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ティム・ザ・イケメン


「ワイオミングのカウボーイ マウンテン・ティム
 彼は毎年3千頭の牛を連れて 牧草地4000kmの旅をする
 ルックスもイケメンだ」



スティール氏はイケメンについて、こう述べております。優勝候補者の名を挙げる際、アブドゥルやディエゴを差し置いて真っ先に紹介された事から見ても、相当な強豪であろう事は見当が付きますね。
と同時に、このたった1コマの登場だけで、実に多くの読者が彼に魅了されました。何の行動もセリフもなしに、こんなにも人の心を惹き付けてやまない、彼の恐るべきカリスマ性にはただただ驚かされるばかりです。
では早速、そんな凄みに溢れる彼を分析していきたいと思います。





(1)名前がスゴイッ!
なんと言っても「マウンテン」です。山です、山。「名は体を表す」のことわざ通り、山のようなドデカイ男に違いないですね。
デッカイ体にデッカイ心、彼こそが真の益荒男。世界を根本から揺るがすような巨大な夢を抱えてレースに参加したと見て良いでしょう。間違っても「カウボーイってね、辛いんスよ。もう楽に暮らしたいんですよ、正直…。」などという矮小な目的のためではありません。


(2)職業がスゴイッ!
カウボーイの本場・ワイオミング州のカウボーイです。過酷な仕事で培われてきた体力技術、そして強靭な精神力は決して侮れません。恐らく投げ縄の腕もかなりのものでしょう。ジャイロやサンドマンもタジタジです。


(3)ルックスがスゴイッ!
ルックスもイケメンです。100年以上昔の1890年にイケメンと評される程の甘いマスクの持ち主です。彼の顔だけが眩しく輝いている気さえします。(いえ、描き込みが少ないとかなんか薄いとか、そういう意味ではないですよ。)そもそも、あれは荒木先生が描かれた絵なのでしょうか?アシの人が描いたのではと疑ってしまうくらい、荒木顔には見えません。
加えて、カウボーイは女性を大切にしていたとの話もあるようですから、そんな彼がモテないはずがありません。行く先々でガールフレンドを作っていたと推測できます。レースでは彼に魅せられた女性達が、彼の応援や援助をするのでしょう。ホル・ホース顔負けです。



こうして分析してみると、イケメンがどれ程の猛者なのか、その実力の一端が垣間見えてきますね。しかし、これはまだまだ氷山の一角に過ぎません。彼の本領はこれから発揮されるのですから。
果たして彼は、レースを制する事が出来るのか?ジャイロ達は彼にどう立ち向かっていくのか?今後の見所は、あまりにも盛りだくさんです。胸のすくような彼の大活躍を心から期待しています。




(2004年2月10日)




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