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「ジョジョリオン」の謎と考察・予想をまとめたよ


No.8 【 ホリーさんの症状は何なのか? 】






【第3版】
TG大の病院に入院していたホリーさん。作中での説明によると、彼女は「通常は普通の生活をしているが、人間が物に見える時がある」という症状を患っている様子。また、「物」ではないけど、直接会った康穂をエロ本の女の子と同一人物だと勘違いしていたので、要するに認識能力が狂ってしまっている状態なんでしょう。
さらに医師達の話では、脳の一部、腎臓1つ、肺の一部、胆のうがなくなっている」「手術の痕はまったくない」「病気というより人為的な形で奪われているらしい。そして、後に康穂がホリーさんの事を思い返した際には、「脳が固くスカスカになっている」「自分が途切れ途切れで分からなくなっている」という新情報も明らかに。
ホリーさんの身に起こっているこれらの症状や現象は一体、何なのでしょうか?



定助の片割れ「X(=空条仗世文)」(⇒ No.38 【第3版】参照) のスタンド能力によって、脳の一部を奪ってもらった。それ以外の臓器は「ロカカカ」を食べたために失った。脳が固くなっているのは「石化病」のせい。……これまで私は、そう予想していました。
しかし、ダモカンこと田最環とのバトルにて描かれた「空条仗世文」と「吉良吉影」の過去編によると、どうやらそうではなさそう。そもそもホリーさんは「ロカカカ」を食べてはいませんし、仗世文と会いはしたものの、彼との間にこれと言って何があったワケでもない様子。改めて考え直す必要が出て来ました。


結論から述べると、ホリーさんの脳や内臓は「記憶の男」(⇒ No.5 【第1版】参照) が奪ったものと予想します。どうやって奪ったのかと言えば、彼のスタンドこそが「奪う能力」だったのです。
定助(≒仗世文)の『ソフト&ウェット』は「奪う」というより、「借り受けたものを貸し与える」といった方が正確。定助自身は能力の対象外であり、他者から借りて、他者に貸すだけです。しかも、その効果はあくまで一時的なもの。……ところが、「記憶の男」のスタンドは、他者から奪い取ったものを自分自身だけのものにしてしまうのです。意図的に能力を解除しない限り、半永久的に。一見、似ているようで、まるで非なる能力なのです。

……では、「記憶の男」は、何のためにホリーさんの脳や内臓を奪ったのか?
これは【第2版】までの予想を活かしたいと思います。彼女だけが知る「記憶」「秘密」を手に入れたかったからです。その「記憶」「秘密」を「石化病」で永遠に忘れ去ってしまう前に、脳ミソごと奪い取ってしまったのでしょう。しかし、脳だけではもしかすると、誰かがその狙いに気付いてしまう危険もあるかもしれない。そのため、他の臓器までカモフラージュとして奪っておいたのです。
そして、その「記憶」「秘密」こそが、「生命の実」と「知恵の実」の力を消滅させる方法。より厳密に言うと、聖なるパワーを解き放つ方法でした。
私は、2000年もの遥か昔、磔刑から復活したイエス・キリストが現在の杜王町がある土地を訪れた際、「二本松」が聖なるパワーを受けて「生命の樹」と「知恵の樹」になった……と予想しております。(⇒ No.23 【第1版】参照) 「生命の樹」に成る「生命の実」を食べると、あらゆる病気やケガも治ってしまうほどの強い生命力と不老長寿が得られ、それと引き替えに「岩人間」として生きる宿命を背負う。「知恵の樹」に成る「知恵の実」を食べると、追い求めるものに辿り着くための深遠なる知恵と知識が得られ、それと引き替えに石化の「病気」の宿命を背負う。どちらも、その「果実」を食べた者を、「呪い」と引き替えに進化させる(=「神」の領域に近付ける)樹木なのです。
ホリーさんが知る「秘密」を実行すれば、それら2本の聖樹が生える聖地「壁の目」に宿った聖なるパワーは解き放たれ、永遠に失われます。「壁の目」と聖樹と「果実」、そして「果実」を食べた者は、聖なるパワーによって繋がっている状態。(⇒ No.2 【第1版】参照) しかし、その「繋がり」ゆえ、「壁の目」の聖なるパワーが失われれば、聖樹も永遠にただの松の木に戻ってしまう。そこに実った「果実」の力も同様に消滅し、「岩人間」は普通の人間になり、「石化病」そのものも存在しなくなる。まさに、連鎖的に全てをゼロに戻す方法なのです。
――東方家とジョースター家、それぞれの家系に伝わる「秘密」(⇒ No.19 【第1版】参照) のうち……、ジョースター家の一子相伝の「秘密」がそれ。どんな内容か分からないからこそ恐れ、ホリーが我が子に伝える前に奪い取りました。するとそれは、「記憶の男」の企みが根底から覆される、途轍もない「秘密」だったのです。


ちなみに、「記憶の男」がそれまでホリーさんの「秘密」を奪わなかったのは、彼女のスタンド能力が強力で得体が知れなかったから。奪わずにいたというよりは、奪えずにいたって事。だから、彼女に「石化病」が発病し、正気を失うまで待ったのです。彼女が「秘密」を忘れ去ってしまうまでの、ギリギリのタイミングを見計らって。
ホリーさんもさっさと我が子に「秘密」を伝えりゃ良かったんですけど、「秘密」を託すにはまだ不安があったのでしょう。吉良も虹村さんも精神的にムラがあって、極端な性格。我が子を愛しているが、それほどの「秘密」をあっさり任せるには少々危うい。彼らの精神的成長を待っていたら、とうとう「石化病」になってしまったのです。恐らく、「秘密」を忘れ去るギリギリのタイミングにまで達したら、どうあれ吉良に伝えるしかないとは覚悟していたものと思われます。
結局、そのギリギリのタイミングの読み合いの末、「記憶の男」の方が一手早かった……という事です。



脳が固くなっているのは、恐らく、「石化病」が進行してしまったからなのでしょう。そこには特に深い理由はありません。




なお、旧版はこちらに置いときます。 第1版へ   第2版




(2015年1月9日:【第1版】更新)
(2015年7月2日:【第1版】追記1)
(2015年8月23日:【第1版】追記2)
(2016年1月31日:【第2版】更新)
(2016年3月31日:【第2版】追記1)
(2016年6月30日:【第3版】更新)




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