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「ジョジョリオン」 コミックス感想
11〜15巻






★第15巻★ ドロミテの青い珊瑚礁



<カバーイラスト>
なんとなく、レトロな映画ポスターCDジャケットなんかをイメージさせる1枚です。オシャレセーラー着用の定助に『ソフト&ウェット』、康穂、常敏、『ペイズリー・パーク』、『スピード・キング』、「ロカカカ」の果実、そしてドロミテ。今巻の主要人物が大集合!何より目を引かれるのがカラーリングですね。背景のグリーン、定助の白、『ソフト&ウェット』と康穂のイエロー&水色、ドロミテの紫、『ペイズリー・パーク』と『スピード・キング』のピンク、「ロカカカ」の赤。さらに、帯状に広がるピンクやイエローのグラデーション・ラインがイカしてます。カラフルで楽しいイラストでした。
背表紙は鳩ねーちゃんの半身と、ドロミテ。そして、「植物鑑定人」こと豆銑礼さん。ドロミテのおどろおどろしい不気味さがイイね。

<作者コメント>
パーティー海外旅行について。若かりし頃は海外旅行が大好きで、パーティーが大嫌いだった荒木先生。今は何故か、それが逆転しちゃってるようです。でも、なんとなく分かる気がします。2003年のパリ個展がキッカケで、以前よりもだいぶ社交的になられたワケですし。しかも、2004年から2011年まで「SBR」という長く厳しい旅を描き続けたワケですし。そういった諸々で、「遠くの非日常」よりも「近くの他人」に興味・関心が行っているってのは納得できます。……って、ずいぶん勝手な事言ってますけど(笑)。
いろんなパーティーを通じて、多くの個性的な方々と出会い、先生の描く人間ドラマがより深く多彩なものになってくれるなら最高です。今の調子で「ジョジョ」が盛り上がれば、そのうち本当に海外のパーティーに招待される日も訪れそう。その時、先生の選ぶ決断やいかに!?

<内容>
今巻はほぼ丸々、ドロミテ操る『ブルー・ハワイ』の能力とのバトルです。6部のウエストウッド看守とのバトルなんかもそうだったけど……、ストーリー的な進展の少ないアクション回が続いた時、連載1話1話をブツ切りで追うとイマイチでも、コミックスでまとめて連続して読むとスゲー面白いんですよね。次から次へと転移し、絶え間なく執拗に迫って来る敵の能力!その恐怖と脅威を満喫できました。
ラフ画は2点。定助と常敏です。横顔定助に、ドヤ顔常敏(笑)。どっちもそれぞれ「らしさ」が感じられてカッコイイ。
スタンド紹介は『ブルー・ハワイ』。まあ、特に目新しい情報はありませんでした。
ウルジャン掲載時からの修正は、今巻は意外と少なかった。大きい修正と言えば、59話の「憲助さん あなたには心から感謝している」って言ってる定助の表情。眉間にシワが描き足され、もっと神妙な顔付きになりました。このコマは「ジャンプ流!」のDVDにも執筆風景が収録されているので、荒木先生もいつも以上に感情が乗ったのかも。それから、定助に襲い掛かるババアの「ギャアァ―――ス」ってセリフと、同じく定助に襲い掛かるクズ女の「しゃっ!!」ってセリフが追加されています。あとは、効果線がちょっと足されてて、セリフも段落変えたり漢字変換したりで読みやすくなってるって程度でした。

(2017年7月20日)




★第14巻★ 東方家の夜明け



<カバーイラスト>
今巻もお約束通り、ウルジャン1月号(2017年)の表紙イラストの連作です。うつ伏せのようなポーズでこちらを見つめる定助!その傍らには『ソフト&ウェット』!背景は上空から見た杜王町らしき町並みになっています。どっちかと言えば、個人的にはウルジャン表紙の方がより好みではありますが、こっちもこっちで素晴らしい。奇妙な浮遊感が味わえる絵ですね。背景や『ソフト&ウェット』のポップで平面的なカラーリングに対し、定助の重厚で立体的な色の塗りがまた堪らないッ!
背表紙は『ビタミンC』の残り半分と、順当に鳩ねーちゃんでした。背表紙でまでダモカンと隣で、しかも柔らかな表情ってのがちょい切ないね。
ちなみに、このカバーを外すと常秀祭り!常秀100面相が楽しめます(笑)。やっぱコイツのインパクトは強烈だな。

<作者コメント>
才能溢れるアーティスト達との衝撃的出会いについて。まぁ、大体の人はとっくに分かってるでしょうけど、ダモカンの名前の由来も一応明らかに。
それにしても、荒木先生ほど音楽を愛する方でも、まだまだ未知の領域があるんですね。世に発表された全ての音楽を聴き尽くすなんて、恐らく不可能なんだろうな〜。同様に、全ての本を読む、全ての映画を観る、全ての芸術に触れる……ってのもまた不可能。それこそ「無限」を考えるみたいになっちゃう。世界や歴史の広さ・深さを思い知らされるし、同時に、「いいな〜」と思える物達に出会う事が出来た幸運も感じます。荒木先生に出逢え、「ジョジョ」を愛する事が出来る人生でラッキーだったぜ〜。

<内容>
ダモカン戦決着〜『ミラグロマン』〜花都さん帰還の3本立て!今巻は新展開を迎える重要な巻で、否が応にも盛り上がります。ただ、「倒すべき敵」「成すべき目的」が明確に存在し、それに向かって直進し続けるストーリーが好きな人には、あんまり受け入れられないのかもしれませんね。「結果」を急がず、今、目の前にあるエピソードをまったり楽しめる人にはイイんだろうけど。『ミラグロマン』編なんて特に。
とは言え、「東方家の夜明け」というサブタイトルを付けられている以上、良くも悪くも東方家はここから大きな転換期を迎える事になるんでしょう。花都さんの登場はもちろん、定助も自分が何者かを知り、常秀も自分の生き方を考え始めている。様々な変化が多発し、不協和音・内部分裂を予感させる空気も漂っています。しかし、それらもきっと、東方家がやがて1つにまとまるために、新たな時代の幕を開けるために、必要な事のはず。

ラフ画は2点。定助と常秀です。その立ち姿からして、対の関係っぽく描かれてますね。仲良しなんかじゃまったくない不思議な関係性の2人ではありますが、一度くらいはガチで共闘してるところを見てみたいもんです。
スタンド紹介は『ウォーキング・ハート』と『ミラグロマン』。鳩ねーちゃんのスタンド名が『ウォーキング・ハート』と確定しました。能力の方も、自分の「踵(かかと)」を硬質化して伸ばす能力と判明。だいぶ限定的だけど、使い方次第で面白くなりそう。『ミラグロマン』も、例の武器商人の話より前から存在してるとかしてないとか、さりげにデカい情報が書かれてます。結局のところ、よう分からんスタンドって事か(笑)。
ウルジャン掲載時からの修正は、言わずもがなありました。わりかし大きな修正は、鳩ねーちゃんがダモカンの脳天を貫いた時の、ダモカンのセリフ。「しゃぼん玉」の弾ける音で、鳩ねーちゃんにダモカンの位置を伝えていたって事が理解しやすくなってます。あと、キャバでウカれまくってる常秀のセリフも追加(笑)。他には、炎の描写を描き加えたり、集中線を追加したり、トーンを貼ったり……といった、細かな修正もいくつか。

(2016年12月20日)




★第13巻★ ウォーキング・ハート



<カバーイラスト>
ウルジャン8月号(2016年)の表紙の連作でした。しゃがんでいる定助の後ろには、さも「頼もしき仲間」か「仲良し親子」でもあるかのように、ダモカンが仁王立ちでキメてやがります。これはまさかの人選。タイトルまで差し置いて前に出た、やたら清々しい表情が腹立つな〜(笑)。しかし、さすがに主人公より目立ってはマズイという理性は働いたのか、ステルス柄の服を着て背景に溶け込んでいました。もっとも、体型のせいで線に立体感が出すぎて、全然隠れられてないけど。……とは言え、定助のピンクや、ダモカン&背景の水色ボーダーがとっても爽やかな、なんとも夏らしいイラストですね!
背表紙はダモカン&『ビタミンC』。荒木先生も『ビタミンC』のデザインがお気に入りだったりするんでしょうか?そして、14巻こそは鳩ねーちゃんと予想しておきます。

<作者コメント>
12巻の続きです。「イケてるか」「イケてないか」判定基準について。洗濯物を物干竿に直接干す行為は「イケてる」、クリスマスのイルミネーションを窓に飾り付けて外に見せる行為は「イケてない」。
……要するに、自分から得意気に見せつけているかどうかって事なのかなぁ?ドヤ顔で見せつけるその心根が、他人から良く思われたいっていう丸出しの欲望が、卑しくて豊かじゃない、と。ナチュラルに何気なくさりげなくやっている行為は、きっとその人自身にも周囲にも「馴染んでいる」んでしょう。「馴染んでいる」からこそ、逆に「やってよ。お願い。」とまで思えちゃう。それが荒木先生的に「イケてる」って事なんだろう、と解釈しました。
って事は、ドヤ顔3連発をたっぷりブチかました憲助さんは、究極的・絶望的に「イケてない」って事になりますね(笑)。うん、俺も気を付けよう!

<内容>
仗世文と吉良の過去編と、ダモカン戦の続きです。この巻は本当に素晴らしい。なんと言うか……、「熱さ」と「冷たさ」が同時に感じられる、とでも言えばいいんでしょうか。とにかく胸を打つ展開の連続です。切ないまでの美しさが煌めく中で、ダモカンの徹底した悪役っぷり・ゲスっぷりも光っていました。相手を行動不能にして一方的にいたぶる能力も最悪なら、「カネ」を武器に利用するってのも、実に下品でいやらしさ全開な演出。インパクト絶大な敵でした。
今巻のサブタイトルになっている「ウォーキング・ハート」ですが、恐らく鳩ねーちゃんのスタンド名なんでしょうね。こんな形で「キング」を入れて来るとは予想外でした。「鳩(=ハート)」にも掛かっているし、なんか前向きな印象を受けるし、これは良いネーミング。ただ、元ネタが分からんなあ。

巻頭の杜王町マップでは、今巻の内容を反映して、「ヒョウガラ列岩」を慌てて追加ッ!でも、まぁ、夜露との戦いでも、あの辺は岩が連なって描かれてましたしね。
ラフ画は4点。定助、吉良、鳩ねーちゃん、そしてダモカンです。どれもめっちゃカッコイイけど、定助も吉良も思いっきりドヤ顔じゃねーか!(笑) それはさておき、吉良のポーズはウルジャン8月号(2016年)の表紙イラストの定助と同じポーズでした。やっぱアレ、吉良を意識したポーズだったんだ。
ウルジャン掲載時からの修正は、今巻もあります。セリフや効果線等の微調整があちこちに見られました。まずは、「救心」の値段が1,891円から2,200円に値上げされてます。どうやら本物の「救心」30粒入りと同じ価格にしたようです。なんなんだ、このこだわり(笑)。愛唱が目薬をする前後は、特に修正が多く、より分かりやすい描写になっていました。あとは、「継ぎ木」という単語を「接ぎ木」に統一してたり、仗世文達が乗っていたボートに「手型」がさらに追加されてたり、『ビタミンC』による溶解の度合いが増してたり、鳩ねーちゃんのスタンドに「耳」が描き加えられてたり……等々。そして特筆すべきは、「仲間が来る …備えろ…」のコマ。背景が全部消され、吉良だけになってます。そのため、ウルジャン掲載時よりも印象的なコマになりました。

(2016年7月20日)




★第12巻★ 鳩ちゃんのボーイフレンド



<カバーイラスト>
今巻は過去編がメインという事もあり、仗世文・吉良・カレラの過去編3人組が表紙を飾りました。仗世文と吉良は初のカラーですが、新鮮でカッコイイなあ。そして、3人の絵のバックには、さらにそれぞれのスタンドの立ち姿が描かれています。このような2枚の絵を重ねる配置は、今までにない感じ。
カラーリングにも注目です。バックの大部分がビリジアンに染まる中、左端だけが1本の柱か壁のようにオレンジが塗られています。ド・スタールやバーネット・ニューマンを彷彿とさせる色使い。対象的なカラー同士、引き立て合っていますね。絵も色も、異なるもの同士がくっ付いているワケで、このカバーイラストはまさに定助そのものです。最高にCOOLでイカしてるぜ。
しかも、ビリジアンは仗世文、オレンジは吉良の色となっており、その辺も意味深に捉える事が出来そう。バックのカラー面積は、定助の「融合」具合の暗示。定助(の肉体はともかく精神)を構成する要素はほとんどが仗世文で、吉良はせいぜい1/6程度しか混ざっていない……という事が示唆されていたり、とか?そう考えると、カレラはむしろこの表紙には不要な気もしてきますが、それでも仗世文のすぐ後ろにピッタリ寄り添ってるってのが彼女らしい(笑)。
背表紙は『ラブラブデラックス』でした。チラッとダモカンも描かれていますね。鳩ねーちゃんはその隣に来るのかな?それとも、もっと後で……?

<作者コメント>
様々な物事に対する個人的判定基準について。かつて荒木先生は、インタビューの中で「勉強をして審美眼を養う事が大切」と、若い学生達におっしゃってましたっけね。これは荒木先生ならではの、一種の「審美眼」の話でもあるのかな。
荒木先生の場合、「イケてるか」「イケてないか」の判定基準は、そこに「謎」があるかどうかなのかも。「なんで外から丸見えなのに、そんな事するんだろう?」「どんな人が住んでるんだろう?」「その人はどんな人生を送り、どんな考えで、こんな事をしたんだろう?」……と、好奇心が刺激されちゃうでしょうし。それはまさに、荒木先生にとっては格好のネタになっちゃいそうですし。次巻の答えを楽しみに待ちましょう。

<内容>
ダモカン編&過去編って事で、物語もいよいよ核心に迫って来た感のある今巻!ページ数は少ないものの、読み応えはハンパないッ!どうせなら発売を1ヶ月遅らせてでも、もう1話プラスしてほしかったところですが……、巻数が増えれば必然的にカラーイラストも増えるワケだしな。まあ、いいか。
ラフ画は3点。鳩ねーちゃんとダモカンの2ショットに、定助、そして吉良。やっぱここんところのラフ画は、以前よりも丁寧に描き込まれてる印象を受けますね〜。個人的には吉良のヤツが一番好きです。このちょっとワルそうでキザそうな感じが良い。作中でもそうだけど、定助に似ていながら明らかに別人になってるのがさすがです。
スタンド紹介は『ビタミンC』。それほど目新しい情報はないものの、少々気になる文章も。「指紋」や「手型」に直接触れなくても、それらの「結界」に取り囲まれた者も能力の支配下に置かれちゃうんでしょうか?だとしたら、もう鳩ねーちゃんもヤバイじゃん。
ウルジャン掲載時からの修正も、もちろんあります。今巻はそんなに目立った修正はないけれど、擬音や効果線、セリフの微妙な追加等がちょこちょこと。むしろ逆に、背景の描き込みをあえて消して、人物を際立たせて見やすいようにする修正も入ってました。読者の事を考えた、細部へのこだわりを感じます。

それとオマケとして……、名目上「ジョジョリオン」の販促品として配布された「るるぶ杜王町」!こちらも無論、ゲットしております。あの「るるぶ」とガチでコラボしちゃった、無料とは思えぬ凝りっぷり。内容も充実しています。その中でも、やっぱり注目は荒木先生のインタビュー。「今後、物語に描いてみたい国は?」との質問には、「北欧とかハイランド地方のような、ちょっと寂しいイメージがある所」とも答えています。北欧のジョジョ、か……。イイな……。9部かな……。想像を掻き立てられますねッ!

(2016年3月19日)




★第11巻★ 双児が町にやって来る



<カバーイラスト>
中央には定助が描かれ、薄紫色の背景には「しゃぼん玉」がいくつも配置されています。失われた「記憶」への手掛かりを求め、町を駆ける定助……といったところでしょうか。そして、一際大きく目立って描かれているのが『ソフト&ウェット』。全身が美しい七色に塗られ、まさしく「虹」と化しています。……そう、この絵はなんと、「岸辺露伴は動かない 〜エピソード7 月曜日-天気雨〜」のカラートビラ絵や、ウルジャン1月号(2016年)の表紙イラスト&カラートビラ絵の連作となっているのですッ!予想を上回る、まさかの4連作でした!
ちなみに、4連作の中でもこの絵だけは、ちょっと見方を変えてみるとクリスマス的なイラストにも見えてきます。「しゃぼん玉」は舞い降る雪か、夜空に輝く星々か。カラフルな『ソフト&ウェット』は、色とりどりのオーナメントでデコられたクリスマス・ツリーや、煌めくイルミネーションをも思わせます。定助なんて、そんな特別な日に浮き足立ってキャッキャと走り回ってるかのよう(笑)。
タイトルも「ジ」「ョ」「ジ」「ョ」「リ」「オ」「ン」と、ちょうど7文字でレインボー・カラーです!色鮮やかでメルヘンチック。こういうカバーイラストはやっぱ、杜王町が舞台で、どこかユルい空気感が漂う「ジョジョリオン」だからこそでしょう。イイなぁ〜。
背表紙はやはりカレラでした。実はこれが、初のカラーカレラです。12巻は誰だろう?本命は鳩ねーちゃんでしょうね。対抗としては、『ラブラブデラックス』か、それともダモカン?

<作者コメント>
クラシックのコンサートについて。「楽器を自分の身体の一部にしながら、楽器と闘っている」……か。今の私はクラシックをほとんど聴かないし、コンサートも未経験なので、荒木先生のような強烈な感動を味わえた事がありません。でも、先生のこの言葉は面白いですね。どこか矛盾してるっていうか、相反してるっていうか。そういうせめぎ合いの中で、「自分」を音楽として表現できるようになるんでしょうか?
期せずして、先生を最高の感動へと誘ったクラシック音楽。今後は人物名やスタンド名の元ネタに、クラシックがちょいちょい使われるかも?

<内容>
これまたクリスマス直前の発売時期にちなんでか、サブタイトルの文字面はまるでサンタさんのような扱いのエイ・フェックス兄弟。もっとも、こいつらがプレゼントしてくれるのは、得体の知れぬ恐怖だけですが……。そんなワケで、今巻はこの双児との戦いがメインとなっています。定助・康穂の再会、カレラの登場、「空条 仗世文」の存在……と、ストーリー的にも大きく動き出し、ますます目が離せません。
ラフ画は1点も無く、ひたすらスタンド紹介のみ。まあ、3体も新登場したから仕方ない。取り立てて驚くような情報もありませんが、「エイフェックス」が「エイ・フェックス」に、「ショットキー」が「ショット・キー」に微調整。あと、『ショット・キー No.2』の射程距離がボールから20cm程度って事が判明しました。3体のスタンドそれぞれの全身像が描かれているのも収穫ですね。
ウルジャン掲載時からの修正は、もちろん今巻でも色々ありました。いつも通り、細かなセリフや効果線、擬音等の追加・修正がされ、より読みやすく分かりやすくなっています。「進化の木」2015「進化の木」2011に直され、作中の時代に統一。ちょっと違和感があったので、これで落ち着いた。個人的には、カレラがコップの水で足の指の間を洗ってる時の定助の表情に注目です。ウルジャンでは無表情だったのが、コミックスでは口の端が僅かに吊り上がってて、完全ドン引きしてます。絶妙にイヤそうな顔(笑)。

(2015年12月19日)







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