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「ジョジョリオン」の謎と考察・予想をまとめたよ


No.24 【 岩助が石化していた理由とは? 】






【第2版】
夜露がつるぎちゃんに見せた、犬(岩助)の「石化病」の治療。謎の「フルーツ」を喰わせて治したにしても、そもそもどうして岩助は「石化病」に罹っていたのでしょうか?
なんか「石化病」を治した事ばかりが注目されていますが、これはけっこう重要な鍵を握る謎なのでは?


そう思っていたところ……、ダモカンこと田最環とのバトルにて、「X(=空条仗世文)」と「吉良吉影」の過去編が描かれました。そこには、なんと岩助も登場。仗世文達が「壁の目」近辺の樹に「継ぎ木」して育てた「ロカカカ」(以下、「新ロカカカ」と呼称)の破片を食べている姿があったのです。当然、岩助が石化していた事と無関係ではないでしょう。
通常の「ロカカカ」は、食べた本人の体内でのみ「等価交換」を引き起こします。本人の「眼」と引き換えに、「脚」を取り戻す。「口」と引き換えに「肩」を治す。実際に食べた者達には、そんな現象が起きていました。
一方、「新ロカカカ」は、「食べた本人」と「それ以外の他人」との間で「等価交換」を起こします。「新ロカカカ」を食べた吉良の肉体と、その吉良に触れた仗世文の肉体との間で「等価交換」が発生。これにより、吉良が負った致命的な傷は、仗世文の肉体と引き換えに完治。この時、仗世文の肉体は石化し、ボロボロと崩壊していきました。つまり、「新ロカカカ」を食べた岩助も、何らかの「等価交換」の引き換えとして、自らの肉体が石化した可能性があるという事です。だとしたら、そもそも「石化病」ですらなかった、という事。

岩助が吉良と同一の「新ロカカカ」を食べた事で、吉良にさらなる「等価交換」が偶発。結果、吉良の「キンタマ」が仗世文の体に移り、「記憶」は封印された……と、私はそう予想しています。(⇒ No.1 【第1版(追記1)】参照) その「等価交換」を引き起こした代償として、岩助自身は石化しちゃったのです。岩助には何の得もないワケですが、1つの「実」を分け合って食べた弊害ってトコです。そして、それゆえの例外的な幸運として、岩助の体は石化しながらも崩壊まではせずに済んだのです。
仗世文達や「ロカカカ」の枝の行方を探しに来た夜露が、そんな石化した岩助を発見。つるぎちゃんを引き込むために利用しました。杜王町に存在する2本の聖樹のうちの1本「生命の樹」に実る「生命の実」(⇒ No.23 【第1版】参照) これを岩助に食べさせたのです。「生命の実」は「ロカカカ」の原種であり、食べた者を「岩人間(岩族)」にする代わりに、どんな病気やケガでも治してしまいます。その効果は、「ロカカカ」の「等価交換」による石化をも治癒してしまう程。「石化病」を恐れるつるぎちゃんが、夜露と組んででも手に入れたがっていたのも当然でしょう。
岩助が石化していたのも、「岩犬」となったのも、このような理由があったからなのでした。




なお、旧版はこちらに置いときます。 第1版




(2015年1月9日:【第1版】更新)
(2016年6月30日:【第2版】更新)




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