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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




パール・ジャム / 本体: トニオ・トラサルディー
< 料理を食べた者を「健康」にする能力 >





<特徴>
@本体:トニオ・トラサルディーが料理修行の旅の中で、自分の追い求める「料理」を極めた事によって発現したスタンド。
「技術」は究極にまで達すると、「能力」の域へと至る事さえあり得るのだ。


A顔と手が付いたミニトマトのようなヴィジョンを持つ、群体タイプのスタンドである。
「ギ!」「メシッ!」「メッシャアーッ」等と鳴く。


B自動操縦型スタンド。射程距離は数十mほどと思われる。
非常に小さく、また、人を癒やすための能力でもあるため、パワーは皆無。スピードはそれなりに素早い。
トニオが具体的な操作をしているワケではなく、ほぼ自動的に発現する。それゆえにダメージも受けない。




<能力>
料理を食べた者を「健康」にする能力



@本体:トニオ・トラサルディーは、才能溢れる若き料理人である。世界中のあらゆる食材・料理の知恵を取り入れた、独自のイタリア料理を提供している。自分の料理で人に快適になってもらう事を生き甲斐にする、彼の料理への熱意お客への誠意が形となったのが、この『パール・ジャム』なのだ。
『パール・ジャム』は、トニオが心を込めて作った料理の中に入り込んで一体化する。そして、その料理を飲食した者の体内に侵入し、不健康な部位を「健康」にするのである。その後、『パール・ジャム』は体外へと排出され、トニオの元へと帰っていく。


A一体化した食材・料理の栄養素・効能と、それを摂取した者の肉体の反応・代謝を、過剰・異常なまでに活性化させる。その結果、あっと言う間に健康体にしてしまうのだ。(すでに「健康」な者なら、特に何も起こらない。)
ただし、体のどの部分にどのような効果を齎すのかは、その料理の内容によって様々である。作中では……、「キリマンジャロの5万年前の雪解け水」で、眼球から滝のように涙を流させ、睡眠不足を解消。「モッツァレッラチーズとトマトのサラダ」で、肩からソフトボール大の垢を出させ、肩こりを解消。「娼婦風スパゲティー」で、虫歯を抜き、新しい歯を再生。「小羊背肉のリンゴソースかけ」で、腹が裂かれて腸が飛び出し、悪い血を吐き出させ、下痢を解消。「プリン」で水虫を治療。……このように、現実ではあり得ない反応をも引き起こす。


B「ジョジョ」のスピンオフ作品「岸辺露伴は動かない」においても、『パール・ジャム』は登場した。この「岸辺露伴は動かない」シリーズは、「ジョジョ」本編とは微妙に異なる「パラレル・ワールド」が舞台となっている。(詳細はこちら
そんな「パラレル・ワールド」での『パール・ジャム』は……、「鮑(アワビ)のリゾット」で、眼球をドロドロに柔らかくほぐし、疲れ目を解消していた。
さらには、神々の食べ物とされる「クロアワビ」を食べさせる事で「奇跡」を起こし、グレープフルーツ大の脳腫瘍すら治癒してしまった。現代医療では治療困難・治療不可能な病気に対しては、食材・料理の迷信や伝承に宿る「神聖性」をも具象化・現実化させて治癒するようだ。


C上記ABで述べた通り、『パール・ジャム』による治癒は、現実にはあり得ない反応で実現される。作中で、料理を食べる虹村億泰の様子を見ているだけだった東方仗助は、この料理を大いに疑い怪しんでいた。しかし、料理を食べている当の億泰はと言うと、実に脳天気な反応ばかり。
恐らく『パール・ジャム』は、精神(というより)にも作用するのだろう。つまり、美味しい料理を味わった幸福感まで活発化。結果、実際に料理を飲食した者だけは、自分の肉体に起こる異常も都合良く解釈し、あっさり受け入れてしまうのだ。だとすると、精神病も治せる可能性が高い。


D『パール・ジャム』は、料理そのものを美味しくする事は出来ない。料理の出来、美味しさは、あくまでトニオ自身の腕前によるものである。
その料理が美味しければ美味しいほど、栄養が豊富であればあるほど、治癒の効果も高まる。


E『パール・ジャム』が治癒できるものは、内的要因によって起こった「不調」「病気」に限られる。
『クレイジー・ダイヤモンド』とは逆に、外的要因による「怪我」は治せない。また、人を快適にしたいというトニオの望みからすると、恐らくトニオ自身にも『パール・ジャム』は使えないものと推測される。




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