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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




ボクのリズムを聴いてくれ / 本体: オエコモバ
物質を「地雷」に変える能力





<特徴>
@アリゾナ砂漠「悪魔の手のひら」にて発現したスタンド。


Aボロキレを纏った、河童(カッパ)かカラスの妖怪のようなヴィジョンを持つ。スタンド自体にパワーはほとんどない。




<能力>
物質を「地雷」に変える能力



@このスタンド『ボクのリズムを聴いてくれ』は、爆弾魔のテロリストである本体:オエコモバの欲望や特技が、能力として目醒めたものである。


A『ボクのリズムを聴いてくれ』かオエコモバが触れた物質に、小さな時計のような「部品(ピン)」がくっ付く。または、他者から触れられたオエコモバ自身の皮膚が剥がれ、そこに「ピン」がくっ付く(剥がれた部分の皮膚はすぐ再生する)。
ほんの僅かな刺激が加えられただけで「ピン」は弾け飛び、数瞬後にその物質は大爆発を起こす。つまり、物質を「地雷」に変えてしまうのだ。


B「地雷」の爆発を防ぐ方法は、ただ1つ。「ピン」が抜けないように押さえ続ける事だ。もし抜け落ちても、爆発するまでの間に元の位置に刺し込み直せばセーフ。
だが、この「ピン」は接触しているモノと一体化する性質を持っている(だから一般人にも見える)。汗をかけば汗と共に、血を流せば血と共に、「ピン」も滲み出て来て、結局は抜け落ちてしまうだろう。


C「地雷」化の能力射程は十数〜数十m程と思われる。


Dこの能力が驚異的なのは、「地雷」を無尽蔵に作り出せる点にある。
数にも制限がなく、しかも生物・無生物・固体・液体・気体問わず、視覚で認識可能なあらゆるモノを「地雷」に変えられるのだ。
ただし、爆破のタイミングや、爆発の威力・規模など、細かな調整は出来ない。


Eそれにしても、いくら「オエコモバ」の日本語訳とは言え……、バツグンにとんでもないスタンド名である。「名前」というより、もはや「文章」である(汗)。
しかし、このスタンド名から察するに、オエコモバは自分のテロ行為を音楽のように捉えているのかもしれない。爆発音や悲鳴、断末魔の叫びなどは、全てオエコモバの奏でるイカしたリズムであり、美しきメロディーなのだろう。そして「聴いてくれ」と願っている事から、そのリズムやメロディーは自分だけでなく、他者にも向けられた芸術作品でもあるのだ。彼の歪んだ精神性が伝わってくるネーミングである。恐らく、何らかの思想や信念を実現させるための「手段」としてのテロというより、テロそのものが彼の本来の「目的」なのであろう。
同じ「爆発」の能力であっても……、誰にもバレずに殺人の証拠を消し去りたい吉良吉影(第4部)のスタンド『キラークイーン』は、「爆弾」も1発ずつしか作れないし、爆発のタイミングや威力の調整も可能となっている。それとは逆に、この『ボクのリズムを聴いてくれ』は、「爆発」が自己表現・自己顕示の手段であるオエコモバのスタンド。作れる「爆弾(=地雷)」の数が無制限で、爆発もとにかくド派手なのも納得できよう。




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