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管理人 新宿へ行く (あと杜王町へも行く)
〜 グッチは岸辺露伴が好き 〜




その@


2011年はダブル・アニバーサリー・イヤー!荒木飛呂彦先生執筆30周年であり、同時にGUCCI(グッチ)ブランド創設90周年という記念すべき年なのです。そこで荒木先生とグッチが手を組んだ!「SPUR」10月号にて、夢のコラボレーション作品「岸辺露伴 グッチへ行く」を発表し、世間を大いに騒がせました。
しかし、彼らはまだまだ貪欲でした。この程度では騒がせ足りないとばかりに、さらなるサプライズを用意していたのです。それこそが、「岸辺露伴 新宿へ行く」展!この度、リニューアル・オープンする「グッチ新宿」で、2011年9月17日(土)〜10月6日(木)の期間中に開催される運びとなったこの企画!アートとモードの新たなクロスオーバーを目撃せよ!
言わずもがな、私も目撃しなければなりません。そういったワケで、行って来ましたよ。9月23・24日の連休を利用して、新宿へ!




そのA


<2011年 9月23日(金)>
朝8時発の電車に揺られ、お昼には無事に東京へと到着ッ!お楽しみを取っておくようなマネは一切せず、いきなりメインの新宿へと向かいます。
目的地である「グッチ新宿」は、新宿駅のすぐ近くです。ネットでの画像ですでに知ってはいましたが、ショーウィンドウには露伴&通訳さんの巨大イラストがディスプレイされていました。背景には、「岸辺露伴 グッチへ行く」の拡大された各ページが飾られています。そのあまりに異質な空間。こんな都会のド真ん中で、荒木先生の絵が白昼堂々と展示される日が来ようとは……。奇妙な感動さえ覚えます。
そこには人だかりが出来ていました。荒木先生の独特なタッチの絵が、鮮やかな色彩の絵が、否が応にも通りすがりの人々の目に触れます。興味を惹かれた人々が足を止め、その絵を眺めたり写メったりしているのです。私と同様、遠方より訪れた荒木ファンもいる事でしょう。








もちろん、ショーウィンドウだけで満足して帰れるワケがありません。店内へと足を踏み入れ、黒服さんの案内に従い、エスカレーターで3Fへ。こういったハイブランド・ショップに入った事なんて今までなかったけど、お店の至る所から上品な風格が漂ってきます。う〜ん、自分みたいな場違いな輩が入っちゃっても良いものなのか……(汗)。でも今さらなので、おとなしく楽しませていただきます。
会場である3Fは全体が真っ暗で、必要な箇所のみが照明で照らされる形になっていました。落ち着いた、静かな雰囲気です。今回の企画コンセプトの紹介も書かれ、「SPUR」10月号と別冊付録「岸辺露伴 グッチへ行く」も置かれており、偶然迷い込んでしまった人に対してもフォローは万全。この企画を満喫するために必要な情報を、入場者全員で共有する事がここで確保され、いよいよ本編のスタートです!(ただし、残念ながら会場内は写真撮影禁止でした。)




そのB


この企画最大の目玉は、なんといっても荒木先生直筆の原画展示です。厚さ1.0〜1.5mm程度の用紙に描き出された計6点の原画が、そこに描かれたファッションの実物と共に飾られているのです。絵と実物を見比べてみると、荒木先生がその服の質感にまでこだわったという事が実感できますね。原画を鑑賞するのは初めてではありませんが、やはり何度見ても新鮮なもの。印刷では決して現せない生の迫力と素晴らしさがあります。
原画とは「平面」ではなく「立体」として味わえるもので、光を反射させる事によって様々な姿を披露してくれます。インクやホワイトは黒と白の輝きを見せてくれるし、下描きや修正の跡も浮かび上がってくる。色の滲みやインクこぼしなど、アナログの絵だからこその痕跡もある。荒木先生のリアルな筆使いや息使いが感じられるかのようです。特に、「SPUR」10月号の表紙を飾った通訳さん単体の絵なんかは、滑らかなボディーラインに相当こだわったらしく、修正跡が生々しく残されていました。それに、個人的に一番好きな「ブティックで着替えたのォ?」のページ(4ページ目)の絵も、舐めるようにじっくりと堪能できましたよ。どの絵も、観れば観るほどに美しくって最高です。なんか、原画を鑑賞する度に同じような事言ってる気もしますが、これがその時その時の素直な感想なんですよ。


原画以外にも色々な展示物があります。「岸辺露伴 グッチへ行く」全16ページの複製原画もそのうちの1つ。さすがに原画とは比べものにならないとは言え、複製原画もまた良きもの。印刷されていない部分までも描かれ、細部もより鮮明に確認できます。それぞれページの上端に、鉛筆でページ数が書かれていました。色使いにしても、ページ全体をイメージカラーで塗ってから、コマとコマの間をホワイトで消している事が窺えます。執筆の裏側を垣間見れたみたいで面白いですねッ!
場内の柱2ヶ所(だったはず)には、モニター画面も設置されており、その画面では「岸辺露伴 グッチへ行く」が延々と映し出されています。デジタル派の人も安心。一定時間で次のページに進みます。ページのめくれ方も、本物の本みたいで凝ってました。
また、グッチのスニーカーも展示されているのですが、まるで空中を歩いているかのようなディスプレイとなっています。これは『クラフト・ワーク』の能力をイメージしたものらしく、この企画に携わった方々の熱意が伝わってきますね。他にも、会場の壁には割れたようなデザインの鏡がいくつか貼られていました。これもどうやら、『マン・イン・ザ・ミラー』の能力がモチーフになっている模様。まだ何かないかなと探してみたものの、それ以外は私には発見できず。あえて言えば、照明によって浮かび上がった影が『ブラック・サバス』とか?……いや、無理矢理か(汗)。
そして、会場出口の前には、なんと露伴の等身大フィギュアがッ!ゲーセンの景品として世に出た「六壁坂」フィギュアの巨大バージョンです。その手にはGペンが握られ、足にはグッチのスニーカーが装着されていました。この企画のクライマックスを演出するに相応しい。


こうして「グッチ新宿」を後にしたのでした。いやあ〜、良かった。来た甲斐がありました。私以外のお客さん達も満足気でした。客層としては、やっぱり若い人がほとんど。思っていたよりも女性が多く、カップルで訪れる人も多いっていう印象でした。この企画で「ジョジョ」に興味を持つ人、逆にグッチに興味を持つ人、いろんな人がいる事でしょう。2つのアニバーサリーが生んだ奇跡のコラボ、心より祝福します。




そのC


<9月24日(土)>
朝10時、ホテルをチェックアウト。まず向かったのは、本屋でした。というのも、新宿の書店では現在、露伴×「SPUR」のコラポを記念した特製ポストカードのプレゼントが実施されているんだとか。しかも、紀伊國屋書店とそれ以外の書店とで、カードが別バージョンになっているらしい。そーゆーワケで、モード学園コクーンタワー地下のブックファーストにて文庫版「死刑執行中脱獄進行中」を(それと、「「ジョジョの奇妙な冒険」の超研究」なる謎本も発見したので、ついでに買った)、紀伊國屋書店にて小説「恥知らずのパープルヘイズ」を、それぞれ購入。両方とも持ってるけど、せっかくの機会なので、ポストカードのためにもう1セット買っちゃいました。無事、2種類のポストカードをGET!



ポストカード2種



「グッチ新宿」の前を覗いてみると、なんと昨日よりも大勢の人だかり。何事かと思ったら、11時の開場待ちの行列でした。たまたま通り掛かった白人女性も、この謎のイベントに好奇心をツンツン刺激された様子。写真に撮ったり、黒服さんに質問したりしていました。そうこうしてるうち、ちょうど11時に。
これはなかなか面白いタイミングに出食わしたな〜と思い、今日も入場させていただく事に決定。行列も意外とすんなり流れていったので、私も後に続きました。ただ、昨日とは違い、長い行列に並ばないと複製原画は見られませんでしたが、2回目なので気持ちにも余裕があります。他のお客さん達の嬉しそうで楽しそうな反応を見聞きしてるだけでも、こっちも嬉しく楽しくなってきます。一度も会った事も話した事もない人同士だけど、荒木先生の絵が好きという1点でのみ、確かにしっかりと繋がっていました。客層はやっぱし若い人が中心。年配の方はどう感じるもんなんだろうか?ちょいと気になるところですね。
改めてじっくり原画を鑑賞。美しいぜ……。すると、原画の上端にもうっすらと「P4」とかって、ページ数が書かれている事を発見しました。割とどーでもいい発見ではあるけど、昨日気付けなかった事に気付けてラッキーでした。




そのD


夕方発の電車に乗り、帰路に就きます。……が、ここで急遽予定変更。我らが心の故郷・S市杜王町こと仙台に寄って行く事にしました。仙台駅前の「PARCO(パルコ)」4Fにて、期間限定のジャンプ・ショップがオープンしているのです。なんと、そこには荒木先生のサイン色紙も展示されていると言うじゃあありませんか!9月22日(木)〜10月2日(日)という短い期間の中、ちょうどこうして見に行けるチャンスが訪れているのだから、これをみすみす逃す手はないでしょう。私は東北在住の人間なので、仙台に立ち寄っても、さして問題もないし。
そんなワケで、仙台に到着。お目当ての「パルコ」に行くのは後回しにして、まずは今夜の寝床を確保しなくては。ところが、3連休のド真ん中だからか、駅近辺のホテルはどこもかしこも満室という状況。歩き疲れてクタクタに。こりゃあ宿泊は無理かなと判断すると、駅に戻り、やっぱり最終の便で帰る事にしました。こんなテキトーな旅行は、1人じゃないと出来んよなあ。とにかく、帰りの時間まで3時間近く残っているので、さっそく「パルコ」へGO!



S市に来た!

仙台パルコ



「パルコ」4Fに着くと、展示コーナーが出迎えてくれました。「ワンピース」や「ブリーチ」、「バクマン」、「リボーン」等、今の「週刊少年ジャンプ」を支える人気作品の展示もありますが、さすがは荒木先生の故郷です。「ジョジョ」はそれらの作品を押しのけ、まさしく展示コーナーの頂点に君臨していました。
そこには歴代ジョジョのカラーイラストパネルと、ガラスケース内に安置された石仮面が展示されています。そして、石仮面のすぐ上には、目的のサイン色紙がッ!この期間限定ジャンプ・ショップ、2009年の秋にもオープンしていて、その時も荒木先生のサイン色紙が飾られました。無論、この時も観に行ったワケですが、サイン色紙にはガクラン姿の承太郎が描かれていたのです。今回は……、ジョルノでした!テーブルらしき物に寄り掛かり、爽やかに微笑むジョルノ。瞳や唇、服はイエローで塗られています。彼の背後には、横を向いた『ゴールド・E』の顔が描かれています。色紙の右上には「ジャンプショップ仙台店」、左下には「"GIOGIO"2011 荒木飛呂彦」とサインが入っていました。ラフ画ではありますけど、青鉛筆で下描きもされているし、ジョルノの右頬あたりにはホワイトでの修正もちょびっとあるしと、力と心を込めて描かれている事が分かります。個人的にジョルノは超好きなキャラなんで、完全に魅了されました。最高です。もはや悔いはなし!
ここには若い人やカップル、家族連れ……と、幅広い年齢層のお客さんが訪れていました。ブランド・ショップとデパート的なお店とでは、客層も異なりますしね。多くの仙台市民が荒木先生を誇りに思い、「ジョジョ」を好きになってくれるといいなあと思います。
なお、サイン色紙の撮影は禁止されていましたが、それ以外は特に禁止されていなかったようなので、ここに展示の様子をいくつか掲載しときます。もしも問題があるようなら消します。



これぞメインイベント
と言わんばかり

1〜8部までの
イラストパネル

荒木先生もこれを
被ったのか?



サイン色紙を拝めて満足したせいで、ジャンプ・ショップに入る事を完璧に失念してました。ただ展示コーナーだけ見て、その場を後にしちゃってました。なんか良さげなグッズがあれば買っても良かったんだけども(汗)。
んで、せっかく仙台に来たのだから、晩メシに牛タンをたらふく食べました。塩味と味噌味の両方をしっかと味わい、舌つづみを打ちます。めっさ美味しい!そして、疲れた足を駅前のベンチで休め、やがて時間が来ると、再び電車に揺られて家へと帰ったのでした。皆さんももし機会があれば、ぜひ仙台を訪れてみてください。ジョジョファンじゃなくても良い街ですが、ジョジョファンならなおさら良い街です。




管理人 新宿へ行く (あと杜王町へも行く)

完




(2011年9月25日)




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