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定助がいい
定助が選んで…


#110 ラヂオ・ガガ事件②





●とうとう、この時がやって来ました。「ジョジョリオン」最終回ッ!2011年5月、あの震災からわずか2ヶ月後に開幕したこの物語は……、10年の歳月を経て、新型コロナウイルスという新たな厄災の真っ只中で幕を下ろします。歴代最長の部となった事も含め、なんとも感慨深い。10年という長い時間の集大成、そして決着、心して見届けさせていただきます。
完結を記念し、今月は表紙&巻頭カラー!では、表紙の方から見ていきましょう。定助が旗手のように、大きな旗を堂々と掲げる絵。この定助の表情がいいですね。どこまでも前を、上を見つめる、真っ直ぐで凛々しい眼差し。ひときわ目を引くのが、何と言っても全面に押し出された『ソフト&ウェット』柄でしょうか。これでもかってぐらい、柔らかくて、そして濡れております。騙し絵っぽい効果もあって楽しい。その中に混じった「星」や、セーラー服の襟に描かれた「ハート」も、いかにも「ジョジョ」らしいですね。気品漂う、グレーを基調とした落ち着いたカラーリングも好き。スニーカーがオシャレで可愛い。背景には「ジョジョリオン」のスタンド達の顔が一堂に会し、終わりを実感させます。「石仮面」もさりげにいるなぁ(笑)。


●見開き巻頭カラーのトビラ絵は、表紙イラストの連作。しかし、これもまた溜め息が出るほどの圧倒的美しさ……。うわぁ~~……、なんて神々しいんだ。これだけで泣けてくる。もはや宗教画ですよ。この絵の複製原画が欲しいよ。「荒木飛呂彦漫画賞」の副賞でもらえる人が羨ましいわぁ。
右側のページには、定助が描かれています。地上に舞い降りた天使のようなポーズで、旗を掲げ、左側のページにいる康穂を見つめています。旗には「ジョジョリオン」のスタンド達の顔。やっぱり「石仮面」もいるし、ソラティ・ドも紛れてる。背景は、様々な模様があしらわれた布になっていて、『ソフト&ウェット』+『ペイズリー・パーク』柄や「しゃぼん玉」柄、星柄、さらには『ハーミット・パープル』を思わせるイバラ柄も。こっちの絵はピンクが基調で、溢れる活力・生命力が感じられます。
左側のページには、もちろん康穂。正面を向き、こちらに指を差すポーズで片足で立っています。定助と対になっている構図で、まさしく「ジョジョリオン」はこの2人の物語だったんだなと。花だらけの服も、カラフルなスニーカーも、肌に描かれたタトゥーのような文字や絵も、実にキュートでファッショナブルですね。背景は、やっぱりスタンド達の顔。そして、ペイズリー柄や地図の模様、『ペイズリー・パーク』と透龍くんまで。透龍くんという存在は、良くも悪くも、康穂にとって大きいですよね。彼女の人生を語る上で、絶対に避けては通れないからね。カラーリング的にはブラウンが基調。いろんな意味で、定助が「天」、康穂が「地」というイメージの絵になっている気がします。


●カラーイラストだけでも大満足でお腹いっぱいって勢いなんですが、ここからが本題です(笑)。それでは、いよいよ万感の最終回!
謎のガードレールに急襲されたルーシー。鉄板の隙間に服を巻き込まれ、そのまま引きずられていきます。すると、その隙間が開き始め、ルーシーが飲まれかける!このままでは、壁面にへばり付いた死体のようにペチャンコに潰され、ガードレールに喰われてしまう。しかし、文くんが再び下駄アタックを繰り出し、隙間に下駄を挟ませ、すかさずルーシー救出!
文くんは、生きたガードレールの存在に怯えます。彼を巻き込んでしまった事を詫び、説明を始めるルーシー。要するに、最近、東方家がニューギニアから「ロカカカ」を輸入したという情報があって、この土地で育てられているとだけ考えていた……って事らしい。でも実は、この美しい田園には、奥にさらに「闇」があったのです。あのガードレールは新種の生き物で、恐らく動物。それも、蛇か番犬のような。……うお、こいつはまたブッこんできましたね。順当に考えれば、「ロカカカ」を守るための番犬なんでしょう。じゃあ一体、この番犬の主は何者?
当然、こんなワケ分からん説明を聞かされたところで、文くんは納得できません。彼の知っている生き物は、あんなに硬くもないし乾いてもいないのだから。今さらながら、柔らかくて濡れている『ソフト&ウェット』とは、生命の瑞々しさそのものを表しているのかもしれませんね。


●ルーシーは激しく咳込み、血を吐いてしまいました。やはり悪い病気だった模様。彼女を車に乗せて、急いで街に戻ろうとする文くん。しかし、何故か不意に体を引っ張られる!倒れ込み、引きずられてしまう!それはなんと、さっきガードレール壁面にへばり付いていたはずのペチャンコの死体ッ!いや……、こいつはあのドライバーのおっさんで、まだ辛うじて生きていた。下半身はガードレールに飲まれながらも、臓物を垂らして伸ばし、上半身だけで近付いて来たのです。そのおぞましい姿は完璧にゾンビ。「置いて行かないでくれ」「病院に連れて行ってくれ」と、しきりに訴えてきます。
すると、ガードレールから声が聞こえました。「仲間を助けずに放って行くなんて人でなしだ」とか「人としてそんな事は許されないぞ、ゲス野郎」とか、ガードレールのくせに人の道を説いてくるじゃありませんか。オメーに言われたかねーよって感じはありますが、これほどの高い知能を持った生き物なのです。動物というより、ほとんど人間。亜種なのか擬態なのか能力なのか謎ですけど、「岩人間」の一種と考えるのがしっくり来そう。……おっさんを死なない程度に生かしておいて、動けない自分の代わりに文くん達をこちらへ引き寄せてもらい、まとめて喰ってしまおうという魂胆なんでしょう。ズル賢さもかなりのもの。
おっさんも哀れな被害者ですが、文くんは構わずブン殴ってルーシーを救出!ところが、彼はおっさんの臓物に縛られ、ガードレールに飲み込まれる寸前。どうにか両手で体を押さえて阻止したものの、ついに喰われたおっさんの血しぶきを浴び、手がヌルヌル滑る。服が引き込まれ、破られる。そんな文くんの左肩からは、なんと「星のアザ」が覗くッ!やっぱり彼はジョースターの血統!?


●必死の抵抗も虚しく、文くんは顔面をガードレールに挟まれてしまいます。絶体絶命!しかし、彼の「星のアザ」を目撃したルーシーは、確信めいた表情で叫びます。「車のエンジンをスタートさせなさい」、と。文くんはとっさに、車に積んだトランクに下駄を投げ付ける!まき散らされた荷物の中から、電気コードをなんとか掴む!すると、文くんの「アザ」からイバラのようなものが現れたッ!何ィィ――ッ!?これって、思いっきり『ハーミット・パープル』じゃん!
ルーシーは、ジョニィの肩に「星のアザ」がある事を知っていて、文くんがジョニィの子孫だと見抜いた様子。そして、文くんが祖先と「使命」で繋がっている事を確信したのです。文くんはスタンドを電気コードに巻き付け、車にまで伸ばします。そして、エンジンをかける!走らせた車をガードレールに直撃させ、脱出に成功!荷物に中にあったアメリカン・クラッカーも、いよいよもって「文くんの正体」を我々に教えてくれていますね。残念ながらクラッカーはポイ捨てされちゃったんで、クラッカーヴォレイの妙味を味わう事は叶いませんでしたが……、まだまだ文くんは魅せてくれます。イバラのスタンドに、人型のヴィジョンまで備えていたのです。全身像までは拝めなかったとは言え、その頭部は描かれました。『ストーン・フリー』的に、イバラが集まって人型になる概念?これが初めての発現なのかもですが。
ともあれ、車直撃&文くんラッシュによって、ガードレール撃破ッ!断末魔の叫びを上げるガードレール。文くんはルーシーをおぶって逃走します。彼の本名を訊ねるルーシー。その名は……、やはりジョセフ・ジョースター!S市で一緒に住んでいる理那おばあちゃんが付けてくれた和名が「仗世文 (ジョセフ)」だから、「文くん」と呼ばれていたのです。そして今、かつて「ペンドルトン」の姓を持っていた老婆ルーシーと行動を共にしている。う~ん、数奇な運命。引力、即ち愛(ラブ)ですな。


●奇妙な因縁を感じざるを得ないルーシーですが、東方家の果樹園を眺めると、そこにはさらなる驚愕が。なんと、透龍くんがいるじゃないの!彼は果樹園から「ロカカカ」の樹を掘り、バケツに入れて盗み出すところでした。こうして東方家からは「ロカカカ」が失われた、と……。でも、70年も前から今と変わらぬ風貌をしていたなんて、透龍くんって何歳なんだ?例えば、「岩人間」は「ロカカカ」を食べると若返ったり出来るもんなのかな?死しても謎多き人物です。
タイミング的に考えると、あのガードレールも、透龍くん達「岩人間」が置いた「ロカカカ」の番犬なんでしょうかね?そいつが倒されたから、すぐさま回収したって事で。あるいは、東方家が置いたんでしょうか?あの土地に大昔からいる一族なのだから、土地にまつわる妖怪じみた未知の生物も知っていて、そいつを利用したとか。ガードレールのせいで「岩人間」さえもおちおち近付けなかったけど、文くんが倒してくれたんで、この隙に盗んだ……みたいなね。どちらもあり得そうですね。結局、何も分からんまま。
やっと見付けた「ロカカカ」がまんまと持ち出される様子を見て、ルーシーはうろたえます。しかし、文くんは彼女の体の方が心配。透龍くんを追ってる場合じゃないのです。文くん、裸足で疾走。投げ付けた下駄は、その場に捨てられたまま。下駄の底側には「仗世文」の文字が彫られていたのでした。


ルーシーはこの3年後、肺の病気のため、故郷アメリカのニューヨークで死去。彼女は望んでいたものの、再び日本を訪れる事は出来なかったそうです。波乱に満ちた生涯でしたね。
文くんことジョセフは、重い容体のルーシーを気遣い、ニューヨークまでの長旅に付き添いました。しかし、第二次世界大戦へのアメリカ参戦で、太平洋航路が突然遮断され、終戦後までS市に帰る事が出来なくなったのです。ルーシーの援助のもと、そのままニューヨークで教育を受け、市民権まで得て、アトランティックシティのカジノホテルに就職。転んでもただでは起きない逞しさです(笑)。1952年には、スピード・ワゴン財団勤務のスージーQと出会い、結婚。娘をもうけるのでした。その娘こそホリーさん
東方家では、1993年に4代目憲助さんが当主になると、海外からの輸入フルーツに力を入れ、さらに発展。業界で国内2位の収益を上げたのです。……第72話では、輸入ルートの強化を提案する常敏に対し、否定的だった憲助さんですけど、もともとは常敏に近い事をやってたんですねぇ。でも、一時的には利益が上がったけれど、それだけではダメだと経験から悟ったのかも。フルーツを近くで目を掛けるようにしたら、厚い信頼を得られるようになり、全国1位にもなれたとかで。
2010年には、築250年の歴史ある旧母屋を、モダニズム建築風デザインで建て替え。その建築家は、常敏の大学時代の友人であった八木山夜露でした。……同じく72話では、めっちゃ初対面みたいな挨拶してましたけどね!周りからは友人に見えてただけで、別に大して親しくもなく、お互いに印象が薄れてしまってたとか?もしくは、友人だったのは「本当の」八木山夜露で、彼の戸籍を奪った「岩人間」の夜露とはあれが初対面。話してるうちにお互い嚙み合わなくなり、「あれ?」となって、常敏も夜露の事情を知った上で協力(というより利用)していたとか?


●そして、時代は2011年に戻ります。TG大病院から出て来る定助と康穂。定助の顔の石化は、もうほとんど完治してますな。定助だけは、何かしら特別なんでしょうか?
なんと、ホリーさんの「呪い」は未だ解けてはいない模様。「新ロカカカ」が失われた今、「等価交換」が出来ない。礼さんも虹村さんもどうやらあのまま亡くなってしまったようで、礼さんがいない以上、「ロカカカ」を探せる人間もいない。少なくとも、この杜王町で「ロカカカ」を見付け、「新ロカカカ」を再び育てるという事は不可能らしい。今こそ杜王スタジアムを探す時なんじゃね?とも思いますけど、とっくに枯れちゃってるかもね。そもそもの話、「壁の目」ではダメなのかな?となると……、南の島、行っちゃう?
病院の駐車場で、赤ちゃんを抱いた1人の女性がスマホを落としました。康穂が拾い、女性に手渡す。その時、康穂は気付きました。あの女性は、空条仗世文の母親の聖美さん!まさかの再会……と思いきや、定助はそっけない態度。それもそのはず。定助はとっくに知っていて、しかもすでに何度か出逢っていたと言うのです。カレラが教えてくれたそう。カレラ!久々にその名前が出たな~。読者が知らないだけで、エイ・フェックス兄弟戦の後に、定助はカレラと何気に再会していたのかもしれません。だとしたら、おいおいマジかって話ですが(笑)。あと、ダモカンの時にもって言ってるけど、ダモカンをブッ殺した時の通行人に聖美さんが紛れてたりしたんかね?最後の最後に、怒涛の勢いで次々とブッこんで来るなぁ。処理が追い付かないよ(汗)。


●聖美さんは、定助を見てもまったく気付かない。仗世文はずっと行方不明だが、彼女は捜索してもいないはず。彼女にはもう別の子が産まれ、新しくて違う生活もある。だから、気付かなくたって無理もない事。……悲観でも諦めでもなく、当たり前の事のように語る定助が切ない。自分は空条仗世文でもなく、吉良吉影でもなく、土の中からの「定助」。あの日、「壁の目」の土の下で目を醒ました時が、彼の「始まり」であり、一番最初の「想い出」。それより前の記憶は何も戻らない。ただ、その事実と現実を当たり前に受け入れている定助。
ところが、康穂はそんな定助のために余計な事をしていました。透龍くんも語っていた、「想い出」「夢」。「想い出」のもっと以前に「夢」というものが在るのなら、土の中から生まれる「夢」が在るのかもしれない。何もかも無くなった最後に残るものが「夢」だとしたら、何も無いところから最初に生まれる「夢」だって在るかもしれない。そんな希望を込めてか、さっき聖美さんのスマホを拾った時、『ペイズリー・パーク』で中に入ってみたらしいのです。
聖美さんのスマホの中は、写真でいっぱいでした。たくさんの仗世文の、昔の写真で。そう……、彼女は息子をずっと捜しているのです。それを知り、なんとも言えない表情を浮かべ、母の姿を探す定助。そこにはもう、母はいませんでした。まぁ、前にジョニィの親父にも似たような事言いましたけど(⇒これ)、溺れる息子を見殺しにした事は事実なんで、写真を残してるからといってチャラになるとは全然思いません。現に仗世文自身、母の愛なんてまるで信じちゃいなかったし。ですが……、それはそれ。かつての自分との「想い出」を大切にして、かつての自分を捜してくれている人がいる。これもまた事実。定助の心の「救い」にはならないまでも、心の「慰め」にはなるはずです。
それと、トリビア情報も。「仗世文 (じょせふみ)」という名前は、聖美さんの父親が子どもの頃、畑の道で拾った下駄に彫ってあった文字だったのです。大人になっても、その文字がずっと頭から離れず、とうとう孫に名付けてしまった。それが由来でした。……ん?って事は、空条仗世文はジョースターの血統とは無縁なの?いやいや、そうとは限りません。そうかもしれんし、そうじゃないかもしれんってだけ。どっかで血が繋がってる可能性はありますよね。ただ、今までずっとジョセフが浮気をする前提で話をしちゃってたんで、彼には大変申し訳ない事したなと思っております(笑)。濡れ衣かもしれないのに。いずれにせよ、ジョースター家もルーシーも東方家も「岩人間」も空条家も、ずっと昔からの「縁」で繋がっていた事が分かりました。


●駅前のフルーツパーラーにまでやって来ると、大弥ちゃんが迎えてくれました。お店には大弥ちゃんの他に、鳩ねーちゃん、常秀、密葉さん、つるぎちゃん、岩助が勢揃い。テーブルには、キレイで美味しそうなホールケーキがたくさん並んでいます。憲助さんが明日退院するようで、そのお祝いのケーキを選ぼうという話だったのでした。憲助さんの好みとか、一番人気とか、そういう基準で選ぼうとする大弥ちゃんを、鳩ねーちゃんがたしなめます。単なるお祝いというだけじゃなく、東方家の新しい始まりを意味するものにしないといけない、と。
そうです。東方家は永遠に失ってしまったのです。常敏と花都さんを……。そんな辛い時でも、不幸な時でも、贈って良いのがフルーツ。だから、みんなで選ぼう、と。その言葉に、みんなが耐え切れず、涙を流します。大弥ちゃんは気丈に選ぼうとしますが、考えはまとまらない。すると、つるぎちゃんが「定助がいい」 「定助が選んで…」と、お願いしてきたのです。そして、そっと定助に抱き付く。鳩ねーちゃんもそれに賛成。指名された定助が「えっ?オレが?ホントに選んじゃって大丈夫なの?」みたいに戸惑っていると、常秀も声を掛けてきます。「定助」 「選べよ」「ひとつ」と。もちろん大弥ちゃんも定助指名。定助が、みんなに頼られている。
そんな東方家の人々をどこか哀しげに、そして、どこか微笑ましそうに見つめ、そっと独りお店を後にする康穂。彼女の目にも涙が浮かぶ。そこに映るものは、紛れもない「家族」、でした。




ジョジョの奇妙な冒険 - PART8
『ジョジョリオン』



おわり



★今月は51ページ!…………。あぁ~~……、終わった……。終わってしまった~……。マジで?なんか実感湧かない。正直な気持ちを打ち明けると、最初はどう受け止めたらいいのかすら分かりませんでした。混乱しました。情報量がヤバイってのもあるし、その情報をもってしても明かされないままの謎も多く残るし、未解決の問題もあるし、さらっと流されすぎな事もいっぱいだし、まだまだ続きそうな雰囲気だし、…………ねぇ?ただ、一晩寝て、起きて、こうして自分なりに文章をまとめながら改めて読み返してみると、ラストはなんかガチで泣きそうになっちゃいました。あぁ、「ジョジョリオン」はこれでいいんだ。素直にそう思えました。
作者コメントは「ジョジョリオン10年間ありがとうございました! 少し休んで、新『JOJOLANDS(仮)』でお会いしましょう。」との事。さあ、来ましたよコレ。「JOJOLANDS (ジョジョランズ)」ですよコレ!第9部でしょコレ!!よっしゃ~ッ!未来には希望しかねーな!こんな世の中だけど、絶対生き抜いて、読んでやるぜッ!今回の話数が「最終話」ではなく普通に「#110」な事もあって、「ジョジョリオン」から地続きの続編と予想する声も多そうですが、私は時代も舞台も一気に飛んじゃうと見てます。「ジョジョリオン」のその後は過去編とかで語られるくらいで、基本、新しい物語になると思います。その辺の予想も後でじっくりと。
ずぅ~っと延期になったままだった金沢での原画展も、ついに開催が決定!来年2022年4月30日(土)~5月28日(土)までとなりました。図録も兼ねてた「ジョジョニクル」はありますが、是非、「ジョジョリオン」の原画をさらにプラスしてほしいですね。特に今回のカラー原画なんてマストでしょ。超期待してます!他にも、6部アニメやら「露伴」ドラマやらスピンオフコミックやら、様々な企画が冬に動く予定。「JOJOLANDS(仮)」も12月から連載スタートしないかなぁ?





< 今月の1コマ >


出典:ウルトラジャンプ 9月号(2021年)
59ページ


今月は、この1コマですよ。「ジョジョリオン」という物語のラストを飾るコマだから、ってワケではありません。第108話の寄り添う定助と康穂のコマと同じく、「ジョジョリオン」という物語のテーマが結実したコマだからです。
何も持たない孤独な少年だった定助に、互いに想い合い支え合える女性が出来、そして喜びと悲しみを分かち合える家族が出来た。定助の「孤独」という「呪い」は解けたのです。この絵を見てると、「みんな、やっと家族になれたんだな」って、しみじみ感じます。この家族なら、これから何があっても大丈夫。そう信じさせてくれるものが、確かに見えます。これもまた「福音」の証。だから、「ジョジョリオン」という定助の物語はこれで終わりなんですね。「完」じゃなく「終 (おわり)」ってのも、なんか、らしい気がしますよ。私も、定助に祝福を贈りたい。


では、最後に改めて。
荒木先生、10年間、本当にお疲れ様でした。愛に溢れた素晴らしい物語を、『ソフト&ウェット』なエンディングを、ありがとうございました!私も、定助や康穂の幸せを願ってます。
「JOJOLANDS(仮)」も楽しみに待ってます!どうか、くれぐれもお体にはお気を付けください。




(2021年8月19日)




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