩昆虫」の「ドゥードゥードゥー・デ・ダーダーダー」や「オブラディ・オブラダ」による攻撃を仕掛けて来ていた。(第105話) 院長は、実体である「岩昆虫」も一緒に移動していたのだろうか?
院長はスタンドではあるが、院長としての職務もある以上、実物を持ち歩く事も当然あるだろう。恐らく、そういう物も一緒に移動する事が出来るはずだ。例えば、第5部の『リトル・フィート』なども、切り付けた相手をその所持品も含めて小さくしていた。スタンド能力では、衣服や所持品もその本人の一部と見なされるケースが多いのだ。よって、院長が持ち歩いていた「岩昆虫」も院長の所持品として扱われ、院長と一緒に移動できたのである。
(2021年9月17日)




Q26. エンヤ婆やエルメェスは「岩人間」なのか?

A. 人間だよ!

( 解 説 )
第99話にて、「岩人間」のメスが「ヒト」の女性と見分けが付かないという説明で、多くの女性達が描かれていた。土偶や「ミロのヴィーナス」、ニカブを被ったイスラムの女性、芸者さん、歴史上の人物や女優・アーティスト、レスリング選手の伊調馨さんに「リング」でお馴染みの貞子まで。その中には、第3部からはエンヤ婆、第6部「ストーンオーシャン」からはエルメェス・コステロが紛れていた。
だからと言って、妙な誤解をしてはいけない。エンヤ婆もエルメェスも、れっきとした人間なのである。事実、2人が死んだ時も、死体が砂のように崩壊したりはしていない。これはあくまで、水着美女だけが「岩人間」代表なのであって、それ以外は全員「ヒト」として描かれているのだ。あえてもう少し踏み込めば、スクリーントーンが貼られていない者だけが「岩人間」という区別なのかもしれない。だとしたら、水着美女の他に、古代エジプトの壁画の女性も実は「岩人間」という事になる。
(2021年9月17日)




Q27. 「岩人間」同士に愛情や友情は本当に無いのか?

A. まったく無いワケではないが、「ヒト」に比べると弱い

( 解 説 )
「岩人間」は単独行動が常であり、同士間に愛情や友情は無いと言う。(第99話) 損得や利害で繋がっただけの関係らしい。だが、夜露と愛唱は対等の友人のような関係に見えた。(第42話) また、エイ・フェックス兄弟は互いに大事に想い合っている家族に見えた。(第44話、第46話)
あくまで、「ヒト」と比べるとかなりドライな関係というだけで、愛情や友情自体はゼロではないと思われる。もっとも、「岩人間」を始めとする「ケイ素系生命」が、「ヒト」などの「炭素系生命」の「滑り止め」の存在である以上、そもそも「ヒト」のように感情豊かな生物ではないのだろう。もし「ヒト」が感情に振り回されて滅んでしまっても、「岩人間」は自己と実利を優先するため、生き残れるに違いない。
(2021年11月3日)




Q28. 「大地からの恵み」や「特別な場所」とは何か?

A. 「大自然のエネルギー」であり、「聖なるパワーが宿る土地」

( 解 説 )
「岩人間」は地面と岩と石にこだわり、「大地からの恵み」こそが真の利益。「岩人間」に特別な力を与えてくれる「特別な場所」こそが真の棲み家であるらしい。(第99話) だが、それらが具体的にどういったものなのか、いまいちイメージしにくいので考えてみたい。
まず、「大地からの恵み」とは、大自然のエネルギーであろう。生命を育む力であり、育まれた生命そのもの。土地や岩石自体はもちろん、大地に根付く木々や草花、野菜に果実。そこに集まる虫や動物達。それらが創り出す「自然の摂理」。「岩人間」は、その全てを尊いものとして大切にしているのだ。だからこそ、良い果物が実るような肥沃な土壌をこよなく愛し、豆銑家の梨園の土地も奪ったのである。大地への敬意を忘れて、地球の支配者ヅラで「自然の摂理」を踏み躙る「ヒト」とは相容れないのも無理はない。
そして、「特別な場所」とは、聖なるパワーが宿る土地であろう。例として、アメリカ大陸の「悪魔のてのひら」と、「二本松」や「壁の目」のある杜王町の地面が列挙されていた。これらの場所と「岩人間」という存在は、基本設定編 でも述べたように、「聖人」や「聖なる遺体」が深く関わっている。よって、「岩人間」にとっては活力と不思議な安らぎを与えてくれる、そんな居心地の良い場所なのかもしれない。杜王町に「岩人間」が多く集っていたのも、それが理由なのだ。
東方家の土地について、夜露が強く欲していたのも、ダモカンがやけに褒めていたのも、その両者が揃った場所だからであろう。(第32話、第48話)
(2021年9月17日)




Q29. 「岩人間」は「石仮面」や『矢』と関係があるのか?

A. 直接的な関係はない

( 解 説 )
「岩人間」の生態説明の際、第1部のディオらしき人物が被った「石仮面」や、第3部のエンヤ婆が持つ『矢』まで描かれていた。(第99話) 「岩人間」と何かしらの深い関係がある、という意味なのだろうか?
いや……、これは文脈的に、「岩人間」にとっての「特別な場所」の説明に掛かった描写である。「悪魔の手のひら」と「杜王町の地面」、これらと「石仮面」と『矢』が物語的に同等の存在である、というだけの説明に過ぎない。生物から眠れる力を呼び醒ます特別な存在、という意味で共通しているのだ。よって、例えば「石仮面」と『矢』の材質なり正体なりが実は「岩生物」だったとか、そういう直接的な関係は一切ない。そもそもの話、2004年に発売された「青マルジャンプ」での荒木先生のインタビューを読む限り、少なくとも「ジョジョリオン」の世界には「石仮面」は存在しないはずである。
(2021年9月17日)




Q30. 豆銑さんの父親の葬式にいたのは院長か?

A. 姿はそっくりだが、院長に化けていたワケではない

( 解 説 )
豆銑さんの父親の葬式に、明負悟院長によく似た老人が訪れていた。(第99話) だが、透龍くんが本物の明負悟の存在を知ったのは、この葬式よりも後の事。まだ幼かった康穂に教えてもらったからである。(第102話)
あの老人の正体が、人間に成りすました『ワンダー・オブ・U』である事は間違いないだろう。ただし、明負悟に化けていたワケではないのは前述の通りである。たまたま明負悟に似た老人に成りすましていた時期だったのかもしれない。あるいは、『ワンダー・オブ・U』が変身できるのはあの老人の姿だけで、その姿に似た老人をわざわざ捜して殺し、成り代わっているのかもしれない。いずれにせよ、どのみち顔を記憶する事も出来ないのだから、誰の姿だろうとあまり問題はないのだ。
(2021年9月17日)




Q31. こすると火がつく岩とは何なのか?

A. 「岩人間」だけが知る特殊な鉱物

( 解 説 )
透龍くんはかつて、まだ幼かった康穂とキャンプ場で出会っていた。(第102話) その時、透龍くんは不思議な岩を康穂に贈った。それは、こすり合わせると火がつくが、握っても熱くないという2個の岩である(大きさは小石程度)。これは一体、何なのだろうか?
恐らくは、「岩人間」だけが知る特殊な鉱物なのだろう。「岩生物」の一種という可能性もある。あるいは、透龍くんの肉体の破片だったりするのかもしれない。彼はその後、何度も康穂の前に現れては消えている。自分の肉体の一部分だから、それを持っている康穂の居場所も正確に感じ取れていた……と考えられなくもない。
(2021年11月3日)




Q32. 「新ロカカカ」を2億円で売ろうとしたのは何故か?

A. 商売のセンスがなかった

( 解 説 )
透龍くんは「新ロカカカ」を2億円設定で売ろうと考えていたらしい。(第102話) しかし、2億円と言ったら、旧タイプの「ロカカカ」や新薬「LOCACACA 6251」と同じ値段である。(第50話、第103話) 「新ロカカカ」ならば、その10倍・100倍、いや、たとえ1000倍の値段だろうと買う者はいるはずだ。いくら何でも良心的すぎる設定に思える。
透龍くんは夢と想い出を重んじるように、ロマンチストな面がある男である。実利の絡む商売に関しては、あまりセンスがないというか、それほど興味自体もなかったのだろう。その辺は仲間にお任せしていたのかもしれない。そのため、特にこれといった根拠もなく、「まぁ、2億くらいにしとくか」みたいなノリで考えていたのだ。もっとも、その効果を目の当たりにした後は、さすがに考えを改めたようだが。
(2021年9月17日)




Q33. 透龍くん個人が強大なスタンドを持つのは何故か?

A. 「厄災」のエネルギー自体は借り物であるため

( 解 説 )
『ワンダー・オブ・U』の「厄災」は、最終的には、透龍くんを目視しただけで死ぬというレベルにまで高まる。(第102話) 透龍くんが一個人でありながら、これほど強大なスタンドを持てたのは何故なのだろうか?
その最大の理由は、元々この世に存在し続けている「厄災」のエネルギー ・ 「厄災」の理(ことわり)そのものと一体となって発現するスタンドだからである。(第108話) 「厄災」自体は借り物の力に過ぎず、その「厄災」の流れを透龍くんのために利用するだけのスタンドだから、実はそこまで膨大なスタンドパワーを必要としないのだ。第6部「ストーンオーシャン」に登場した、「方角」のエネルギーを利用するスタンド『ドラゴンズ・ドリーム』に似たタイプとも言えよう。
(2021年11月3日)




Q34. 「岩生物」はみんな水が苦手なのか?

A. 窒息しやすいので、本能的にみんな苦手

( 解 説 )
定助の全身に纏わり付いた「オブラディ・オブラダ」は、定助が浴槽に沈んだら、水を嫌がって離れた。(第106話) 「オブラディ・オブラダ」の解説文にも、「岩生物なので増水や嵐を嫌う。」と書いてある。「岩生物」はみな、例外なく水が苦手なのだろうか?
少なくとも、アーバン・ゲリラと「ドレミファソラティ・ド」を観察した豆銑さんが、「どっちも「水」は苦手のようだ」と語っていた。(第68話) 実際、康穂は体に付着した『ブレイン・ストーム』を水で洗い流している。だが一方で、海に落とされた夜露は水を恐れているような素振りを見せてはいない。(第32話)
恐らく、夜露の死体を見た憲助さんの仮説通り、「岩生物」の細胞は酸素不足に弱いのだろう。水に限らず、地中に埋もれたりして酸素が足りなくなると、「ヒト」よりも早く細胞が劣化し窒息してしまうのだ。そのため、「岩生物」は水中に入る事を本能的に好まないと思われる。ただし、「岩人間」は高い理性・知性によって、その嫌悪感・警戒心を抑えられるのだ。
(2021年11月3日)




Q35. 透龍くんに未熟な「新ロカカカ」が効いたのは何故か?

A. 「岩人間」は「ロカカカ」との相性が良いため

( 解 説 )
透龍くんは自分の肉体の負傷を治すべく、「新ロカカカ」を食べた。(第106話) だが、それはまだ未熟な果実であった。つるぎちゃんの「石化病」が悪化しても尚、常敏は果実が熟すまで待とうとしていた。(第96話) それほどデリケートな果実なのに、未熟なまま食べて「等価交換」が普通に起きたのは何故なのだろうか?
Q14.でも述べた通り、「岩人間」は「ロカカカ」との相性が良い生物である。未熟な果実や少量の果実であっても、効率的に「等価交換」を引き起こす事が可能なのだ。種族の差、肉体細胞の違いゆえという事だ。
(2021年11月3日)




Q36. 杜王猟場のガードレールは何者?

A. 透龍くんが置いた「ロカカカ」の番犬的存在

( 解 説 )
1941年、ルーシー・スティールとジョセフ・ジョースターが杜王猟場で出会った、生きたガードレール。(第109話)
こいつの名は「ラヂオ・ガガ」。「岩生物」の一種である。一見するとただのガードレールだが、実際はガードレールに擬態した動物なのである。「岩」というよりは「金属」に近いように見えるので、「岩人間」よりも硬質化の度合いが高い種族なのかもしれない。また、人間でもないのに人語を操るだけでなく、その意味を理解し、あろう事か人の道徳や倫理まで説いていた。(第110話) 人間と遜色ない程の知能の高さが窺える。「ドレミファソラティ・ド」や「ドゥードゥードゥー・デ・ダーダーダー」、「オブラディ・オブラダ」を始め、「岩生物」には、人間の想像や理解を遥かに超えた多種多様な種が存在するようだ。
この「ラヂオ・ガガ」は、杜王猟場で栽培されていた「ロカカカ」の番犬として置かれていた。その主人は、東方家という可能性もあるにはあるが、恐らく透龍くんだろう。透龍くんは東方家に「ロカカカ」を育てさせ、それ以外の者には一切近付かせないようにしたのである。ところが、「ラヂオ・ガガ」がジョセフに倒されてしまい、止む無く回収(というか盗難)。以降、東方家の研究データなどを参考にし、「岩人間」達が自ら栽培するようになったのだ。
(2021年9月17日)




Q37. 透龍くんの外見が70年以上変わっていないのは何故?

A. 「岩人間」は若い時代が長い

( 解 説 )
透龍くんの外見は、1941年の時点から変わっていない事が判明。(第110話) 少なくとも70年はそのままの姿という事になる。羽伴毅の推定年齢が70歳である事を考えると、透龍くんの年齢は何歳なのだろうか?(第81話)
「岩人間」の推定寿命は240歳らしい。(第46話) そして、6年ごとに脱皮・変態して成長する。人間の常識などでは計れない生物なのだ。もしかすると、「岩人間」は若い姿の時期が異常に長い種族なのかもしれない。だとしたら、まるでサイヤ人のようである。
(2021年9月17日)




Q38. 夜露と常敏は本当に大学時代の友人なのか?

A. 一応、友人だった

( 解 説 )
夜露と常敏は大学時代の友人らしい。(第110話) だが、その割には、東方邸新築の際、2人はスタジアムで初対面に近い挨拶を交わしていた。(第72話)
恐らく夜露は、仕事とプライベートをキッチリすぎるくらいに分けるタイプなのだろう。スタジアムの時は、「旧友」としてではなく、あくまで1人の「建築家」として振る舞っていた。だから、よそよそしい態度で敬語を使って接していたのである。常敏も常敏で、夜露がそういうヤツである事は知っていたので、あえてスットボけた皮肉っぽい対応で返したのだ。
(2021年9月17日)




Q39. 「岩人間」達のモチーフは?

A. 人が生きていく上で避けられぬもの (「7つの大罪」、「病魔」、「厄災」)

( 解 説 )
これは別にストーリー上の「謎」というワケではないが、せっかく思い付いた事なのでついでに書き残しておく。
実は「岩人間」のキャラクター達には、1つの明確なテーマというか、象徴的なモチーフが存在している。それは、人間が生きていく上で決して避けられないもの、である。具体的には「7つの大罪」「病魔」、そして「厄災」である。

「7つの大罪」とは、人を罪に導いてしまう7つの欲望の事。「強欲」、「嫉妬」、「色欲」、「傲慢」、「暴食」、「憤怒」、「怠惰」の7つである。
「強欲」八木山夜露。彼は富も名声も愛も何でも欲していた。様々な物質を集めて引き寄せる『アイ・アム・ア・ロック』も、まさしく強欲そのもの。全身トゲトゲなファッションは、「強欲」を暗示する動物「ハリネズミ」を表している。
「嫉妬」大年寺山愛唱。大好きな彼女を寝取られ、こっぴどい裏切りにあった。「嫉妬」を暗示する動物は「ヘビ」であり、彼のファッションも2匹のヘビが絡まり合っているかのようである。
「色欲」エイ・フェックス兄弟。この双子は、それぞれ男女を意味している。棒状になった手から何かを出す兄のスタンドは「男性」を、サッカーボールにジッパーが付いた弟のスタンドは「女性」を表す。「色欲」を暗示する動物は「サソリ」であり、彼らの特徴的なヘアースタイルは「サソリ」に似たデザインである。
「傲慢」はダモカンこと田最環。一見おとなしいが、実はプライドが高く、異常なまでに執念深い男である。立てなくなる程に他人を軟らかくする『ビタミンC』は、まさに他人を見下す能力と言える。
「暴食」ドロミテ。彼はフライドチキンやらカエルやら、とにかく喰いまくっていた。四肢を失った姿や独特な模様のファッション、不潔そうな風貌も、「暴食」を暗示する「ハエ」を表している。『ブルー・ハワイ』の能力も、ハエが媒介する伝染病のようである。
「憤怒」アーバン・ゲリラ。彼は登場してから死ぬまで怒ってばかりであった。生体破壊の能力『ブレイン・ストーム』も、まさしく殺意剥き出しである。トゲで刺した者を毒で汚染するスタンドだが、これは、「憤怒」を暗示する動物「ユニコーン」が角で毒を浄める姿の裏返しにもなっていると言えよう。
「怠惰」プアー・トム。働く必要がない「赤ん坊」と「酔っ払いジジイ」を合わせたようなビジュアルに、いちいち服を着なくていいような全身のタトゥー。酒、タバコ、ギャンブル、女……、見たまんまの怠惰っぷりである。そして、スタンド『オゾン・ベイビー』は、能力発動すら他人任せだった。

「病魔」羽伴毅。彼自身が医者である事もさる事ながら、そのスタンド『ドクター・ウー』はウイルスのように他人の体内に侵入し取り憑いて、体の自由を奪ったり、様々なアレルギー反応を引き起こしたりしていた。
「厄災」透龍くん。これはもう、そのものズバリ。『ワンダー・オブ・U』は「因果」の流れを変えて、「厄災」を引き起こしてしまう。


これらの「呪い」から逃げる事なく立ち向かい、1つずつ打ち破り、乗り超えて、その先にある「祝福」を受ける。それもまた、「ジョジョリオン」という物語が持つ一面なのである。
(2021年9月17日)








TOP  戻る

inserted by FC2 system