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「ジョジョリオン」の謎と考察・予想をまとめたよ


No.15 【 東方家の「病気」(「石化病」)の由来とは? 】






【第1版】
つるぎちゃんが言うには……、何百年も昔から、東方家の長子は「体が石のようになって死ぬ病気」に罹っているらしい。長男の場合、必ず10歳(どんなに遅くても11歳?)の時に発病するとの事。
このおぞましい「呪い」を克服するために、東方家はあれこれ手を尽くしているのです。しかし、そもそもこの「石化病」が発生した由来とは何だったのでしょうか?



これについては、まだヒントらしいヒントもないに等しい状態。ほぼ全てが根拠なき妄想になりますが、第1話ラストの康穂のモノローグが心に引っ掛かっているので、そこから広げてみました。


――事の発端は、1000年以上も大昔。奈良時代から平安時代にかけてのお話。
坂上田村麻呂が行なった蝦夷征伐(えみしせいばつ)により、今で言う「東北地方」以北が「日本」の支配下に置かれました。その際、幾度も争いが起こったワケですが……、自分が生き残るために、多くの仲間を敵に売った裏切り者が蝦夷の中にいたのです。売られた者達はほとんどが殺され、裏切り者を怨み、憎み、呪って死んでいきました。その裏切り者は後に、蝦夷を意味する「東方(とうほう)」=「東方(ひがしかた)」という名を与えられ、強かに生き抜いていったのでした。これが東方家のルーツ

この東方家の遠い先祖は、もともとは貧しい出身であり、無教養で気弱だけど正直で誠実な人間でした。同じ集落に住む仲間達も親切に接してくれ、そのおかげでどうにか平穏に暮らしてこれたのです。そんな頃、「日本」の朝廷軍の人間が集落に近付いて来ました。みんなで立ち向かえば勝てるかもしれない。ところが……、東方家の先祖は、なんかそれらしいうまい事を言い出して、仲間を誘導して身を隠させました。そして、そのまま朝廷軍と接触し、交渉。なんと、集落の仲間を密かに売り渡し、その代わりに自分の身の安全を確保したのでした。彼を信頼していた仲間達は、手酷い裏切りに会って死んでいったのです。
実は彼は、この裏切りの直前、偶然にも見付けた「知恵の実」という不思議な果実を食べていました。この「果実」を食べた者は、欲するものを手に入れるための知恵と知識が得られるのです。 彼は「豊かに幸福に生き延びる」事を強く求めていたって事ですね、たとえ何を犠牲にしようとも。そのため、彼は1人生き延び、やがては集落周辺の土地一帯を任されるまでに成り上がり、今日に至るまでの富と繁栄を得たのでした。
(かつて集落の長が守り続けてきた「等価交換」の聖地も、彼の一族が奪い取り、さらなる富と繁栄のために利用する事になります。)
実際の歴史的にあり得るのかどうか分かりませんけど、まあ、そんな感じの出来事があったって事で。


東方家の先祖が食べた「知恵の実」が成る樹は、今も杜王町に存在します。2000年もの遥か昔、磔刑から復活したイエス・キリストが現在の杜王町がある土地を訪れた際、「二本松」が聖なるパワーを受けて「生命の樹」と「知恵の樹」になったのです。(⇒ No.23 【第1版】参照)
「生命の樹」に成る「生命の実」を食べると、あらゆる病気やケガも治ってしまうほどの強い生命力と不老長寿が得られ、それと引き替えに「岩人間」として生きる宿命を背負う。そして、「知恵の樹」に成る「知恵の実」を食べると、追い求めるものに辿り着くための深遠なる知恵と知識が得られ、それと引き替えに石化の「病気」の宿命を背負う。どちらも、その「果実」を食べた者を、「呪い」と引き替えに進化させる樹木なのです。
即ち、東方家に伝わる「石化病」とは、「知恵の実」を食べた代償だったワケです。その効力は途切れる事なく続き、時代が移り変わった今では、東方家は地元の名士となっています。憲助さんや常敏がビジネスマンとしても優れているのは、もちろん彼ら自身の資質や努力もありますが、先祖が「知恵の実」で得た知性ゆえでもあるのです。ただし、その繁栄の影では、石と化して死んでいく家族がいる。存在し繁栄し続ける限り、誰かの命や幸福を踏み台にし続ける。そんな罪深き一族が東方家なのです。




(2015年1月9日:【第1版】更新)




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