「ジョジョリオン」の謎と考察・予想をまとめたよ
No.33 【 カレラが持っていた「写真」の詳細は？ 】
【第2版】 （旧版）
作並カレラがケータイに保存していた1枚の「写真」。これが実に衝撃的なものでした。「写真」に写っていたのは、カレラ本人と吉良吉影、そして「空条 仗世文 （くうじょう じょせふみ）」なる名前を名乗った青年。この仗世文こそ、カレラが慕う「セッちゃん」であり、定助の半身「X」だったようなのですッ！
「X」やカレラについては、それぞれ別のページにまとめていますが……、それでもこの「写真」に関する謎は残っています。第51話・第52話での過去編でカレラも描かれたものの、その過去編の内容とカレラの発言とで食い違いが発生しているっぽい。結局のところ、この「写真」はどういった経緯で撮られたのでしょうか？
まず、この「写真」の撮影時期はいつ頃なのか？
少なくとも、2011年8月19日より前という事はあり得ません。その日まで仗世文は、カレラとマトモに接した事さえ無かったようですから。仗世文と吉良が写っているので、当然、「融合」して「定助」になる前である事は確実。定助と康穂が出逢った日は、9月上旬頃と私は推測しています。
だとすると、8月19日から9月上旬までの、実質半月程の期間内に撮影されたものと言えそうです。「岩人間」に追われる危険な時期だったはずなのに、わざわざこんな「写真」を撮るって事は、何らかのキッカケがあったのかもしれません。それこそ、カレラが札幌に逃亡する直前に記念撮影した、とか？
続いて、この「写真」の場所はどこなのか？
金網フェンスと何本かの木々が見えます。カレラの発言を信じるなら、彼女は仗世文達と一緒に「ロカカカ」を処分したらしい。その際、密かに吉良が鉢植えの「ロカカカ」を1つだけ盗み出し、マンションのキッチンに隠したそう。「枝」を盗んだだけで殺されかけたのだから、そこまでやっちゃったら、もはや全面戦争にもなりかねません。そんなヤバすぎの状況では、おちおち外をウロついてもいられない。
恐らく、吉良のマンションのすぐ近くにあった、人気（ひとけ）のない場所なのではと思います。特別な意味のある場所ではない、と。
そして、そもそもこの「写真」の撮影者は誰なのか？
この「写真」に写るカレラの表情や両腕を見る限り、彼女が自撮りした風には見えません。きっと謎の4人目がそこにいて、その人物が撮影したのです。【第1版】で、4人目の正体は「八木山 夜露」であると予想しましたが、夜露とはすでに敵対関係になっちゃいました。完璧に除外されます。
ズバリ、「記憶の男」こそが4人目である、と予想し直す事にしましょう。実は「記憶の男」は、8月19日からの半月程の期間中、仗世文達のサポートをしてくれていたのです。で、カレラに頼まれ、この「写真」も撮ってくれたのです。
……とは言え、「記憶の男」は味方ではありません。むしろ、「岩人間」達のリーダー的存在。サポートしてやったのも、全ては自分自身の目的のために利用していたに過ぎないのです。
なお、最新版はこちらに置いときます。 ⇒ 最新版へ