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ここに書いているのは、スタンドの個人的な解釈に過ぎません。
原作の設定・描写をベースに、
勝手に考察・妄想しただけのものです。
正確な公式データが欲しいという方には何の役にも立ちませんので悪しからず。




ホウィール・オブ・フォーチュン (運命の車輪) / 本体: Z・Z(ズィー・ズィー)
< どんな車にでも「変形」できる能力 >




10番目のタロット「運命の車輪 (WHEEL OF FORTUNE)」のカードの暗示を持つ。
カードには、大きな車輪に乗るスフィンクスヘビ裸の女性の姿が描かれている。神聖なるスフィンクスは「良い運命」を、悪魔の化身とも言われるヘビは「悪い運命」を示す。我々人間は、「良い運命」と「悪い運命」がいつどのように起こるのか、知る事は出来ない。しかし、それらはいつでも「運命の車輪」の上で廻り続け、巡り続けている。人生は、「良い事」ばかりでも「悪い事」ばかりでもないのだ。
たとえ「悪い運命」が襲って来ようとも、簡単に諦め、屈してはいけない。意識や発想を切り換え、その運命を乗り超えようと前に進み続けるのならば、逆境さえ成長の糧に変える事が出来るだろう。ほんのちょっとしたキッカケで、その運命が持つ意味は大きく変わっていくのである。
このように、「運命」「大きな変化」「転換」「チャンス」「前進」「輪廻」などを象徴するカードなのである。




<特徴>
@スタンドが発現した経緯は不明。


A四輪自動車と一体化した実体化スタンド。本体:Z・Zは、その車を運転し、移動・攻撃をしてくる。
そのため、恐らくZ・Zが乗車している時のみ発現できるスタンドなのだろう。Z・Zが車から降り、ある程度の距離まで離れると、強制的に解除されてしまう。よって、ラジコンのように操作する事は不可能。あくまでZ・Z自身が直接運転する事で操作できるスタンドなのだ。これは『ストレングス』に似た特徴でもある。


Bオンボロ車がベースとは思えぬほどのパワースピード強度を誇る。
四輪駆動のランドクルーザーを軽く上回る戦車のようなパワーと、デコボコの荒地をものともしないスピードで、豪快かつ軽快に走行する。また、崖から墜落しても、本体:Z・Zはまったく無傷であった。それ相応の強度を持っているものと思われる。


C後述するが、ガソリンを攻撃に利用したりもする。
それを考えると、『ホウィール・オブ・フォーチュン』は、ガソリンではなくZ・Zのスタンドパワーを燃料にしているのかもしれない。


DZ・Zは貧相な体付きの男だが、なぜか両腕だけ鍛え上げられてムキムキマッチョになっている。
「なんかゴッツい男が乗ってる」と相手をビビらせようとして、車の窓から腕だけ見せるというセコいハッタリをかましてくる。




<能力>
どんな車にでも「変形」できる能力



@『ホウィール・オブ・フォーチュン』は四輪自動車と一体化したスタンドだが、その姿や機能を自由自在に変形する事が出来る。地面を掘って地中を進んだり、強引にボディーを捻じ曲げて狭いスキマに入り込んだり、タイヤから無数のスパイクを出して岩壁を登ったりする事も容易い。
変形可能であるがゆえに、車体の傷やダメージも即座に修復する。それゆえ、このスタンドにダメージの概念はほとんど無いようなものである。また、他の物質と同化した実体化スタンドであるため、そもそもスタンドのダメージは本体にフィードバックしない。


A電波を流して、別の車のカーラジオを通じて話す事も可能。細かいガソリンの粒を超高圧で発射し、「見えない弾丸」として攻撃する事も出来る。さらに、電気系統を利用してスパーク(火花)を起こし、飛ばしたガソリンを点火して、標的を焼き殺そうともしていた。
およそ常識から掛け離れた、もはや何でもありのモンスター・マシンなのだ。


B何でもありとは言え、それでもあくまで「自動車」の範疇を超えてはいない。
4つのタイヤで地面を走る。この大前提だけは破れないようだ。人型にトランスフォームしたり、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンさながらに空を飛んだりなどは不可能である。あるいは、能力的にはそれすら不可能ではないが、Z・Zには車に対するポリシーがあって、あえてやっていないというだけなのかもしれない。


Cどんなに傷付いても、どんなに道が険しくとも、どんな障害が待ち受けていようとも、決して走る事をやめない。前に進み続ける事をやめない。いかなる環境・状況にも臨機応変に対応し、適応していく。逆境の中で、より強く逞しい姿に成長していく。
ある意味、この『ホウィール・オブ・フォーチュン』以上に前向きなスタンドもないだろう。




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