「ジョジョリオン」の謎と考察・予想をまとめたよ
No.28 【 定助の記憶を取り戻す方法はあるのか？ 】
【第1版】
（追記1）改訂前
定助の記憶を取り戻す条件が「知恵の実」を食べる事だとするなら、吉良か仗世文（＝「X」）は「知恵の実」の存在をどうやって知ったのか？手に入れる算段はあったのか？……そんな疑問も出て来ます。
私の勝手な予想では、吉良と仗世文の「融合」に「記憶の男」が関与している事になっています。彼は1901年に「生命の実」を食べて「岩人間」となり、「知恵の実」を食べて「叡智（に至るヒント）」を手に入れました。さらに、その後も東方家やらジョースター家やらで潜入・調査・監視を行い、様々な知識を身に付けています。「ジョジョリオン」という物語において、彼は大部分の謎の真相を知る男であり、いろんな人物の運命を操っている男でもあるのです。
吉良もまた、昔から「記憶の男」との接点があり、一応の協力関係にあります。
「融合」以前に、「記憶の男」は吉良に「知恵の実」の事を教えていたのでしょう。そんな事まで知っている彼に、吉良は底知れぬ何かを感じるものの、仗世文との「融合」自体は吉良も望むところ。あまり深くは突っ込まず、要点だけを聞くのでした。（聞いたって、どうせ記憶喪失になるし。）
「知恵の実」そのものは、実は「記憶の男」がすでに所有しています。1901年に大量ゲットしたものが、まだ残っているからです。ただし、それを「融合」後の彼らに分け与えても「記憶の男」のメリットにはならない。当然、そんな事をするつもりもさらさらありません。「記憶の男」の真の狙いは、「聖なる遺体」レベルのイレギュラーである半「岩人間」の仗世文を、「二本松」や「壁の目」と反応・共鳴させ、「生命の樹」と「知恵の樹」を復活させる事にあるのです。そこで再び大量の「果実」をゲットできれば、野望の実現に大きく近付ける。
そこまで働いてくれたら、「知恵の実」の1個くらい食わせて、記憶を取り戻させてやってもいいよっていう話です。もっとも、恐らく蘇るのは「記憶」だけであって、「人格」ではない。映画を観るように、かつての自分の情報が脳に入って来るだけで、「人格」はきっと「融合」後の定助のまま。前例も確証もないけど、「記憶の男」はそう読んでいました。なので、仗世文だけが知る「秘密」を知りたいという都合もある彼は、吉良でも仗世文でもない「定助」から聞き出す必要がある。そのためにも、彼が定助の前に現れる時は、最初は心強い味方・協力者としてなのでしょう。
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