TOP  <<第28話分へ 戻る 第30話分へ>>



ほんの少し昔のジョジョ語り


ここでは、管理人がかつてノートにしたためていた
「ジョジョ」や荒木作品についての感想を公開しています。
羞恥プレイもいいとこですが、当時の記録の一環として。





TVアニメ 第29話「目的地はローマ!コロッセオ」該当分
(アニメの感想はこちら




【 コミックス59巻 「プロント(もしもし)!通話中 その①」分 】

1998年5月12日(火)

今回の『ジョジョ』は、何やらスゴイ事になってきて、驚かされた。
ブチャラティ達は、これからローマへ向かい、ボスと関係があると言う謎の人物から、
あの『弓と矢』を受け取りに行くのだ。
その謎の人物によると、ボスの名はディアヴォロ。
どうやら15年以上前から関係があるらしい。
しかも、今は再起不能と言うが、スタンド使いでもあるようだ。
そして、何故か『弓と矢』を持ち、その秘密も知っていると言う。
”『矢』の真の使い方”とか”『キング・クリムゾン』を超える力を手に入れろ”とか、
気になる言葉も多く話していた。
今回、出てきた『矢』は、今までとは少し形が違っていた。
穴が空いている部分に、虫のような、スタンドのような物体がくっ付いている。
これが『矢』の本当の姿なのかもしれない。
しかし、まさかここで『弓と矢』が関わってくるとは想像もしていなかった。
と、言うより、『弓と矢』の謎などは、語られる事はないだろうと思っていたのだ。

自分なりに考えていたのだが、『弓と矢』、いや、『矢じり』そのものがスタンドなのではないかと予想していた。
『矢』と同化し、実体化して、それが『アヌビス神』や『スーパー・フライ』のように
一人歩きしていったスタンドなのでは…?
能力は、そのまんまで”刺されて生きていた者に『スタンド能力』を授ける能力”。
本体だった者は、もしかしたら、史上初の『スタンド使い』だったのかも…。
そんな想像をしている。
”吸血鬼”を生み出す『石仮面』…!!そして、”スタンド使い”を生み出す『弓と矢』…!!
果たして、この『弓と矢』にはどんな秘密が隠されていると言うのか。
次回からも、ますます眼が離せない。大いに楽しみだ。




【 コミックス59巻 「プロント(もしもし)!通話中 その②」分 】

1998年5月19日(火)

今回、ついに『矢』のルーツが明らかとされた。
あの『矢』は、グリーンランドのクレーター内の隕石から創られた物だったのだ。
この隕石は、数万年前に落下したもので、その中には未知の”ウイルス”が眠っている。
この”ウイルス”に感染した者はほぼ確実に死ぬ。
だが、まれに生き残る者もおり、その者には”新しい生命能力”が与えられると言う。
そう、それこそが『スタンド能力』なのだ。

ここからは私の考えなのだが、『矢』を創ったというのは、あの”闇の一族”なのではないだろうか。
たとえば、カーズが創った『石仮面』の力に対抗するために創られたとか…。
考えてみれば、『石仮面』も『弓と矢』も生物を”進化”させる道具なのだ。
『石仮面』はその骨針で脳を刺激し、”吸血鬼”へと”進化”させ、
『弓と矢』はその”ウイルス”によって、”スタンド使い”へと”進化”させる。
『矢』にくっついていた、あの虫のような奇妙な物体は、
『石仮面』で言うところの『エイジャの赤石』のような存在なのではあるまいか。
それに加え、謎の人物がブチャラティ達を、ローマのコロッセオまで呼んだという事にも深い意味を感じる。
コロッセオと言えば、『柱の男』、カーズ、エシディシ、ワムウが長い眠りに就いていた場所。
ますます怪しい。
しかし、第5部にもなったというのに、ここで第2部での出来事が絡んでくるとは驚きだ。
さすが荒木先生!!
『スタンド使い』は『スタンド使い』といずれ引かれ合う。
この言葉も、同じ”ウイルス”同士が引き合っていると考えれば納得がいく。
そして、『スタンド』が遺伝的に受け継がれていく理由も”ウイルス”にあったのだ。
ただ、花京院のような、両親は普通の人間なのに、先天性の『スタンド使い』という者の場合はどうなのだろう。
突然変異か、それとも実は先祖に『スタンド使い』がいて、偶然”ウイルス”が目醒めてしまったのか…。
それに、何故ジョースター家の人間に『スタンド』が発現したのかも良く分からない。
この場合、DIOの持つジョナサンの肉体から発せられる波動というか、信号というかによって、
ジョースター家の者の体内で”ウイルス”が少しずつ発生していったと思うべきか。
だからこそ、ホリィも仗助も50日もの間、命を落とさなかったのかも。

ふと、『矢』に射抜かれて死んだ者の描写が極端に少ない事に気付いた。
せいぜい第5部の初期、『ブラック・サバス』の持っていた『矢』に射たれたジイサンくらいなのだ。
しかも、このジイサンにしても、『魂』を射たれて死んだ訳なので、
生身の人間が射たれて死ぬ場合、どうなってしまうのか分からない。
今回の昔話のように、全身に水泡のような腫瘍ができ、
48時間以内にトマトソースのようになって死亡してしまうのか。
それとも、『矢』の場合はさすがに即死するのか。

話は変わるが、残る敵は恐らく『チョコラータ』と『セッコ』、そして『ボス』の3人だけだろう。
いよいよ第5部もクライマックス。
今回の新手の能力は、”カビを発生させ、腐らせる能力”だと思う。
どんな死闘が始まるのだろう。
それと、『矢』の真の使い方だが、私は、『矢』を体内に埋め込んで使うのではと思っている。
それによって、”ウイルス”を増殖させ、パワーアップをはかるのだ。どうだろう?
とにかく次回も楽しみだ。


1998年5月20日(水)

そう言えば、今回の『ジョジョ』は『リング』と『らせん』の雰囲気に近いものを感じたのだった。
神秘的で謎に包まれていた『矢』の正体と原理は『ウイルス』にあったというところで、
特にそう思えたのである。

(※ 映画「リング」と「らせん」は、この年の1月に公開されました。)




【 コミックス59巻 「目的地はローマ!コロッセオ」分 】

1998年5月28日(木)

今回は、『チョコラータ』と『セッコ』の過去が分かった。
確かにボスの言う通り、最低のゲスだが、まだ正直言って、物足りない。
これからの闘いで、思いっ切りキレて、イッちゃって、そのキチガイぶりを見せてほしい。
これ以上のゲス野郎などいないという程にやってもらいたい。
そして、チョコラータよりも実はセッコの方が遥かにヤバい奴であってほしいとも願っている。
チョコラータのスタンド『グリーン・デイ』の能力、それは予想通り”カビを発生させて、腐らせる能力”だった。
だが、その攻撃のきっかけとして、”自分の体よりも低い位置に下がった時”に攻撃される事も判明。
どんな駆け引きが、どんな激しい死闘が繰り広げられるのか、
とても楽しみで、眼が離せない。

ちなみに、第6部はジョセフのクローンが主人公の、命を賭けたギャンブル・ストーリーを希望。
『スタンド』は第5部で終わると思っている。
『カイジ』のように、単純かつ斬新なニュー・ギャンブルを続々と登場させてほしい。
凄まじくも熱い心理戦、荒木先生のマンガの原点とも言える。
そして、第7部はジョルノとトリッシュの子孫が主人公とか…。
もしも、そうなったら、是非ともボスのように二重人格にしてほしい。
個人的な意見だが、『ジョジョ』は第7部で完結してほしいと思っている。
単に、偶数が好きじゃないという理由だが、この調子で行けば、第7部が終わる頃には、
コミックスも100巻くらいにまでなっているハズなのだ。
私の希望としては、全7部の全100巻で、『ジョジョの奇妙な冒険』は完結してほしいのだ。
まだ第5部も終わっていないと言うのに、こんな事を言うのも何だが、とにかく私はそう願っている。
これからも大いに楽しみだ。

(※ 今は、いつまでもずっと続いてほしいと願ってます。荒木先生が描きたいものを読み続けたい。)




【 コミックス60巻 「『グリーン・ディ』と『オアシス』 その①」分 】

1998年6月2日(火)

今回の『ジョジョ』についての感想、簡単に書いておこう。
ミスタはカッコ良かった。『ピストルズ』も久々の登場。
これから思う存分に活躍してほしい。
『グリーン・デイ』は、久々にマトモな『スタンド』のデザインで、気に入った。
トリッシュの心に変化が見られる。ブチャラティをどう思っているのか。
自分でも分かっていないだろうが…。
セッコのスタンド名は『オアシス』。どんな能力なのだろう。
次回も楽しみ。

(※ 『グリーン・ディ』については、久しぶりの真っ当な人型スタンドで嬉しいって意味合いですね。
   ボスを裏切ってからは『スパイス・ガール』くらいしかいなかったし。)




(2019年5月11日)




TOP  <<第28話分へ 戻る 第30話分へ>>

inserted by FC2 system