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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




ザ・ロック (錠前) / 本体: 小林 玉美
< 「罪の重さ」を実感させる能力 >





<特徴>
@1998年12月〜1999年1月頃、本体:小林 玉美(こばやし たまみ)が、虹村形兆の持つ『矢』で射抜かれた事によって発現したスタンド。


A「錠前」のヴィジョンを持つ、自動操縦型スタンド。
その側面には、「鍵」が重なっているデザインや、「銭」という文字が刻まれている。


Bこのスタンド自体が行動する事は出来ない。




<能力>
「罪の重さ」を実感させる能力



@他人が本体:小林 玉美に対して抱いた「罪悪感」に敏感に反応し、自動的に発動するスタンド。
もっとも、誰彼構わず勝手に発動するワケではなく、玉美の意志でターゲットの選択だけは可能らしい。複数人同時に選択する事も出来る。
スタンドの原理的には『マリリン・マンソン』とほぼ同一である。


Aターゲットの心に芽生えた「罪悪感」に鍵を掛けるように、「錠前」が胸元から現れる。「罪悪感」と一体化し、ターゲットの心に根付いてガッチリ捕えてしまうのだ。なお、この「錠前」は、ターゲット1人につき1つずつ出現する。
ターゲットが玉美に対して「罪悪感」を抱く限り、「錠前」は決して外れない。そこにはもはや射程距離や持続力の概念はなく、どんなに遠くまで逃げようと、どんなに時間が経過しようと、どんなスタンド能力を使おうと、絶対に「錠前」は心に掛かり続ける。たとえ「錠前」を攻撃したところで、「錠前」にも玉美にも何のダメージも与えられない。
ただし、「罪悪感」さえなくなってしまえば、「錠前」もあっさり解除され消滅してしまう。よって、常にターゲットの弱みを握り続けておく事が重要となる。


B「錠前」は「罪の重さ」そのものである。「罪悪感」が大きくなればなるほど、「錠前」は大きさ重さをどんどん増していく。
この「重さ」は物理的重量ではなく、あくまで心理的重圧である。そのため、「錠前」自体は何の殺傷力も持たないが、ターゲットは精神的にトコトン追い詰められていく。「錠前」の重さが心に直接のし掛かり、脆くなった心をさらに押し潰していくのだ。ターゲットは「罪悪感」から逃れたい一心で、玉美の言う事に従うようになったり、最悪、自ら命を絶とうとしたりするようになるだろう。


C無論、スタンドである以上、本体:玉美が死ねば解除される。
しかし、玉美に対して「罪悪感」を抱くターゲットが、玉美を殺す事など不可能である。玉美を傷付ける事にさらなる「罪悪感」を抱いてしまい、ますます窮地に陥ってしまうだけなのだ。


D玉美がターゲットに対して一定のルールを課す事で、それを破った際に「罪悪感」を抱かせ、「錠前」を発動させる事が出来る。
作中では、東方仗助と岸辺露伴のチンチロリン勝負にて、仗助に「イカサマをする事」をルールとして提示。もし仗助がイカサマをしなければ、「ルール違反をした」という意識に反応し、「錠前」はすぐさま仗助に発動したであろう。


EDIOのように、心の「善なるタガ」が外れた「罪悪感」を感じない者に対しては、そもそもこの能力は通用しない。




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