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マネすんなよ
女の子たちにもいっつも絞めてもらってる


#15 アンドレ・ブンブーン





●いよいよジャイロがレースに参加した理由が明らかにされました。謂れのない罪で命を奪われようとしている、マルコという少年を救うためだったようです。なんとジャイロは法務官であるらしく、裁判のやり直しの費用を得るべく、SBRレースに参加した模様。彼もまた、多くのものを背負っていました。そう…、決して負けられないのです。
弱き者を守るために、危険を顧みず、自らの命を懸けて戦う。ジャイロ・ツェペリ、なんと優しく誇り高い男でしょうか。さすがにツェペリの名を冠するだけの事はあります。しかし、あんなにアウトローな空気を漂わせているクセに、まさか法を司る仕事をしていたとは……。正直、似合わねえ〜…
マルコとの関係や彼のルーツなどの謎は残ったままですが、これで身分と目的が判明したので、感情移入はしやすくなったと思います。


●ジョニィ、何の前振りもなくコルクの回転に成功!回りすぎだろってくらいの勢いで回りまくってます。前回もちょっと気になってたんですが、ジャイロはいつの間にやら「回転」の秘訣をジョニィに教えていたようにも受け取れますね。その辺は、ジョニィがついに「回転」を使いこなす時にでも回想されるんでしょうか?
とりあえず今回を読んだ限りでは、コルクを普通に指で弾いているだけに見えます。弾き方にコツがあるのか、それ以外の要素(呼吸法とか)が隠されているのか。あるいは、重要なのは回転のイメージ?全貌が見えない割に、意外とあっさり習得できそうで、ちょっぴり拍子抜け。劇的に魅せてくれる事を期待。


●2nd.STAGEに入ってからというもの、ジャイロとジョニィの会話が愉快で仕方ありません。毎回のように漫才してくれてます。待望の夜営シーンにも関わらず、今回もやっぱりかましてくれました。もうちょっと物悲しさや切なさみたいのは出せないのかよと思ってしまう程、底抜けにポジティブでアクティブなコンビです。レースが進んで行くに連れ、そんな2人の性格や関係も変化していくのかもしれませんけど。
しかし、ジョニィの反応がなんかプリティー。どことなくナランチャ的な印象が強くなってきております。大人のジャイロに対して、ジョニィの少年らしさが描かれているのでしょう。でも、お互いに子供っぽいところもあったりするんで、そんなに年齢差は感じませんね。


ブンブーン一家登場!ビジュアルからして普通ではありません。顔のブツブツがキモいアンドレ、オカマくさい泣き虫の弟、サイボーグっぽいゴツい親父と、実に個性的な親子です。今更ながら、西部劇の時代のファッションじゃないですね。
さっそく荒木的変態性を見せ付けてくれたアンドレですが、どうやらジャイロは彼の持つ謎の能力にハマッてしまった様子。アンドレの血が付いたナイフを蹴り飛ばした左足が、それこそナイフのようになっています。これが例の殺人犯の能力なんでしょうか?血が付着した物に触れた部分が、その物と同じ形に変化させられるとか?自分の体が刃物となって襲って来るとすれば、逃げようのない恐るべきピンチです。


★何でもアリなフィールドとなった夜の砂漠。ついに殺人犯との戦いが幕を開けようとしています!ブンブーン一家が全員、何らかの能力を持っているのかは不明ですが、どいつもこいつも曲者ばかり(特に弟が化けそうな予感)。2対3なワケですし、苦戦は必至!そこでイケメンの出番ですよ。ジャイロ達の危機を助け、共にブンブーン一家を成敗してくれるに違いありません。そして芽生える友情とライバル心。晴れてイケメンも、全編を通してのメインキャラに!う〜ん、最高の展開です。
ミセス・ロビンスンにブンブーン一家と、1st.STAGE着順表にランクインした選手達が続々と現れていますね。この分なら、シュトロハイムやノリスケさんの登場もそう遠くはないかもしれません。




(2004年7月10日)




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