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「ジョジョリオン」の謎と考察・予想をまとめたよ


No.35 【 康穂と常秀はマジでキスしちゃったのか? 】






【第1版】
これまで「ジョジョリオン」の様々な謎について考えてきましたが、ここらでいよいよ作中最大の謎に迫ってみたいと思います。
康穂と常秀は本当にキスをしてしまったのか?だとしたら、何故、そんなあり得ないはずの事件が起きてしまったのか?神の気まぐれか、はたまた何者かの陰謀か?……やがて真相が究明されるかもしれませんが、この世紀のミステリーを放置しておくワケには参りません。



まずそもそも、2人はマジでキスしたのか否か?
これは残念ながら、「YES」と言わざるを得ないでしょう。常秀の「あいつはオレにキスだって許してる」「ディープで熱いやつをなぁ」とのセリフだけなら、ヤツの妄言と切り捨てる事も出来ますが……、当の康穂自身が第1話の冒頭も冒頭で語っているのですから。常秀から隠れつつ、「だって気まずいんですもん」「たった一回キスしただけなのに…」と。
この両者の発言を聞く限り、少なくとも、2人がキスをした事は事実のようです。


では問題は、そのキスがどんなキスだったのか?という点。その時期は?シチュエーションは?原因は?


「気まずい」という理由で、康穂が常秀から身を隠していた以上、そのキスは第1話時点でごく最近の出来事と思われます。それこそ、前日とか数日前とか、そんなレベルの最近。
また、常秀の「オレの康穂」という発言に唖然としていたのですから、あの時まではそんな言葉を言われた事も無かったはず。つまり、康穂にとっては深い意味はないキスだったけど、それによって常秀の妄想が暴走し始めストーカー化した……という構図が想像できるのです。恐らく、そのキスまでは、常秀も康穂への恋心を胸に秘めていたのでしょう。
自分のキスのせいで、常秀が勘違いして覚醒・豹変したのであれば……、なるほど。誤解させる行動をしてしまった康穂としては、そりゃあもう「やっちまった」感全開。気まずく感じるのも当然です。(まぁ、自分の言動で常秀が一喜一憂する事は、なんだかんだでまんざらでもなさそうですが。「ヤン!(はぁと)」


ただ、これだけ読むと、康穂は深い意味もなくキスが出来る女って事になります。まるで康穂が、男の純情を弄び踏みにじる悪女かビッチみたい。
しかし、彼女がそんな女じゃない事は、我々読者はすでに知っています。定助の2×2のキンタマを目撃した上で「あたし(男の体について)全然詳しくないもの…」と、告白もしていましたし。無粋で下衆な話ですが、康穂がヴァージンである可能性は高そうです。後の定助との関係を見ても、彼女は非常に純情でピュアピュア。そんな簡単に、しかもよりによって常秀に唇を許すとは考えにくい。
……ここに言葉のトリックがあったのです。一口に「キス」と言っても、必ずしも唇と唇でするものとは限りません。例えば、ほっぺにチューだったら、唇同士のチューよりもよっぽど抵抗は少ないし、ハードルも低いでしょう。ズバリそれです。―― 何か超嬉しい事に不意に遭遇して、最高に「ハイ!」ってやつになった康穂。その時、たまたま人気(ひとけ)の少ない場所で一緒にいた常秀に、ウカれまくった勢いで抱き付いてほっぺにチュー! ――これが真相、って事にしときます(笑)。ストーカー化する前の常秀に対してなら、幼馴染みっていう安心感・信頼感もあり、特別な感情も無しにそんな大胆な行動をついつい取ってしまったとしても不思議じゃありません。
ところが、常秀は「定助」というワードを「常秀好き」に容易く脳内変換できる剛の者。そんな男が、大好きな女の子から突然ほっぺにチューされちゃったならば、もう誰にも止められない。康穂と相思相愛で、ディープなキスも済ませた関係……と、都合良く自分の記憶を改竄しちゃったワケです。



さて、常秀から康穂とのキス話を聞かされた定助は、どう思ったのでしょうか?「アホみたいなセリフ」と軽く流してはいたけれど、内心、穏やかではなかったはず。康穂と2人きりでゆっくり話せる時間さえあれば、その辺を彼女本人に直接訊ねたりしちゃうかもしれません。
事の真相を聞いてホッとする反面、ついつい嫉妬してスネちゃったりしたら面白そう(笑)。ともあれ、康穂と常秀のキスは、定助の康穂への恋心・独占欲を燃え上がらせるキッカケともなるのです。2人は己の気持ちをハッキリと自覚し、お互い真っ直ぐに伝え合い、そして自然と唇を重ねるのです。定助にとっても、康穂にとっても、それがファースト・キス。あわれ常秀は、結果的に敵に塩を送る形になっちゃうのでした。




(2015年7月5日:【第1版】更新)




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