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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




THE WORLD / 本体: ディエゴ・ブランドー(異次元)
< 「時間」を止める能力 >





<特徴>
@ジョニィ・ジョースターのスタンド『タスク ACT4』によって、窮地に追い込まれたファニー・ヴァレンタイン大統領。自らの敗北を予感し、自らの意志を託したのが、異次元でまだ生きていたディエゴ・ブランドーであった。大統領のスタンド『D4C (Dirty Deeds Done Dirt Cheap)』の能力で、異次元である「隣りの世界」から「基本の世界」へと連れて来られたのだ。
その異次元のディエゴは、「基本」のディエゴの『スケアリー・モンスター(ズ)』とはまったく異なるスタンド能力を持っていた。それが、この『THE WORLD』である。


A「隣りの世界」には「聖なる遺体」が存在しない。そのため、このスタンドがどんなキッカケで発現したのかは不明。
恐らくは、不思議なダイヤモンド等、「隣りの世界」において「遺体」の代わりとなる存在を手に入れた事で発現したものと思われる。


B本体:ディエゴ・ブランドーより一回りほど大きく、精悍な体付きをした人型スタンド。
三角柱型のマスク、上半身を覆うプロテクター、背中の2本のボンベ、手の甲や肩に刻まれた「時計」のデザイン等が特徴的である。ヴィジョン自体が物質に干渉できる、「SBR」では珍しい正統派スタンドでもある。


C射程数mの近距離パワー型スタンドである。




<能力>
「時間」を止める能力



@時が止まった世界の中を動けるのは、『THE WORLD』自身と本体:ディエゴ・ブランドーのみ。また、(当然ではあるが)彼だけが、停止時間中に物質を自由に動かす事が出来る。
しかし、彼が触れていない物質は、「時間」と共に「因果」も止まっている状態である。互いに干渉し合う事は出来ない。したがって、彼の手から離れた物質は、他の物質の直前で停止し、時が動き出すと同時に運動を再開するのだ。停止時間中、ディエゴが投げたナイフがジョニィ・ジョースターの手前で止まり、時が動き出してから突き刺さったのは、このためである。


A時間を停止できるのは5秒程度の間だけ。
ほんの僅かな間だが、時が止まった世界では誰もが無防備な姿を晒している。もちろん、肉体も思考も完全にストップしている。ディエゴは、その中を思うがままに行動でき、一方的に攻撃できるのだ。
シンプルながらも、驚異的で恐ろしい能力である。ただし、停止できる時間がさらに伸びていく可能性があるか否かは不明。


Bこの『THE WORLD』は、第3部のDIOのスタンド『ザ・ワールド』とほぼ同一のスタンドと思われる。
直接的な関係や因果があるのかは謎だが、この異次元のディエゴは、よりDIOに近い存在なのだろう。「基本」のディエゴ以上の強い引力や生命力、意志と運命の力を宿しているからこそ、『THE WORLD』が発現したのかもしれない。『ザ・ワールド』とは、悪の帝王の器の証なのか?
ただ、スタンドのデザインは微妙に異なっている。首元のパイプが背中のボンベと繋がっている点や、ヒザ部分がDマークになっている点、手首・足首部分が凹凸になっている点、時計マークのデザインが変わっている点、肩にも時計マークが配置されている点……等、細かな違いは多い。絵柄の変化と言われればそれまでだが、スタンドの体格そのものもスリムになっている。
また、『ザ・ワールド』とは違い、「世界」のタロット・カードの暗示も持ってはいないと思われる。スタンド自体の「基本スペック」も特段優れてはおらず、それゆえ『THE WORLD』の時間停止は理屈抜きの純粋な「能力」なのだ。




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