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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




シュガー・マウンテンの泉 / 本体: 「聖なる遺体」の「両耳部」「右腕部」
< 「選択」と「試練」を与える能力 >





<特徴>
@ミシガン湖畔に眠る「聖なる遺体」の一部「両耳部」「右腕部」。2つの「遺体」のエネルギーでもって、そこに生える「大木」に守護精霊としての力と役目を授けた。
「大木」は「悪魔の手のひら」となり、「遺体」を持つに相応しい者を選別するための「試練」を与えてくる。


A試練のルールを伝えるための「番人」も存在する。「番人」となった者は全て、「シュガー・マウンテン」の名を名乗る事になるらしい。ジャイロ・ツェペリ達の前に現れた盲目の少女「シュガー・マウンテン」も、あくまで「番人」としての名前である。
ただ、「番人」から解放された後、彼女が母親から「シュガー」と呼ばれていた事も事実。恐らく彼女の本名は、「シュガー・マウンテン」ではないが、「シュガー」ではあるのだろう。つまり、ファミリー・ネームこそ「マウンテン」ではないが、ファースト・ネームはたまたま同じ「シュガー」だったのだ。そーゆー事にする。




<能力>
「選択」「試練」を与える能力



@ミシガン湖畔に湧き出る「泉」に何かを落としてしまった者は、「番人」に「大木」へと誘い込まれ、そこである「選択」を迫られる事となる。
落とし物と、それを高価にした物がどこからともなく現れ、「泉」に落としたのはどちらかと質問されるのだ。
もし欲張ってウソをつくと、「大木」から伸びたツタが舌に突き刺さり、内臓ごと引っこ抜かれて殺されてしまう。もし正直に答えると、両方とも貰える。


A正直者には、その日の日没までの間に、「泉」で手に入れた落とし物以外の財産を使い切らなくてはならないという「試練」が課せられてしまう。
使い切る手段は、飲食物なら飲み食い。消耗品なら本来の使用法での消費。それ以外の物は「売買」などの「等価交換」(双方が納得できる契約)に限られる。「売買」をした際の「釣り銭」も、「売買」で手に入れた物から発生する「権利収入」も、使い切る対象に含まれる。


B捨てたり、盗まれたり、あげたり、不平等な取り引きをしたりする事はルール違反にあたる。
ルール違反を改めないままでいるか、日没までに使い切れなかった場合、その者の肉体はどんどん「木の根」と化し、最終的には「大木」の中に「木の実」として取り込まれてしまう。どんなに遠くにいても関係ないし、逃れる事は出来ない。


C「木の実」化した者は、また新たに「木の実」化する者が何人か現れると、やがて「番人」としての順番が回って来る。そして、さらにもう1人「木の実」化すると、やっと「大木」から解放されるのだ。
1人(1組)入れば、1人(1組)出られる。こうやって長い長い年月、多くの人間が順番で「番人」をしてきた。「木の実」化した者と「番人」は、「大木」から解放されるまで肉体の時間が止まっているような状態らしく、歳を取る事も腹が減る事も病気になる事も死ぬ事もない。ただ、「番人」である限り、「大木」から遠く離れる事も出来ない。


D「泉」の性質を利用して「両耳部」と「右腕部」を入手した者には、「遺体」を差し出せるか否かの「最終試練」が与えられる事もあるようだ。
作中では、ジョニィ・ジョースターが「遺体」か「友人」かの選択を余儀なくされた。もしも「友人」を見捨てて「遺体」を選んだとしたら、恐らくジョニィも「木の実」化させられていたと思われる。


E「遺体」も含めて日没までに全てを使い切れたなら、この能力は役目を終えて消滅する。「大木」に囚われていた者達も全員、解放される事となる。




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