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スゲエッ!1st.STAGEで4位!
みんな あこがれのカウボーイ!


#17 マウンテン・ティム





●今回のキーワードは「呪い」。この一言に尽きます。ジャイロもブンブーンもイケメンもインディアン達も、不可思議な超能力を呪いによって得られた邪悪な力として受け取っているようです。あの超能力の正体がスタンドであろうとなかろうと、その「呪い」というオカルトチックな捉え方は19世紀っぽくて逆に新鮮。
運命に選ばれた者とでも言うべき「スタンド使い」。今作においては「呪われたヤツ」なんて、大変ありがたくない呼ばれようです。スタンドの発現を、悪霊に取り憑かれたと思い込んだ承太郎に近いものがありますね。


●ブンブーン一家の能力は、やはり「鉄」を操る能力で決定のようです。磁力を操作している事も分かりましたが、一家全員が同じ能力を持っている理由は未だ不明。この辺のミステリーは、誰かが「呪われた山」に迷い込むような展開になったらハッキリしそうですけどね。
銃とアンドレの負傷を利用して、ジョニィを能力に捕えたベンジャミン親父。イケメンの追跡にも気付いているし、見た目の割にはかなりの切れ者です。そして、さらなる能力を披露してくれました。なんと、アゴに付けてる鉄のプロテクターらしき物を顔に埋め込み、自らの骨格そのものをも変え、別人の顔になってしまったではありませんかッ!これはもはや磁力がどうこうというレベルじゃなく、鉄の支配とでも言い表わすべき能力かもしれません。鉄操作能力で変身するという、そのひねくれっぷりがまた荒木チックでした。


●今回の主役、マウンテン・ティム参上!縄を自分の手足の如く自由自在に操ってみせております。神業クラスのテクニック。さすがは伝説のカウボーイ!
そしてそして、最大のハイライト・シーン!イケメンも呪われていたのですッ!彼もまた「呪われた山」で能力を身に付けた者だったのです。その能力は、ロープを伝って自分の手を移動させる能力。こう書くと地味に感じますが、荒木先生の筆力によって、ケレン味たっぷりに途轍もなくカッコ良く描写されています。なんとなく『ストーン・フリー』に近いイメージですね。これはまさにカウボーイだからこその、イケメンだからこその能力。シンプルゆえに応用力も高そうです。


★ブンブーン一家の策に嵌り、ジョニィが殺人犯と誤解してしまったイケメン。彼がジャイロ達に出会うのはヤバすぎるッ!マライア戦のジョセフとアヴドゥルの喜劇…もとい、悲劇再びッ!?
しかし、これは予想も付かなかった面白い展開です。こういう形で3人が遭遇する事になろうとは。誤解・闘争を経ての共闘、そして芽生える友情……。そんな少年マンガらしい熱い話に盛り上がっていきそうではないですか。正直なところ、ここ3週ほどは少しテンション低めだったのですが、俄然燃え上がって参りましたッ!これがイケメンのカリスマでしょうか?




(2004年7月18日)




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