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圧迫よォッ!呼吸が止まるくらいッ!
興奮して来たわッ!早く!「圧迫祭り」よッ!


#25 政府公邸の攻防





●トビラはルーシーです。彼女が単独でトビラ絵に描かれたのは初めて?アニマル柄の壁にもたれ掛かりながら、しなやかなポーズを取り、悩ましげな視線を送って来ています。
女は戦う。「知恵と演技」で――。


●いきなり目に飛び込んで来たのは3つの星。それぞれ両方のおっぱいとアソコを隠すかのような位置で、さっそく期待通りのエロティックなムードです。ところが、そこはさすが荒木先生。一筋縄ではいきません。お鼻をクリクリ、お口をプニプニ、ホッペをツンツン。挙句の果てには、お尻で顔を圧迫祭り。官能的なシーンかと思いきや、完全にギャグシーンでした。スカーレットはよっぽど柔らかいものが好きなんでしょうね。そして、Mっ気もあります。だから、大統領と結婚したのかもしれません。
スカーレット自身が大統領の事を語っていますが、真偽の程は定かじゃありませんね。「権力」と「財力」を狙っての結婚なのか、切れ味の鋭さとあたたかさに惚れての結婚なのか、それともそのどちらでもないのか……。でも、もし彼女の語る大統領の過去が真実ならば、なかなか大統領も面白い男ですね。どんな場所でも足音を立てずにセクシーに歩き、マンドリンを足で巧みに演奏し、見事にスカーレットのハートを射止めてしまったのですから。あの体格と体重に似合わぬ華麗で軽快な身のこなしを読者にも披露してくれるのでしょうか?
ただ、大統領の寝室にスカーレットが入った事は今までなかったらしいし、普通の夫婦のように愛し合っているワケではなさそうですね。お昼時限定で言ってるのかもしれませんが。


●圧迫祭りも最高潮に達したその時、突如、スカーレットは眠りに落ちてしまいました。ああやってじゃないと眠れない性癖なのかと思いましたが、どうやらルーシーがお茶に入れた睡眠薬のせいだった様子。意外とあっさりスカーレットを攻略し、いよいよスパイ大作戦の本番です。周囲を確認し、用心しながら奥の部屋へと侵入。かねてから知っていた情報と読唇術により、大統領のお昼寝タイムを狙う算段です。お昼寝を欠かさない大統領、なんかかわいい。ルーシーもルーシーで、よくあんな離れた距離から唇の動きを読めたな!目が良くてうらやましいです。
ついに大統領を発見。しかし、彼の瞳は見開かれ、なんとこちらを睨みつけています!これは怖い。大統領はやはり只者ではなく、敏感に異変を察知していました。危険を見抜く力に秀でてこそのトップです。「出て来い!」と怒鳴る大統領の前に姿を現すルーシー……。もはや万事休すか?……ところが、そこにいたのはルーシーではなくスカーレット!えっ?何が起こったの?こっちは頭がついて行きません。まさか、この土壇場でルーシーにスタンドが発現?それとも、とっさにスカーレットそっくりに化粧でもした?


●ルーシーの謎のメイク・アップの正体は、ホット・パンツの肉スプレーでした。この政府公邸に忍び込む前、スカーレットと会う直前、ホット・パンツ(以下、H・P)はルーシーとコンタクトを取っていたのです。肉スプレーを掛けると変装まで可能らしく、触れた者の顔・髪や瞳の色・声色・体臭までコピーできるとの事。しかも、スタンド使いでもない一般人にも応用できるっていうのが万能ですね。
H・Pはジャイロとジョニィが「右目」を持っていなかった事と、シカゴで政府が捜している人物像から、女のカンがピーンと働いたみたい。でも、H・Pはジャイロ達より先にシカゴに着いたはずなのに、今の今まで何をやっていたのでしょうか?現時点でディエゴよりも遅れを取っているワケで、すでにケツの方なんじゃ?王国かヴァチカンの人間と情報交換や作戦会議でも開いていたのかもしれませんが。もっとも、彼女自身も語っているように「遺体」の回収が目的である以上、レースにこだわる理由もないのが事実。つまり実質、ジャイロ達にとってはレースのライバルが減ったとも言えますね。レースの勝利に飢えていないから。
H・Pの体内には「左腕」「脊椎」が宿っているようです。肉スプレーが万能化してるのも、「遺体」でパワー・アップしたためかもしれません。しかし、「遺体」はクリーム状に出来ないらしく、だから政府公邸への侵入も不可能と彼女は言います。「遺体」を外に持ち出せるのはルーシーだけ、とも。正直、不可能である理由がよく分かりません。H・Pが誰かに変装でもして、普通に持ち出せばいいんじゃないの?まあ、彼女は誰の敵でも味方でもないスタンスなので、大統領を敵に回す危険はルーシーにやらせようとしただけなのかも。
孤立無援の戦いとばかり思っていたものの、イケメンに続き、今度はH・Pの協力を得ていたルーシー。ちょっぴり残念だし、都合良くも感じられてしまいます。ただ、「女の世界」「女の戦い」という意味においては、H・Pの登場も必然ですね。


●まんまとスカーレットになりおおせたルーシーですが、そこに出現したのは『チューブラー・ベルズ』のバブル犬の群れ。肉スプレーの変装で顔はスカーレットの匂いになり、バブル犬もちょっと困惑している様子。でも、ルーシーの体の匂いに反応し、うなりまくってます。が、知らぬ間に迫り来る敵の存在に恐怖しながらも、ルーシーは的確な判断で大統領をうまくごまかしちゃいました。どうやらスカーレットは、スタンドの存在さえ知らない一般人のようですね。そして、ルーシーの指先にはH・Pが埋め込んでくれた睡眠薬がッ!お口プニプニによって、大統領はスヤスヤお昼寝。「心臓」のみならず、「右腕」「両耳」も出て来ました。やはりと言うか、さすがに側近に与えはしてませんでしたね。でも今回の件が終わったら、「遺体」を1ヶ所にまとめておくのは逆に危ないと察し、側近ズに預けたりするかもしれませんけども。
バブル犬は獰猛にルーシーに襲い掛かります。噛み付かれたら、どんどん体内へと侵入して行って破裂。元の釘に戻って、さらなるダメージを負わせます。風船化した物質はゴムのような性質も加わるらしく、いくら引っ張っても伸びるだけで、一度噛んだら離れないのが恐ろしい。それにしてもこの釘、でっけ〜……。マジ痛そうです。その上、そんな騒ぎで目が覚めてしまったのか、スカーレットに見付かってしまいました。そもそも、2分間しか効かない睡眠薬ってのはどうかと思います。H・Pはルーシーを困らせて楽しみたいのでしょうか?つくづくドSですよ。スカーレットとは相性が良さそうです。
バブル犬の異常にマイク・Oも気付いてしまい、大統領の部屋へ駆け付けて来るはずですし、絶体絶命の大ピンチ!


★今回は珍しくジャイロ&ジョニィはまったく登場せず。ルーシーの独壇場でした。それでも笑いあり・サスペンスありで、相変わらずの荒木節!見所いっぱいで満足です。なんとなくですが、「湖畔のルール」編と今の「政府公邸潜入」編が、「SBR」という物語全体を通しての転換期になる予感がしています。
しかし、この危機的状況をどうやって打開すれば良いのでしょう?ナイスな予想が考え付いたら、後でまた追記したいと思います。スカーレットが大統領をどう想っているかで、リアクションも全然違って来ますしね。体臭すら記憶する肉マスクを利用するってのもあり得ます。う〜ん、難しいなあ。



(追記)
次回の予想・妄想。ルーシーも最終的な勝者となるのであれば、ジャイロ&ジョニィと同じく、あえて全てを差し出す必要があると思います。このエピソードは、ルーシーが「遺体」を失う話になるでしょう。
まず、大統領はお昼寝タイム+睡眠薬のコンボで、簡単には目を覚まさないはず。いかにしてスカーレットとマイク・Oを切り抜けるかが当面の問題。自分そっくりの侵入者を目撃したスカーレットは、大声で助けを呼びながら大統領へ駆け寄ろうとする。しかし、先程の圧迫祭りによって、ルーシーの匂いが移っていたスカーレットにまでバブル犬は襲い掛かり、瀕死の重傷を負ってしまう。ルーシーはスカーレットと奪った「遺体」を引きずり、必死に逃げる。追い詰められた彼女は、とっさにバスルームのシャンプーや香水とかを自分達に吹き掛け、匂いの追跡を撹乱させる。その時、ガードマン達がドアの向こうからスカーレットを呼ぶ声が。ルーシーは何事もなかったかのように「なんでもないの。怖い夢を見ちゃったから。もう一眠りするわ。」などと、ごまかす。
匂いが分からなくなっておとなしくなったバブル犬をよそに、ルーシーはスカーレットの元へ。H・Pは、肉マスクを剥がし、それを傷口に当てれば一度だけ治療も出来るとルーシーに告げていた。自分の足のケガを治せば、「遺体」を持って逃げ出せる!でも、このままだとスカーレットは死んでしまう。反面、そうなったら裏切りの罪をなすり付けられる!苦悩するルーシーだが、彼女はスカーレットを救う方を選んだ。侵入者の正体がルーシーである事をスカーレットは知る。一体、何が起こっているのか?何故、自分を助けたのか?スカーレットの質問に、「あなたも夫を誰よりも愛している。それが分かったから。」とだけ答えるルーシー。
そこにまたスカーレットを呼ぶ声がドアの向こうから。無視してやり過ごそうとするが、僅かなスキマから風船が現れ、みるみるうちに動物の形になっていく。そいつにドアの鍵は開けられ、部屋へと入って来たのはマイク・O。完璧にバレてしまった。この男は殺すしかない!この風船能力にルーシーは、足に刺さった釘を武器にして立ち向かい、辛くもマイク・Oの殺害に成功!しかし、ついに大統領が目覚めてしまい、異常な光景に絶句。激闘によって部屋中に散らばってしまった「遺体」を、倒れている妻より優先して回収する大統領。スカーレットはショックを受けながらも、隠れているルーシーに逃げるよう訴える。彼女の言葉を唇の動きで読んだルーシー。だが、大統領はどんどん迫って来る。もうダメだ。苦渋の決断で「右目」を逆の方向へと転がし、大統領をそちらに引き付け、その隙にどうにか部屋を脱出!
しかし、部屋の外でガードマンに発見され、捕まってしまう。絶望の涙を流すルーシー。ところが、それは変装したH・Pだった。ルーシーが奪って来た「遺体」を安全・確実に回収するため、こっそり公邸へと潜り込んでいたのだ。作戦は失敗に終わり、ルーシーが全てを失ってしまった事を知ったH・P。彼女の負傷を治し、ついでに別のガードマンに変装させ、2人で堂々と公邸から抜け出すのだった。この状況でもまだ諦めていないらしいルーシーに、H・Pは感心する。そして、次の作戦は6th.STAGEのゴール地点、マッキーノ・シティで決行しようと提案。「それまで逃げ切れたら、今度は自分も手伝ってやる」と言い残し、再びレースに戻って行く。
一方、スカーレットは「犯人はどうやってか、わたしに化けていた。チラッと素顔を見たが、男のようでもあり女のようでもあり……。」と、曖昧な言葉で大統領を混乱させる。大統領も「あれは妻ではなかった。裏切り者が他人に化ける能力を持っているというのなら、Dioの情報通りの女を捜したところで意味はない。」と、捜査を一時中断。「遺体」を持っていれば、裏切り者もおびき寄せられるだろう。向こうの次の出方を待つ。そう決断。そしてスカーレットは、温かかった夫が大統領になる前後あたりから変わってしまった事を思い返し、謎の「遺体」がその理由と推測する。それを奪い取る事が以前の夫に戻る事ならば、ルーシーに協力しようと密かに心に誓うのだった。
――こんな具合に、「遺体」は失ってしまうものの、知らず知らずのうちに協力者を得ていくって展開を予想してみました。女の戦いも激化ッ!




(2007年4月18日)
(2007年4月20日:追記)




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