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いい人だと思っていたのに……
あたしの故郷から出て行ってよ


#003 Who am I?A





●トビラ絵は吉良くんと康穂の2ショット!どこかキョトンとした表情の吉良くん、キリッと凛々しい顔付きの康穂。2人の性格がよく表れた絵ですね。早くもお似合いの2人って感じです。「ジョジョ」シリーズ初のボーイ・ミーツ・ガールな物語。今後、この2人はどんな関係になっていくのでしょうか?そして、常秀くんはどう絡んできてくれるのでしょうか?(笑)


●自室に掛けられていたセーラー服に袖を通す吉良くん。匂いまで嗅いでます。ほんの些細な事でも、自分の情報を懸命に得ようとしているんでしょう。しかし、まだまだ失われた記憶は戻らず。
康穂は奥の部屋からの気配に気付き、「誰かいますか?」と声を掛けます。物音の聞こえた部屋の奥へと向かう2人。そこには、「モナリザ」の絵人の手首のオブジェが飾られていました。4部の吉良吉影を思わせる、なんとも不吉なインテリア。そこで、吉良くんがソファに靴をぶつけてしまったところ、同じ音が上からも聞こえてきました。すると、吉良くんが向かおうとするドアの方向へと、上階の足音が向かいます。そして、吉良くんがドアに手を掛けようとしたら、上階からはドアが開く音。この時点の2人は、先程の物音は上階からの音と思い、納得してしまいました。
康穂が台所の戸棚を開けると、中にはグリーンピースの缶詰とワサビが大量に置かれていました。戸棚の中は緑一色。かつての吉良くんは、緑の物が大好きだったのでしょうか?ポパイがホウレンソウ好きってのと、なんか関係あるんかな?(笑)
電気やガスの請求書もそこにあり、確かに「吉良吉影」の名が記されています。やはり、ここが吉良くんの家で間違いなかった模様。


●吉良くんはバスルームへ。蛇口からしたたる水滴を止めようと近付いたところ、再び上階からの物音が。吉良くんが蛇口に手を伸ばすと、上階から水の流れる音が聞こえてきました。これは一体……?
そして彼は、お風呂の中に女性の姿を確認したのでした。黒髪の若い女性が、素っ裸でお風呂に入っているではありませんか!その上、乳首にトーンまで貼られてッ!まったく、「ジョジョ」もアダルティになったもんだぜ(笑)。これには吉良くんも面食らい、慌てて康穂に報告。康穂がバスルームを覗くと、やはりそこには裸の女性がいました。彼女は何者で、なぜここにいるのか?吉良くんに訊いたところで、当然、知るワケもありません。なんか面白くない気分の康穂。ちょっぴり不機嫌っぽい(笑)。かわいいな。
とは言え、謎の裸の女性から直接聞き出さなければ、何も解決しません。康穂はバスルームに再び失礼して、裸の女性に話し掛けるのでした。彼女は吉良くんのガールフレンドなのか?……しかし、彼女の口から出た言葉は「助けて……」という不穏な言葉。彼女が棚に腕をぶつけ、ビンを落として割ってしまうと、またもや同じ音が上から聞こえてきました。それを聞き、彼女はますます怯える。彼女のこの態度は一体……?
ビンの破片を踏まないように、スリッパを履こうとする吉良くん。ところが、なんとスリッパには無数の画鋲が仕掛けられていたのです。痛さに驚き、吉良くんも棚にぶつかってビンを落としてしまいます。そのビンには西暦と月が記されたシールが貼られ、中には何かの細かい切れ端のような物がぎっしり入っていました。ビンの中身とは……。「吉良吉影」の名を持つに相応しい物。そう、切った爪だったのです!見れば、90年代から80年代のまである様子。
ただ、ここで疑問が生じましたね。吉良くんの年齢を推測すると、とても80年代から爪を切って保管するなど不可能です。つまり、これは吉良くんの爪ではない……?


●この不吉な空気はさらに濃くなっていきます。康穂が発見した1冊のアルバム。その中を見る彼女に吉良くんが近付こうとすると、なんと康穂は「あたしに触らないでェ―――――ッ!!」と絶叫。康穂の顔に浮かぶのは、恐怖と軽蔑と嫌悪と拒絶の意思。そして、信じていた人に裏切られたかのような悲しみ。「杜王町から出て行って」。「もう二度と見たくもない」。涙を浮かべる康穂。「ふざけるなッ!!」と、アルバムを吉良くんに投げ付けると、康穂は走って出て行ってしまったのです。
何が何だか意味が分からない吉良くん。しかし、彼女が投げ捨てたアルバムを見て、分かりました。そこには、若い女性が裸で手錠をされた写真、アイマスクと猿轡をされた写真、セーラー服を着せられて縄で縛られた写真……、そんな変態度MAXな写真が満載だったのです!しかも、吉良くん本人の姿も写真に写っており、言い逃れ不可能!これには吉良くんも大ショック。さっきの康穂の気持ちが痛いほど理解できた事でしょう。自分の事とは言え、彼も自分自身に対し、大きく失望してしまいます。
「こんなのウソだ……」と、あまりにも悲しく厳しい現実を受け入れる事が出来ません。知りたかった、取り戻りたかった過去の自分は、非の打ちどころのない見事な変態さんだった??まあ、凄惨な殺人現場の写真とかじゃなかっただけ、まだマシって気もしますが。まだまだウブな康穂には刺激的すぎたとは言え、そーゆー特殊なプレイを嗜む方々だって大勢いらっしゃるでしょうしね。


●自分の過去に戸惑いながらも、吉良くんは裸の女性に話し掛けます。
記憶はないけれど、感覚的に理解は出来る。オレはあんたなんか知らない。康穂の目に涙が浮かんだことに心が痛む。――そう告げると、「お前は何者だァッ!!」と激昂。彼が初めて怒りの感情を露にしました。ところが、当の彼女は不思議そうに吉良くんに答えます。「あたしを助けに戻って来てくれたんでしょ?」。「せっかくここから逃げ出せたのに」。
その時、上階からバリンと何かが割れる音が聞こえました。次の瞬間、吉良くんの脇に、またビンが落ちてバリンと割れる。すると、吉良くんは左手をビンの破片で傷付けてしまいました。見れば、なんと画鋲で傷付いた左足と破片で傷付いた左手に、謎のマークが浮かび上がっています!裸の女性の両手・両足にも、そのマークは刻まれています。どうやら流した血の固まりが、マークの形に刻み込まれているっぽい。これは紛れもなくスタンド能力!
上階からズルリズルリと這うような物音が聞こえると、今度は吉良くんの左足がズルリズルリと勝手に動き出すッ!女性も大慌て。このままだと間に合わなくなる。まだ右の手足が無事なうちに、自分を連れて逃げて。そう懇願します。こんな肝心な場面で、なんと今月はおしまい!


●今回の話で、吉良くんは囚われた被害者であった事が判明しました。吉良くんと女性を捕えた人物は、倒すべき真の敵は、すぐ上階にいるはず。上階と下階の音から推測するに、上下の2つの部屋はシンクロしているのでしょう。上階で起きた事が下階でも起こり、下階で起きた事が上階でも起こる。ただし、スタンドの本体のいる上階の方が、当然、下階よりも優先される。
あの血のマークは、2つの部屋のシンクロをより強固にするもの。言わば、マリオネットの操り糸のようなもの。上階にいる者と、下階にいる者とが、血のマークによって繋がり、同じ行動をさせられてしまうのです。本体は上階にて、同じように女性を裸で監禁。吉良くんと自分を、そして上階の女性と下階の女性を、それぞれシンクロさせた?
このマークは、風呂場にあった温度調節ダイヤルらしき物に似た形をしているので、もしかすると一定の温度以上の熱湯を掛ければ溶けたりするのかも。吉良くんはそれを発見し、マークを消して逃亡。その後、記憶を失った、と。


●本体は何者で、何が目的なんでしょうか?「吉良吉影」の名に相応しいのはコイツの方ではありますが、わざわざ本名をそこら中にばらまいておく必然性がありません。「吉良吉影」の名は、吉良くんの本名でないのなら、単なる作られた偽名に過ぎないと思います。
目的は、自分の変態的な欲望を満たすための箱庭が欲しかった、ってところなのかな?どんな性癖があるのかは謎ですが、若い女性を拉致・監禁し、陵辱し殺害する事に興奮を覚える、危険なゲス野郎かもしれません。あるいは、変態猟奇プレイの写真が欲しいだけのセコい変態さんかもしれません。そんな自分の罪を擦り付けるためのスケープゴートとして、吉良くんは用意された?しかし、どうあれ自分の身元がバレるような事は誰だってしたくないでしょう。指紋なんて残したくもない。そう考えると、本体は上階にすらいないのかも。もっと別の場所から、上階と下階の「2つの箱庭」にいる者達を操っているって可能性もありそうです。
いずれにせよ、吉良くんは恐らく、ここを脱出した後にスタンド使いになったはず。ならば、今なら勝機はある!ただ、この裸の女性は殺されてしまう気がしますね。そんで、吉良くんが犯人扱いされてしまいそう。結果的に、「吉良吉影」という殺人鬼が杜王町から生まれてしまうのか?この汚名こそが、杜王町にかけられる「呪い」なのか?もっとも、康穂の誤解さえ解ければ、彼は「ジョースケ」の名で呼ばれるようになるんでしょうね。
まあ、この辺の謎は、次回までにゆっくり考えてみます。


★今月は33ページ!しかも、来月号は休載!なんて事でしょうか……。しかし、それにはれっきとした理由があるのです!8月23日発売の「SPUR」10月号に、露伴の特別読み切りが掲載されると言うのです!それも、なんとオールカラー!「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の旅から数年後、祖母の形見のバッグを携えて、露伴がイタリア・フィレンツェへと向かう物語らしい。すげえ……。「ジョジョリオン」は超読みたいけど、これほどの企画が用意されているのであれば仕方ない。減ページと休載も納得せざるを得ません。露伴先生も動きすぎだろ。
作者コメントは「暑いの苦手ですけど、今年の夏はどこか好きです。家に風鈴さげたせいかなあ〜?」との事。荒木先生は、この節電の夏も風鈴1つで軽く乗り超えられそうですな。さすがです。
あ、ちなみに、来月号は休載だけど、「ジョジョリオン」の下敷きが付録です。未公開イラストなら嬉しいなあ。



(追記)
●吉良くんと裸の女性が囚われた謎のスタンド能力。これについて、また色々と考えてみたので、予想として書いておきます。
まず、このスタンドは「束縛」の能力だと思います。自由を奪うための能力。これは、本体のSM趣味というか、束縛フェチ的な性癖が発現したものなのです。スタンドのヴィジョンはなく、吉良くん達が囚われた部屋そのものと一体化したスタンド。『ストレングス』や『スーパーフライ』に近いタイプですね。
で、この能力には、大きく分けて3つの段階があります。
まず第1段階は、本体がいる部屋とスタンド化した「部屋」がシンクロするという能力。2つの部屋で同じような事が起きるのです。当然、シンクロさせるためには、2つの部屋の間取りや内装も近ければ近いほど良い。そこで本体は、同じマンションの2つの部屋を利用したワケです(能力射程の問題もあるでしょう)。恐らく、上階の部屋には本体がおり、そこも下階と同じインテリア等になっているはず。ちなみに、破壊・打撃・切断等といった攻撃的なエネルギーが強いほど、シンクロの度合いも強くなります。靴をぶつけたり、ビンを割ったりしたら、もう一方の部屋でも同じ事が起こります。しかし、ただ歩行するだけとか、ドアの開閉、水道の使用といった程度の場合は、シンクロの度合いも低く、微妙な差異が生じるのです。
第2段階は、この「スタンド部屋」内で出血した者を操る能力。出血すると、血がマーク状に固まり、そのマークが刻まれた場所が操られてしまうのです。自由自在に操作されるというよりは、別の人物と同じ行動を強制的に取らされてしまうといった方が正確でしょう。例えば、下階の裸の女性の両手足のマークは、上階にもいるであろう別の女性の両手足と繋がっており、裸の女性は上階の女性と同じ行動をさせられているのです。吉良くんもまた、上階にいる本体と同じ行動をさせられつつあるのかもしれません。ただし、四六時中操るとなると、本体のエネルギー消耗も激しいため、必要に応じて発動し、操るようにしています。第1段階の能力で下階の大雑把な状況も分かるし、実は下階の「モナリザ」の目とかにカメラを仕込んでおり、それで監視もしているのです。
そして最終の第3段階。これこそ、記憶を失わせる能力。血のマークには、熱湯をブッ掛けると溶けるという弱点があります。もしも本体の意思での解除ではなく、強引な手段でマークを消し、「部屋」から脱出すると……、この能力は自動的に発動!「部屋」での出来事も本体に関する情報もだんだん忘れ、最後には自分自身の記憶さえも喪失してしまうのです。
このように、段階を経るごとにどんどん自由が奪われていき、逃げ場がなくなっていきます。「束縛」の力が増していくのです。能力が多彩すぎる気もしますが、『キラークイーン』だって第3の爆弾まであったし、『ハイウェイ・スター』も幻覚の部屋やら瞬間移動やらオプション能力を持ってましたしね。


●お次は、「スタンド部屋」の本体や吉良くんの行動の疑問点についても考えてみました。

疑問1敵本体の目的は何なのか?何のために、吉良くん達を「部屋」に監禁しているのか?
……これはもう、ストレートに「自分の性癖を満たすため」としておきましょう。他人の心身の自由を剥奪し、絶望する様を見て興奮するというゲスな性癖を。本体は恐らく上階におり、そこでは別の女性が監禁されているはず。しかし、ヤツはそれだけではまだ満足できなかったのです。もっと多くの人間を「束縛」したい。その欲望は、大震災後、「壁の目」により、スタンド能力として開花。自分の能力を理解し、駆使し、もう1ペアを「束縛」に追加させる事に成功したのでした。
吉良くんは3日前、帽子屋「SBR」にてオーダーメイドの帽子を購入しています。さらに、グリーンピースやらワサビやらも大量に買っているようでした。つまり、外出できていたにも関わらず、助けを乞う事をしておらず、周囲にも不審に思われてはいなかったって事。これもきっと、敵本体の仕業なのでしょう。前述の第2段階の能力を利用して、吉良くんを操ったのか。それとも、何かしらの脅しでもかけたのか。とにかく、助けてほしいのに何も出来ない無力感に打ちひしがれる姿を楽しみたかったのではないかと。

疑問2「吉良吉影」という名前は、吉良くんの本名なのか?
……一応、マンションの部屋は「吉良吉影」の名で契約されてるっぽいので、マジに本名なのかもしれません。しかし、私個人としては康穂と同じく、どうにもしっくり来ない。なので、ここは「本名ではない」と偽名説を唱えてみます。偽名であるなら、偽名を使わざるを得ない理由が、本名を使えない理由があるはず。
思うに、前述の第3段階の能力=記憶喪失と関わってくるのでは?能力によって失われた記憶を取り戻す条件が、「自分の本名」を知る事なのです。さらには、「もし自分の名前が誰かに知られると死ぬよ」なんて大ウソついても、理解不能な現象に囚われてパニック状態の彼らは、あっさり信じ込んでしまうでしょう。そうすりゃ、むしろ積極的に自分の本名を知られまいと、隠そうとします。よって、吉良くんと裸の女性は、お互いの本名さえ知らないままなのです。
「吉良吉影」の名は、敵本体がテキトーに考えた名前。本体は住民票やら何やらをわざわざデッチ上げ、まんまと「吉良吉影」の名で、吉良くんにマンションの契約をさせちゃったのです。吉良くんも裸の女性も、元々は杜王町の住人ではなかったと思います。名前や存在を知る者が近くにいては不都合でしょうから、震災後のどさくさに紛れ、どっかから拉致ってきたんでしょう。

疑問3下階にあった爪のビンは一体?
……吉良くんは、ビンの中に集められた大量の爪を発見。ビンには年代を表す数字が記されていました。4部の吉良吉影を知る我々読者は、ついついこれが吉良くん自身の爪であると思い込みそうになりますが、それはおかしい。1980年代のラベルが貼られたビンもあるのです。彼の推定年齢から考えると、彼の爪であるはずがない。かと言って、敵本体が自分の爪を下階に置いておくとも思えません。可能性としては、これまで監禁されてきた女性達の爪なのではないかと。年代は、爪を切った時期ではなく、爪の持ち主である女性達の生まれた年代を意味するとか?まあ、そもそもラベルなんていくらでも作ったり貼ったりできるから、あの年代を鵜呑みにして良いのかも怪しいもんですが。
要するに、狂気の演出のための小道具なのです。敵本体にとっては、もしも「部屋」に監禁した相手が逃亡したとしても、逃げたという記憶すらも消えるワケだから問題なし。「部屋」に戻って来たところで、何も思い出せず理解も出来ぬまま、再び監禁されるだけ。万が一、記憶を取り戻せたとしても、状況証拠的には、「部屋」に監禁されていた男が犯人扱いされてしまう。SM写真やら爪ビンやら、異常性溢れる証拠がたっぷり揃っている以上、言い逃れは難しいでしょう。グリーンピースとワサビを大量購入させたのも、目立つ買い物をさせる事で、それを見た者達に「こいつは異常な人間だ」という印象を植え付ける事が出来るから?
記憶があろうがなかろうが、あの「部屋」の状況がバレたら、吉良くんの立場は社会的にかなりヤバイのです。それが敵本体のいやらしさであり、したたかさ。



――予想としては、こんな感じ。ついでに、次回の予想もちょっと書いときます。
一緒に囚われていた裸の女性は、敵の能力によって殺されてしまう。吉良くんは「部屋」の天井を泡化して穴を開け、上階の様子を知る。すると、なんと出て行った康穂が敵本体に捕まって、監禁・陵辱されそうになっていた。康穂のピンチに怒りを燃やし、ついに吉良くんのスタンドが完全発現。敵を追い詰めるも、あと一歩のところで逃げられてしまう。康穂を無事に救出し、彼女の誤解は解ける。ところが、部屋の外には警官の姿がッ!病室から失踪した吉良くんと康穂を捜していた警官達が、常秀や帽子屋のおっさん等の目撃情報をもとに、マンションまでやって来てしまったのだった。
部屋に監禁されていた女性の死体が、ついに警官達に発見されてしまう。説明しても無駄と察し、逃亡する吉良くんと康穂。吉良くんは果たして、敵本体を見付け出し、自分の記憶を取り戻す事が出来るのか!?変態殺人鬼の汚名を払拭し、この「呪い」を解く事が出来るのか!?




(2011年7月17日)
(2011年8月28日:追記)




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