TOP  戻る



ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




サーフィス (うわっ面) / 本体: 間田 敏和
< 姿形を「コピー」する能力 >





<特徴>
@1999年3月以前に、本体:間田 敏和(はざまだ としかず)が、虹村形兆の持つ『矢』で射抜かれた事によって発現したスタンド。


A「人形」(作中では人間サイズの木製人形)と一体化した、実体化スタンドである。
後述する能力ゆえに、スタンド・ヴィジョンに定まった形状は無い。


B数十mの射程距離を持つ遠隔操作型スタンド。
その分、パワーは弱いが、スピードはそれなりに素早い。




<能力>
「人形」に触れた者の姿形を「コピー」する能力



@「人形」単体ではまったく身動きが取れず、他者に「人形」を触れさせる事で能力を発動する。
「人形」は、触れた者の姿形を「コピー」し、瓜二つに変身していくのだ。単純な外見はおろか、着ている服、指紋、声紋、仕草、口調、口癖に至るまで、そっくりそのまま「コピー」している。性格も、本体:間田 敏和の底意地の悪さや卑劣さがベースにあるものの、「コピー」された「本人」に近いものになっている。ただし、間田自身を「コピー」する事は出来ないし、元となる「人形」と近い形状・サイズの生物にしか変身できないだろう。
この「コピー」の能力射程は、本体:間田から数十mほどの範囲と推測される。「本人」との距離は無関係である。もっとも、不意打ちによる攻撃等で間田の意識の集中が途絶えると、能力はたちまち解除されてしまう。


A一見完璧な変身に見えるが、「記憶」「知識」までは「コピー」できない。あくまで本体:間田が知っている情報しか持ち得ない。そのため、表面的な会話だけなら「本人」と区別が付かないが、細かい質問等をすれば簡単に見抜く事が出来るだろう。
また、「コピー」は体内にまでは及んでおらず、元となる「人形」の材質・性質が残っている。木製の「人形」を媒体にしている場合、「コピー人形」を殴っても、木を殴った痛みを感じるだけなのだ。「人形」が硬い材質であれば、自ずと破壊力・防御力も高まる。しかし反面、触れた感触によっても、「本人」との区別が付くという事にもなる。


B間田の命令には従うものの、命令に対するリアクションは「本人」そのものである。
間田をバカにしている者を「コピー」した場合、たとえ命令しても、思いっきりバカにした態度で接して来る。結果的に命令には従うとは言え、間田はいつも「コピー人形」の態度に対し、相当のストレスを抱いていたようだ。むしろ、その「コピー人形」を自分で粉々にブチのめす事を楽しみにしている程である。
なお、他の物質と同化した実体化スタンドであるため、スタンドのダメージは本体にフィードバックしない。ブチのめし放題である。(もっとも、「コピー人形」自身も、ダメージによる苦痛は感じていないようだが。)


C「コピー人形」は、多少のダメージを負っても、次第に元の形に復元していく。「コピー」の能力による姿形の固定は、それほど強力なのだ。
ただし、完全に切断されたり粉々にされたりすると、もはや復元不可能。その部分は「人形」の形状に戻ってしまい、そこから「本人」と区別される事もあり得る。


D少なくとも作中では、「コピー人形」の額に「ネジ」が付いており、それで見分ける事も可能であった。これは元々の「人形」の額に付いていた「ネジ」で、これには「コピー」の能力も及んでいないらしい。
だが、それなら「ネジ」の付いた「人形」をわざわざ媒体に選ぶ必要もない。そうしなかったという事は、そうせざるを得なかったという事なのだろう。
恐らく、あの「ネジ」こそが『サーフィス』の「核」たる部分と思われる。スタンドパワーを込めた「ネジ」を「人形」の額に埋め込む事で、その「人形」が『サーフィス』となるのだ。つまり、『サーフィス』の発動条件の1つなのである。もし「ネジ」を引っこ抜かれたなら、スタンドも強制的に解除されるのかもしれない。


E「コピー人形」が「本人」と向かい合った時、鏡に写したかのように、「本人」に「コピー人形」と同じ動作をさせる事が出来る。間田曰く、「操り人形」ならぬ「操る人形」。「コピー人形」と「本人」が互いに視認し合える状況なら、両者の間に遮蔽物(ガラス等)があっても、能力は発揮される。
間田の意志・執念が強ければ強いほど、コントロールの精度は増し、この「同調」の力も強くなる。力が最大に高まれば、表情まで同調させ、「本人」がスタンドを出す事さえ出来なくしてしまえるようだ。この「同調」の能力射程は、最大で10m程度と思われる。




TOP  戻る

inserted by FC2 system