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「The JOJOLands」をもっと予想してみよう





2022年12月19日発売の「JOJO magazine 2022 WINTER」とウルジャン1月号(2023年)に、とうとう「ジョジョ」第9部の連載開始情報が掲載ッ!そこで正式タイトルが「The JOJOLands (ザ・ジョジョランズ)」と発表されました。
そして、他にも様々なヒントがすでに提示されていますので、詳細が明らかになる前に、再び予想&妄想を楽しんでおこうと思います。ちなみに、前回の予想はこちら




①主人公は誰?

2022年12月5日発売の「このミステリーがすごい!(2023年版)」での、荒木先生の発言によると、第9部「The JOJOLands」の主人公はジョセフ(=文くん)の子孫らしい。
家系図や本編を見る限り、文くんの子孫は娘のホリーさん、孫の吉良と虹村さんの3人だけ。その吉良が仗世文と「融合」して生まれた定助の子どもであれば、血統は文くんの子孫になるでしょう。……しかし、それならストレートに「定助の子」と言えば良いワケで、そこをあえて「ジョセフの子孫」と表現したところに違和感があります。ジョセフと言えば、思い当たるのはやっぱり「浮気」ですよね(笑)。「新世界」の文くんはそんな事しなそうな好青年に見えたけど、結局やらかしてしまったのか!?
そういう視点で考え直すと、空条家の存在は非常に意味深に思えてきます。さらに気になるのは、仗世文の母親:聖美(きよみ)さんの名前。これは明らかに、「旧世界」でのホリィさんの日本での呼び名「聖子」を元にしてますよね。これは即ち、ホリーさんも聖美さんも、2人とも文くんの娘という事を示唆しているのです。要するに、文くんの浮気で出来た子が聖美さん。「旧世界」におけるエリナの役割がルーシー(旧姓ペンドルトン)と理那さんの2人に分かれたように、ホリィさんの役割もホリーさんと聖美さんに分かれたってワケですね。

さらに、第8部「ジョジョリオン」最終回では、聖美さんが赤ちゃんを産んだ事が明かされています。その父親が貞文さんなのか誰なのかは不明ですが、とにかく仗世文の弟妹にあたる子である事は確か。ズバリ、その子こそが第9部の主人公なのです!名前は空条 浄太郎とか、もしくは空条 星太郎とかかな。いずれにせよ、名前の読みは「じょうたろう」。「星」は「明星(みょうじょう)」の「じょう」です。
そして、2023年の荒木先生からの年賀状イラストには、なんと第9部の主人公らしき人物の姿が描かれていましたッ!これがこちらです。



金髪か銀髪か白髪なのか、少なくとも黒髪ではなく、部分的に長く伸びた髪を星型の髪飾りで結び、右目は隠れている。さりげに、目が隠れているデザインのネームドキャラって、「ジョジョ」ではかなり珍しい。っていうより、ヘタすりゃ初めてじゃない?それを主人公に持って来るとは……。髪の色とは対照的に、黒い服に身を包んでいますね。
パッと見の印象としては、ジョルノ以上にミステリアスな雰囲気ですよね。どことなくビーティーにも通じるような。とは言え、描かれているのは右半分のみ。左半分はカラーリングが反転して、黒髪&白い服になったりしていても不思議じゃありません。こんなビジュアルでひょうきんな性格だったり、めっちゃ臆病だったりする事もあり得る。
「こんなん承太郎じゃあないッ!」なんて思う人もいるでしょうけど、そりゃあそうです。ジョナサンとジョニィ、仗助と定助、ジョセフと文くんを見ても分かる通り……、名前は一緒でも、見た目も性格も目的もまったくの別人ですからね。仮に同じ「じょうたろう」だとしても、むしろ3部の承太郎と最も遠く離れたキャラになると思いますよ。あの承太郎の再現を期待してる人には悪いけど、その期待は100%絶対裏切られると断言しときます(笑)。



……あ、しまった。聖美さんが文くんの娘であるはずがなかった。「ジョジョリオン」最終回での康穂の話から、聖美さんの父親が子どもの頃、「仗世文」と書かれた文くんのゲタを見付け、後にその名前を孫に付けたって事が判明したんだもんね。うっかりしてました。
恥ずかしいけど、これはもうこのままにしといて、別の予想を改めて練ってみようと思います!連載開始前、最後の予想になるでしょうから、気合い入れていきますよ!   2023/01/13:追記 )




②時代はいつ?

これは前回の予想と変わりません。時代は西暦2031年。「ジョジョリオン」から20年後です。
あの聖美さんの赤ちゃんが主人公だったとしても、20歳なので、ちょうど良い年齢でしょう。




③舞台はどこ?

これも前回の予想通り、ワールドワイドにいろんな土地や国々を旅すると思います。
具体的なヒントとしては……、ウルジャンの予告カットに山々と海とヨットが、年賀状にヤシの木が描かれていました。


       


一見すると、南国チックな香りが漂ってますね。南国と言うと、まず「ロカカカ」の原産地であるニューギニア島が思い浮かびます。「ジョジョリオン」でホリーさんを救う事が出来なかった事を踏まえると、「ロカカカ」を求めて南国へ向かうというのは自然な流れかもしれません。ただ……、それはあくまで定助の目的ですし、同じ事を9部で繰り返したってしょうがないしなぁ。
ヨットと共に描かれている山々を改めてよく見ると、煙らしきものが空に立ち昇っている事が分かります。この山は火山である可能性が高そう。まぁ、火山なんて世界中に存在しますけど、「火山の国」でググるとアイスランドが出て来るんですよね。あるいは、2部でカーズを大気圏外まで吹っ飛ばしたヴォルガノ島の火山……だとすれば、イタリアという線もある。何にせよ、ヨーロッパの景色だったとしても不思議はないワケです。
結局のところ、固定された舞台はなく、南国から北国まで、世界中のあちこちを巡る冒険という事を表しているのでしょう。




④ストーリーはどんな話?

これまた前回の予想と大きくは変わってないんですが、一応書いておきましょう。
「The JOJOLands」の「Land」とは、「土地」や「国」、「陸地」を意味します。そして、「ジョジョリオン」では、次のようなセリフがありました。


「場所」とは重要だ…
この世で唯一無二を意味する座標

(「ジョジョリオン」第1話 康穂のモノローグより)


「地形」とは呪いだ
そして あたしの生まれた場所
生まれる土地とつけられる名前は 自分の自由では選べない
でも ここで生まれた

(「ジョジョリオン」第64話 つるぎちゃんのモノローグより)



これらの言葉は、震災や血統にも連動してくる言葉で……、その場所・その地形だからこそ起こる厄災があり、その家に生まれ落ちたからこそ直面する問題があるという事。従って、「場所」や「地形」とは、ひいては「Land」とは、人生を縛り付ける「定め」であり、決して避けられぬ「運命」そのものをも意味するワケです。
……逆に考えると、もしも地図上に線を引くように簡単に「場所」や「地形」を自在に操って決定する事が出来るのなら、それはもはや「運命」を支配するに等しいという事。地震や津波、異常気象などの自然災害も、疫病も戦争も、全ての不幸や呪いを敵側にだけ集まるように「地形」を変えられれば、自分達は安泰なのです。究極の地形、永遠の国家、理想の土地、安息の場所、そこはまさしくユートピア「エデンの園」。第9部では、そんな人智を超えた力を巡る、複数勢力間の争いの物語なのではないでしょうか。人間の国家や組織のみならず、「岩人間」の勢力も加わってきます。

で、それほどの超常現象を実現できるものこそ、やはり「聖なる遺体」なのです。事実、第7部「SBR」では、「遺体」の部位が眠る場所は「悪魔の手のひら」と呼ばれ……、少なくともアリゾナ砂漠の「悪魔の手のひら」は、地形が変化し、1日に何kmも移動する土地でしたよね。
例えば……、アジア大陸、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸、この7つの大陸それぞれのどこかに眠る7つの「聖遺物」「オーパーツ」を探し出して捧げると、「遺体」がパワーアップ!捧げられた「オーパーツ」が司る大陸の「地形」を操れるようになる。7つ全てを捧げた時、この地球上全ての陸地の「地形」を支配できる……とかね。「ゾンビ馬」「ロカカカ」の原種もまた、今も世界のどこかに存在し、それ自体が「オーパーツ」の1つだったりします。ムーやアトランティスのような伝説上の大陸の浮上をも結び付けたりすると、ロマンいっぱいで面白いかも。




―― このような予想&妄想となりました。恐らく、1月19日発売のウルジャンに追加の予告カットやあらすじなども掲載されると思うので、そうなったらまた予想し直したいと思います!楽しみだな~。




(2023年1月1日)




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